倉敷美観地区の塗り絵
倉敷美観地区の特徴
川ぞいにひらけた、江戸時代の商人の町
倉敷美観地区は、岡山県倉敷市にある古い町並みだよ。
町のまん中を倉敷川が流れ、その両側に、白い壁の蔵や町家がならんでいるんだ。
倉敷は1642年に、江戸幕府が直接おさめる天領になったよ。
倉敷川は海とつながっていて、むかしは年貢のお米や品物を船で運んでいたんだ。川ぞいに蔵がたくさん建てられたのは、そのためなんだよ。
白壁と、なまこ壁
倉敷の蔵のいちばんの特徴は、白いしっくいの白壁と、なまこ壁だよ。
なまこ壁は、壁に四角い平らな瓦をはって、瓦と瓦のつなぎ目に、白いしっくいをかまぼこのように丸くもり上げてぬった壁なんだ。
もり上がったつなぎ目の形が、海の生き物のなまこに似ていることから、この名前がついたよ。
1枚目の塗り絵は、なまこ壁がくっきり見える蔵を描いているんだ。
柳の並木と、川舟
倉敷川の岸には、柳の並木がつづいているよ。
川では、船頭さんがこぐ小さな舟に乗って町並みをながめる「くらしき川舟流し」が楽しめるんだ。
舟に乗れるのは1そうに6人まで。水の上から見る白壁の町は、道から見るのとはまたちがった景色なんだって。
3枚目の塗り絵は、柳と川舟の乗り場を描いているよ。
国がえらんだ町並み
倉敷川のまわりの町並みは、1979年に国の重要伝統的建造物群保存地区にえらばれたよ。
白壁の白川郷の合掌造りや、格子の飛騨高山の町並み、茅葺きの大内宿と同じように、昔のくらしの形を大切に残している町なんだ。
同じ「古い町並み」でも、屋根や壁の色、形がこんなにちがうんだね。見くらべてみてね。
倉敷格子と、町家のつくり
倉敷の町家の1階には、倉敷格子という、この町ならではの格子があるよ。
太い縦の木のあいだに、上のはしを短く切った細い木が3本ずつならんでいる、少し変わった形なんだ。
屋根は、重なり合った瓦ぶき。白い壁、黒い瓦、木の格子の組み合わせが、倉敷らしい落ちついた町並みを作っているよ。
2枚目の塗り絵では、白壁の町家と、ひし形もようのなまこ壁の蔵が、川の水面に映っているところを描いているんだ。
倉敷美観地区の色を塗るコツ
白壁は、ぬらずに白く
倉敷の蔵の白壁は、ぬらずに白いまま残すのがいちばんきれいだよ。
そのかわり、屋根の瓦をこい灰色や黒でしっかりぬると、白壁がぱっと明るく見えるんだ。
なまこ壁は、灰色と白のもよう
なまこ壁は、四角い瓦のところを灰色や黒っぽい色、つなぎ目のもり上がったところを白にしよう。
四角をひとつずつていねいにぬると、白い線のもようがくっきりうかび上がるよ。
時間はかかるけれど、仕上がるととてもきれいなんだ。
川は、柳と空をうつして
倉敷川の水は、緑がかった水色でぬってみよう。
水面に映った白壁や柳は、上の建物と同じ色で、少しうすめにぬると、水に映っているように見えるんだ。
柳の葉は、黄緑と緑をまぜて、しだれた枝の形にそってぬってね。
舟と、石の岸
川舟は木の色、岸の石がきは灰色でぬってみよう。
石のひとつひとつで、灰色のこさを少しずつ変えると、石がきらしい手ざわりが出るよ。
空と水は、同じ色で
水面の映りこみの絵は、空と水を同じ水色でぬると、上と下がつながって、鏡のような水面になるよ。
水の中の建物は、上の建物より少しだけうすくぬるのがコツなんだ。
柳の枝は、線にそって
3枚目の柳は、垂れた枝の線にそって、上から下へ色えんぴつを動かしてぬってみよう。
葉の束ごとに、黄緑と緑をかえると、風にゆれる柳らしくなるよ。
倉敷美観地区の豆知識
日本ではじめての西洋美術館
倉敷美観地区には、大原美術館があるよ。1930年に開かれた、日本で最初の、西洋の美術を中心にした私立の美術館なんだ。
入口には、ギリシャの神殿のような太い柱がならんでいるよ。
白壁の蔵の町に、神殿のような建物がある景色は、倉敷ならではなんだ。
ツタにおおわれた、赤レンガの工場
美観地区のとなりには、倉敷アイビースクエアという赤レンガの建物があるよ。
もとは明治時代に建てられた、糸をつくる工場だったんだ。
壁をおおっているツタは、英語で「アイビー」ともいうよ。工場の中の暑さをやわらげるために植えられたものなんだって。
国産ジーンズのふるさと
倉敷市の児島という地区は、「国産ジーンズ発祥の地」とよばれているよ。
1965年に、日本ではじめて国内でぬったジーンズが作られたんだ。
美観地区には、デニムの小物を売るお店や、青い色のソフトクリームもあるんだよ。
夜の町並みのライトアップ
倉敷美観地区では、夜になると、白壁の蔵や柳が明かりでてらされるよ。
昼とはちがう、しっとりとした町並みを楽しむことができるんだ。
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なまこ壁の蔵
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倉敷川に映る町並み
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柳と川舟(細密)
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