五箇山の合掌造りの塗り絵
五箇山の合掌造りの特徴
白川郷といっしょの世界遺産
五箇山は、富山県南砺市の山あいにある地域だよ。
ここには、手のひらを合わせたような三角屋根の合掌造りの家がならぶ集落が、2つ残っているんだ。
相倉と菅沼という集落だよ。
1995年、岐阜県の白川郷の荻町といっしょに、「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界遺産に登録されたんだ。
白川郷の塗り絵は白川郷の合掌造りの記事にあるので、見くらべてみてね。
20棟の相倉、9棟の菅沼
相倉集落には、合掌造りの家が20棟残っているよ。山の中腹の、細長い平らな土地に家がならび、まわりを田んぼや畑、石垣、林がかこんでいるんだ。
菅沼集落は、合掌造りが9棟だけの小さな集落。庄川という川が大きく曲がるところにあって、三方を川にかこまれ、うしろは急な山になっているよ。
どちらの集落でも、いまも人がくらしているんだ。
白川郷から五箇山までは、車で30分ほど。白川郷と五箇山のあいだは「世界遺産バス」でも行き来できるので、いっしょにたずねる人も多いよ。
白川郷との見分け方
五箇山の合掌造りと白川郷の合掌造りは、よく似ているけれど、見分けるポイントがあるよ。
ひとつは入口の場所。白川郷の家は、屋根の長い辺のがわに入口があることが多いんだ。五箇山の家は、三角に見える面の下に入口があるよ。
もうひとつは屋根の角度。五箇山は、しめって重い雪がたくさんふるので、白川郷より屋根が急な家が多いんだ。60度近くもあるんだって。
1枚目の塗り絵は、三角の面の下にひさしと入口がある、五箇山らしい家を描いているよ。
冬は、屋根まで雪に
五箇山は、日本でも雪の多い地域だよ。冬には雪が2〜3メートルもつもり、多い年は4メートルをこえることもあるんだ。
急な屋根は、雪が自然にすべり落ちるようにするための、くらしの知恵なんだよ。
2枚目の塗り絵は、春に水を張った田んぼに、合掌造りがさかさまに映っているところ。3枚目は、上から見下ろした菅沼集落を描いているよ。
五箇山の合掌造りの色を塗るコツ
茅葺き屋根は、茶色と灰色で
合掌造りの屋根は、茅という草でできているよ。
新しい茅はうすい黄土色で、年月がたつと灰色がかった茶色になっていくんだ。
屋根全体をうすい茶色でぬってから、下のほうに少し灰色を重ねると、古い茅葺きらしくなるよ。
板壁はこげ茶、障子は白
三角の面や1階の壁は、こげ茶色の板張りだよ。
障子の窓は白いまま残すと、こげ茶の壁の中で窓がくっきり浮かび上がるんだ。
足もとの石垣は、灰色の石を1つずつ、少しずつこさを変えてぬってみよう。
田んぼの映りこみは、少しうすく
2枚目の絵では、田んぼの水に、家がさかさまに映っているね。
映りこみは、上の家と同じ色で、少しうすくぬるのがコツだよ。
水の色の水色やうすい緑を先にぬっておいて、その上に家の色をかるく重ねると、水に映っているように見えるんだ。
まわりの森は、黄緑とこい緑でかたまりごとにぬり分けてね。
集落は、屋根と田畑の色分けで
3枚目の菅沼集落は、茅葺き屋根、瓦屋根、田んぼ、畑、山の森がいっしょに描かれているよ。
茅葺きは茶色、瓦屋根はこい灰色や青、田んぼは水色、畑は黄緑と茶色、というように、ものごとに色を決めてぬると、細かい絵でもわかりやすくなるんだ。
山の木は、手前をあかるく、奥をこくすると、山のおくゆきが出るよ。
五箇山の合掌造りの豆知識
床下で、火薬の原料をつくっていた
五箇山は山深く、お米がほとんどとれない土地だったんだ。
そこで人々は、塩硝という火薬の原料づくりや、かいこを育てる養蚕、和紙づくりでくらしを立てていたよ。
塩硝は、家の床下の土に、草やかいこのふんをまぜて、何年もねかせてつくったんだ。広い屋根裏は、かいこを育てる場所に使われていたよ。
屋根は、少しずつふきかえる
茅葺きの屋根は、何十年かに一度、ふきかえが必要になるよ。
むかしは、村の人たちが力を合わせる結という助け合いで、大勢でふきかえをしてきたんだ。
五箇山では、屋根をいくつかに分けて、少しずつふきかえるやり方をしてきたよ。集落が小さくて人手が少なく、茅も一度にたくさん集められなかったからなんだって。
108枚の板の楽器「ささら」
五箇山には、「こきりこ節」という古い民謡が伝わっているよ。
この踊りで使われる楽器のひとつがささら。ヒノキのうすい板を108枚ひもでつないだもので、両はしを持って波打たせると、シャッシャッと音が鳴るんだ。
108という数は、人のなやみの数だと言われているよ。
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五箇山の合掌造りの家
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田んぼに映る相倉の合掌造り
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菅沼集落(細密)
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