D51(デゴイチ)の塗り絵
D51(デゴイチ)の特徴
「デゴイチ」とよばれる蒸気機関車
D51は、石炭をもやして、お湯をわかし、そのじょう気の力で走る蒸気機関車だよ。
蒸気機関車は、英語の頭文字をとってSLともよばれているんだ。
D51は「デゴイチ」というよび名で、むかしからたくさんの人に親しまれてきたよ。
1936年から作られはじめ、重い荷物をのせた貨物列車を引いて、日本じゅうで活やくしたんだ。
日本でいちばん多く作られた機関車
D51は、ぜんぶで1,115両も作られたよ。
これは、電気機関車やディーゼル機関車をふくめても、日本の機関車の1つの形式として、いちばん多い数なんだ。
だから、「蒸気機関車といえばデゴイチ」といわれるほど、有名になったんだね。
今も、全国の公園や博物館に、たくさんのD51が大切に保存されているよ。
名前の「D」は、動輪の数
D51の「D」は、動輪が4組あるという意味だよ。
動輪は、じょう気の力でまわって、機関車を前へ進める大きな車輪のこと。
Aは1組、Bは2組、Cは3組、Dは4組をあらわしているんだ。
1枚目の塗り絵で、大きな動輪を数えてみてね。片がわに4つならんでいるよ。
動輪の前には小さな先輪、うしろには従輪があって、機関車をささえているんだ。
車輪をつなぐロッド
4つの動輪は、連結棒という長い棒でつながっていて、いっしょにまわるよ。
前のほうにあるシリンダーの中で、じょう気がピストンをおし、その力が主連棒という棒をとおして動輪に伝わるんだ。
走っているときは、この棒が大きく前後に動いて、とても力強く見えるよ。
1枚目の塗り絵で、動輪をつなぐ棒がどこからどこまでのびているか、指でたどってみよう。
顔のまわりの部品
先頭の大きな丸いふたは、煙室とびらだよ。
その上にはライトと煙突があり、煙突の前には、水をあたためる横長のつつがのっているんだ。
左右に立っている大きな板は除煙板といって、走るときの風で、けむりを上へながす役わりをしているよ。
とびらについているプレートには、「D51 408」や「D51 200」のように、1両ずつちがう番号が書かれているんだ。
うしろにつながる炭水車
機関車のすぐうしろには、炭水車という車両がつながっているよ。
炭水車には、もやすための石炭と、じょう気にするための水がつまれているんだ。
運転室では、機関士が運転し、機関助士がスコップで石炭をくべているよ。
D51(デゴイチ)の色を塗るコツ
黒い車体は、こいグレーで
蒸気機関車の車体は黒だよ。
まっ黒にぬりつぶすと、こまかい部品の線が見えなくなってしまうね。
こいグレーでぬって、ボイラーの上のほうを少しうすくすると、丸みが出てかっこよくなるよ。
部品ごとに、グレーのこさを少しずつ変えるのもおすすめだよ。
金色と赤で、ポイントを入れよう
ナンバープレートのふちと文字は金色、ボイラーの上の汽笛も金色だよ。
1枚目のD51 408は、動輪をつなぐ棒が赤くぬられているんだ。棒を赤、棒のふちを白や銀色にしてみよう。
車体の横を通る細い帯は白なので、ぬらずに残すと、きりっと見えるよ。
けむりは、白とグレーで
煙突から出るけむりは、グレーや黒っぽい色だよ。
車輪のあたりから出る白いものは、じょう気なので、白のまま残そう。
けむりのもくもくした形にそって、下のほうを少しこくぬると、ふくらんで見えるね。
客車と景色
D51 200が引く客車は、むかしの客車ににせたこげ茶色だよ。
3枚目の鉄橋は赤、橋をささえる石づみはグレーや茶色でぬってみよう。
まわりの木は、みどりに黄色や赤をまぜると、秋の山を走るSLになるよ。
先頭の丸いマーク
2枚目から4枚目の先頭についている丸い板は、列車の名前をしめすヘッドマークだよ。
中は空白にしてあるので、すきな絵や列車の名前を、自分でかいてみてね。
D51(デゴイチ)の豆知識
今も走っているD51
D51は、今も本物の線路を走っているよ。
D51 200は、山口県と島根県をむすぶ山口線で、「SLやまぐち号」を引いているんだ。
ふだんは京都鉄道博物館で大切に手入れされていて、2017年に、ふたたび本線を走れるようになったよ。
群馬県では、D51 498がSL列車を引いて走っているんだ。
ボイラーは、大きなやかん
機関車の長い胴体はボイラーといって、大きなやかんのようなものだよ。
運転室の前にある火室で石炭をもやし、ボイラーの中の水をわかして、じょう気を作るんだ。
走るには石炭と水がたくさんいるので、とちゅうの駅で、水をつぎ足すこともあるよ。
汽笛の音
蒸気機関車の汽笛は、じょう気をふき出して鳴らすよ。
「ポーッ」という大きな音は、遠くの山までひびくんだ。
出発するときや、トンネルに入る前、ふみきりの前などで鳴らして、合図をするよ。
向きを変える転車台
蒸気機関車は、前と後ろの形がちがうので、行き先で向きを変えるひつようがあるよ。
そのために、機関車をのせて、ぐるりとまわす転車台という大きな台が使われるんだ。
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D51 408(ななめ前から)
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走るD51 200
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鉄橋をわたるD51 200
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D51 200(正面から)
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