大内宿の塗り絵
大内宿の特徴
山あいにのこる、江戸時代の宿場町
大内宿は、福島県の南のほう、下郷町の山あいにある町だよ。
むかし、会津若松と日光のほうを結ぶ下野街道という道があって、大内宿はその道ぞいの宿場町だったんだ。
宿場町というのは、旅をする人がとまったり、荷物や馬を次の町へ引きついだりする町のこと。
大内宿の人たちは、宿の仕事をしながら、田んぼや畑も作ってくらしていたよ。これを「半宿半農」というんだ。
30けんあまりの茅葺き屋根
大内宿の街道の両側には、茅葺き屋根の家が、ほぼ同じ間かくでずらりとならんでいるよ。
茅葺き屋根の家は30けんあまり。こんなにたくさんの茅葺き屋根が1本の道にならんでいる町は、日本でもめずらしいんだ。
1981年には、国の重要伝統的建造物群保存地区にえらばれたよ。昔の町並みを大切に残していく地区なんだ。
合掌造りとはちがう屋根
同じ茅葺きでも、白川郷や五箇山の合掌造りとは、屋根の形がちがうよ。
合掌造りは、手のひらを合わせたような急な三角の屋根だったね。
大内宿の屋根は寄棟といって、四方に向かってかたむいた屋根なんだ。
そして、どの家も、屋根の短い辺のがわを街道に向けてならんでいるよ。だから、道に立つと、同じ形の屋根がリズムよくならんで見えるんだ。
道の両わきを流れる水路
大内宿の街道の両わきには、きれいな水が流れる水路があるよ。
むかしは道のまん中を流れていたけれど、あとから両わきにつけかえられたんだ。
夏には、この水路で野菜や飲みものを冷やしているお店もあるよ。
町のいちばん奥の高台には見晴台があって、茅葺き屋根がならぶ町並みを上から見わたせるんだ。3枚目の塗り絵は、見晴台から見た雪の大内宿を描いているよ。
1枚目は、大内宿の家1けん
1枚目の塗り絵は、大内宿の茅葺きの家を1けんだけ描いているよ。
厚い茅の屋根が、かべより大きく前に張り出しているね。屋根のてっぺんには、小さな屋根のような棟おさえがのっているよ。
1階の正面には縁側があって、よしずの戸や格子の戸がならんでいるんだ。いまは多くの家が、おみやげ屋さんやおそば屋さんになっているよ。
大内宿の色を塗るコツ
茅葺き屋根は、こげ茶と緑
大内宿の屋根は、茅という草でできているよ。
古くなった茅はこげ茶色や灰色になり、ところどころにこけが生えて緑っぽくなっているんだ。
こげ茶をぬったあと、屋根の下のほうに少しだけ緑を重ねると、本物のような古い茅葺きになるよ。
白いかべと黒い柱のコントラスト
家のかべは、上が白いしっくい、下がこげ茶の板かべだよ。
白いところはぬらずに残し、柱を黒やこげ茶でしっかりぬると、きりっとした町家らしい見た目になるんだ。
よしずの戸は、うすい黄土色でぬってみよう。
街道の絵は、土の色と空の色
2枚目の街道の絵は、道をうすいベージュ、水路の石を灰色、水をうすい水色にしてみよう。
うしろの山は、秋なら赤・オレンジ・黄色、夏なら緑。季節を決めてぬると楽しいよ。
雪景色は、白をいかす
3枚目の雪の絵は、雪をぬらずに白いまま残すのがコツだよ。
そのかわり、空をうすい灰色や水色に、家のかべや木の幹をこい色にすると、雪の白さがぐっと引き立つんだ。
屋根の雪のかげになるところに、ほんの少しだけうすい水色をのせると、雪のふくらみが出るよ。
棟おさえを目立たせよう
屋根のてっぺんの棟おさえは、木や板でできているよ。
こげ茶や黒でぬると、屋根の形がきゅっと引きしまって見えるんだ。
大内宿の豆知識
ねぎ1本で食べるそば
大内宿の名物は、ねぎそばだよ。
なんと、長ねぎを1本まるごと、おはしのかわりにしてそばを食べるんだ。
ねぎは、食べながらかじって、薬味にもするよ。大内宿のおそば屋さんがくふうして始めた食べ方で、いまでは町の名物になっているんだ。
雪の灯りがともる、雪まつり
大内宿では、毎年2月の第2土曜日・日曜日に雪まつりが開かれるよ。
雪でつくった灯ろうを街道にならべて、火をともすんだ。
雪にうもれた茅葺き屋根の町に、やさしい灯りがならぶ景色は、とてもきれいなんだって。
屋根は、町の人たちで守る
茅葺き屋根は、何年かごとにふきかえが必要だよ。
大内宿では、町のまわりに茅場という、屋根にする茅を育てる場所を残しているんだ。
ふきかえは、町の人たちが力を合わせる結という助け合いで行われているよ。若い人たちも練習をして、技を受けついでいるんだ。
高遠そばという名前
大内宿のねぎそばは、高遠そばともよばれるよ。
高遠は、いまの長野県にある地名。高遠で育った殿さまが会津の殿さまになったことから、この名前がついたと言われているんだ。
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大内宿の茅葺きの家
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大内宿の街道
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雪の大内宿(細密)
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