ツバキ(椿)の塗り絵

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ツバキ(椿)の特徴(とくちょう)

冬(ふゆ)から春(はる)に咲(さ)く花(はな)

ツバキは、寒(さむ)い冬(ふゆ)から春(はる)にかけて花(はな)を咲かせる、日本(にっぽん)の木(き)だよ。
花(はな)が少(すく)ない季節(きせつ)に、赤(あか)やピンク、白(しろ)のあざやかな花(はな)を咲かせるんだ。
葉(は)は一年中(いちねんちゅう)みどりで、つやつやと光(ひか)っているのが特(とく)ちょうだね。
漢字(かんじ)では、木(き)へんに春(はる)と書(か)いて「椿(つばき)」。春(はる)を告(つ)げる木(き)という意味(いみ)なんだ。

ヤブツバキと、いろいろな品種(ひんしゅ)

山(やま)などに自然(しぜん)に生(は)えているツバキは、ヤブツバキという種類(しゅるい)だよ。
5まいの赤(あか)い花(はな)びらと、まん中(なか)に筒(つつ)のように集(あつ)まった黄色(きいろ)いおしべが特(とく)ちょうなんだ。
むかしから人々(ひとびと)に愛(あい)されてきて、花(はな)びらがたくさん重(かさ)なる八重咲きや、白(しろ)とピンクのしぼりもようなど、2000をこえる品種(ひんしゅ)が作(つく)られているよ。

メジロと椿(つばき)

ツバキの花(はな)には、あまいみつがたくさんあるよ。
花(はな)のまん中(なか)の筒(つつ)の奥(おく)に、みつがたまっているんだ。
冬(ふゆ)は虫(むし)が少(すく)ないので、ツバキの花粉(かふん)を運(はこ)んでいるのは、みつをすいに来(く)る鳥(とり)なんだ。
とくにメジロは、ツバキの花(はな)が大好(だいす)き。顔(かお)を花(はな)につっこんでみつをすうので、顔(かお)が花粉(かふん)で黄色(きいろ)くなることもあるよ。

3枚(まい)の塗(ぬ)り絵(え)

1枚目(まいめ)は、写真(しゃしん)をもとに描(えが)いた、赤(あか)いヤブツバキの花(はな)とつぼみ、つやのある葉(は)。
2枚目(まいめ)は、花(はな)びらがうずまきのように重なった、ピンクの八重咲きのツバキだよ。
3枚目(まいめ)は、雪(ゆき)をかぶったツバキの枝(えだ)に、メジロが2羽(わ)とまっている冬(ふゆ)の絵(え)。1羽(わ)は花(はな)に顔(かお)を近(ちか)づけて、みつをすっているね。
冬(ふゆ)の花(はな)には、サザンカの塗(ぬ)り絵(え)もあるよ。

むかしから愛(あい)された花(はな)

ツバキは、1000年以上前(ねんいじょうまえ)から日本(にっぽん)で大切(たいせつ)にされてきた花(はな)だよ。
お寺(てら)や神社(じんじゃ)、日本庭園(にっぽんていえん)によく植(う)えられていて、お茶(ちゃ)の席(せき)にかざる花(はな)としても人気(にんき)があるんだ。
江戸時代(えどじだい)には、ツバキの新(あたら)しい品種(ひんしゅ)を作るのが大(だい)ブームになって、たくさんのめずらしい花(はな)が生(う)まれたよ。
ヨーロッパにも伝(つた)わって、「カメリア」という名前(なまえ)で親(した)しまれているんだ。
冬(ふゆ)の寒さの中(なか)で、あざやかに咲(さ)くツバキを見(み)つけたら、メジロが来(き)ていないか、そっと見てみてね。
春(はる)の花(はな)の梅(うめ)とならんで、寒(さむ)い季節(きせつ)を明(あか)るくしてくれる花(はな)なんだ。

ツバキ(椿)の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

花(はな)びらは、あざやかな赤(あか)で

ヤブツバキの花(はな)びらは赤(あか)でぬろう。
花(はな)のまん中(なか)に近(ちか)いところをこい赤(あか)、ふちのほうを少(すこ)しうすくすると、ふっくらした花(はな)になるよ。
おしべは黄色(きいろ)、根(ね)もとの筒(つつ)の部分(ぶぶん)は白(しろ)やうすい黄色(きいろ)にしよう。

つやつやの葉(は)

ツバキの葉(は)は、表(ひょう)がつやつや、うらは少(すこ)し白(しろ)っぽい緑(みどり)をしているよ。
葉(は)はこい緑(みどり)でぬってから、葉(は)のまん中(なか)のすじにそって、細(ほそ)く白(しろ)く残(のこ)すと、つやつやに見えるよ。
光(ひかり)が当(あ)たるところを黄緑(きみどり)にするのもいいね。
枝(えだ)はうすい茶色(ちゃいろ)や灰色(はいいろ)にしてね。

八重咲きは、重なりを意識(いしき)して

2枚目(まいめ)の八重咲きの花(はな)は、外側(そとがわ)の花(はな)びらをこいピンク、まん中(なか)に近(ちか)い花(はな)びらをうすいピンクにすると、花(はな)の重なりがきれいに見えるよ。
花(はな)びら1まいずつ、根(ね)もとを少(すこ)しこくするのがコツなんだ。

メジロは、うぐいす色(いろ)

3枚目(まいめ)のメジロは、背中(せなか)を黄緑(きみどり)やうぐいす色(いろ)、おなかを白(しろ)っぽくぬろう。
目(め)のまわりの輪(わ)は、白(しろ)いまま残(のこ)すとメジロらしくなるよ。
雪(ゆき)は白(しろ)いまま、空(そら)をうすい水色(みずいろ)にすると、冬(ふゆ)の朝(あさ)の景色(けしき)になるんだ。

白(しろ)やしぼりのツバキも

ツバキには、白(しろ)い花(はな)や、赤(あか)と白(しろ)がまざったしぼりもようの花(はな)もあるよ。
1枚目(まいめ)の花(はな)を、白(しろ)やピンク、しぼりもようにぬりかえて、自分(じぶん)だけの品種(ひんしゅ)を作ってみるのも楽(たの)しいね。

ツバキ(椿)の豆知識(まめちしき)

花(はな)ごと落(お)ちる

ツバキの花(はな)は、花(はな)びらが1まいずつ散(ち)るのではなく、花(はな)がまるごとぽとりと落(お)ちるよ。
花(はな)びらとおしべが、根(ね)もとでくっついているからなんだ。
地面(じめん)に赤(あか)い花(はな)がたくさん落(お)ちているようすも、ツバキならではの景色(けしき)だよ。

つばき油(あぶら)

ツバキの実(じつ)の種(たね)からは、つばき油(あぶら)という油(あぶら)がとれるよ。
むかしから、髪(かみ)につけたり、料理(りょうり)に使(つか)ったりしてきたんだ。
東京都(とうきょうと)の伊豆大島(いずおおしま)や、長崎県(ながさきけん)の五島列島(ごとうれっとう)は、ツバキの名所(めいしょ)として知(し)られているよ。

サザンカとのちがい

ツバキとよくにた花(はな)に、サザンカがあるよ。
サザンカは、花(はな)びらが1まいずつ散り、ツバキより少(すこ)し早(はや)い、秋(あき)の終(お)わりから咲きはじめるんだ。
葉(は)も、サザンカのほうが少(すこ)し小(ちい)さめだよ。
花(はな)のまん中(なか)のおしべも、サザンカは筒(つつ)にならず、ばらばらに広(ひろ)がっているんだ。
花(はな)の落(お)ち方(かた)を見(み)ると、どちらか見分(わ)けられるよ。

ツバキの実(じつ)

ツバキは、花(はな)が終わると、ピンポン玉(たま)くらいのまるい実(じつ)をつけるよ。
秋(あき)になると実(じつ)がわれて、中(なか)から黒(くろ)くてかたい種(たね)が出(で)てくるんだ。
この種(たね)をしぼったものが、つばき油(あぶら)になるよ。