アメンボの塗り絵

難易度:

アメンボの特徴(とくちょう)

水の上(うえ)を歩(ある)く虫(むし)

アメンボは、池や田んぼ、流(なが)れのゆるやかな小川の水の上(うえ)でくらす虫(むし)だよ。
水にしずまずに、水面をすいすいとすべるように動(うご)くんだ。
この塗(ぬ)り絵(え)のアメンボは、日本(にっぽん)でいちばんよく見られる種類(しゅるい)で、体(からだ)の長さは11〜16ミリほどだよ。
雨上がりの水たまりにも、いつのまにかやって来ることがあるね。

脚は6本、長さがちがう

アメンボも昆虫(こんちゅう)なので、脚は6本だよ。
1枚目の、上(うえ)から見た塗(ぬ)り絵(え)で、脚を数えてみよう。
頭(あたま)の前(まえ)にある短(みじか)い2本が前脚、左右に大(おお)きく広げた長(なが)い2本が中脚、うしろへのびる長(なが)い2本が後(うし)ろ脚なんだ。
頭(あたま)の先から出ている細(ほそ)い2本は、脚ではなく触角(しょっかく)だよ。

3組の脚は、役わりがちがう

アメンボの脚は、それぞれ役わりがちがうよ。
中脚は、ボートのオールのように水をかいて、前(まえ)へ進むための脚。
後(うし)ろ脚は、進む向きを変える、かじの役わりをしているんだ。
短(みじか)い前脚は、えものをおさえるのに使(つか)うよ。

どうして水にしずまないの?

アメンボの脚の先には、水をはじく細かい毛が、びっしりと生えているよ。
水の表面には、うすいまくのようにぴんとはる力(ちから)があって、これを表面張力というんだ。
水をはじく脚と、軽い体(からだ)のおかげで、アメンボは水面にのっていられるよ。
アメンボが立っているところの水面は、脚におされて、少(すこ)しだけへこんでいるんだ。

水に落(お)ちた虫(むし)を食(た)べる

アメンボは、水面に落(お)ちた小(ちい)さな虫(むし)を食(た)べるよ。
虫(むし)が落(お)ちると水面に波が広がり、アメンボはその波を脚で感じとって、すばやくかけつけるんだ。
はりのような口(くち)をえものにさして、体(からだ)のしるをすうよ。
2枚目の、横(よこ)から見た塗(ぬ)り絵(え)では、長(なが)い脚で体(からだ)を水面からうかせているようすがわかるね。

上(うえ)からと横(よこ)から、くらべてみよう

1枚目は、池を上(うえ)からのぞいたときに見えるすがただよ。
長(なが)い脚を大(おお)きく広げているので、体(からだ)の重さが広(ひろ)い水面に分かれて、しずみにくくなるんだ。
2枚目を見(み)ると、体(からだ)が水面にふれずに、脚の先だけで立っていることがわかるね。
アメンボは、春(はる)から秋(あき)まで見られて、成虫(せいちゅう)のすがたで冬(ふゆ)をこすよ。

アメンボの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

体(からだ)は、こげ茶やこいグレーで

アメンボの体(からだ)の背中(せなか)は、黒(くろ)っぽいこげ茶色(ちゃいろ)だよ。
こげ茶やこいグレーでぬって、ふちのところだけ少(すこ)しうすくすると、細長(なが)い体(からだ)が立体的(りったいてき)に見えるね。
体(からだ)の横(よこ)やおなかがわは、銀色(ぎんいろ)っぽい白(しろ)なので、白(しろ)く残(のこ)すか、うすいグレーでぬろう。

細長(なが)い脚は、ゆっくりと

アメンボの脚は、とても細くて長(なが)いよ。
色(いろ)えんぴつの先をとがらせて、関節から関節まで、少(すこ)しずつぬっていこう。
脚は体(からだ)より少(すこ)しうすい茶色(ちゃいろ)にすると、体(からだ)とのちがいがはっきりするね。

大(おお)きな目(め)をめだたせよう

頭(あたま)の左右にある丸(まる)い目(め)は、こい茶色(ちゃいろ)や黒(くろ)でぬろう。
白(しろ)い点を少(すこ)し残(のこ)すと、目(め)が光(ひかり)って見えるよ。
頭(あたま)の先の触角(しょっかく)は、脚と同じ色(いろ)でぬるといいね。

水面をかきたしてみよう

ぬり終わったら、まわりを水色(みずいろ)でぬって、水面にしてみよう。
6本の脚の先に、小(ちい)さなまるい波をかきたすと、水の上(うえ)にうかんでいるように見えるよ。
ハスの葉や、水に落(お)ちた花(はな)びらをかきたしても楽(たの)しいね。

背中(せなか)のはねのすじを生かそう

1枚目の背中(せなか)には、たたんだはねのすじがかいてあるよ。
すじにそって、こげ茶とうすい茶色(ちゃいろ)をぬり分けると、はねが重なっているように見えるね。
胸の背中(せなか)は、少(すこ)し黄土色をまぜると、本物(ほんもの)の色(いろ)に近づくよ。

アメンボの豆知識(まめちしき)

名前(なまえ)は「あめ」のにおいから

アメンボは、つかまえると、あめのようなあまいにおいを出すよ。
体(からだ)が棒のように細長(なが)いので、「あめの棒」という意味で、アメンボとよばれるようになったといわれているんだ。
空(そら)からふる「雨(あめ)」ではなく、なめる「あめ」が名前(なまえ)のもとなんだね。

じつは、カメムシのなかま

アメンボは、カメムシやセミのなかまだよ。
はりのような口(くち)で、えもののしるをすうところが同じなんだ。
においを出すところも、カメムシににているね。

はねがあって、空(そら)を飛べる

アメンボの背中(せなか)には、はねがたたまれているよ。
はねを広げて飛(と)び、べつの池や水たまりへ引っこすことができるんだ。
できたばかりの水たまりにアメンボがいるのは、飛んできたからなんだね。

波で、なかまと合図をする

アメンボは、脚で水面をたたいて、小(ちい)さな波を作るよ。
その波で、なかまに自分(じぶん)のいる場所(ばしょ)を知らせたり、オスがメスに合図を送ったりするんだ。

水がよごれると、しずんでしまう

水にせっけんや洗剤がまじると、水の表面のぴんとはる力(ちから)が弱くなるよ。
すると、アメンボは水にうかんでいられなくなってしまうんだ。
洗剤のまじった水では、アメンボはくらせないんだね。