オオムラサキの塗り絵
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オオムラサキの特徴
日本の 国蝶! 美しい 紫の 貴婦人 🦋
オオムラサキは、日本に生息するタテハチョウの仲間では最も大きく、オスは羽の表側が鮮やかな紫色に輝く、とても美しいチョウです。この美しい姿から、日本の国蝶に選ばれています。
オオムラサキの英語名は Sasakia charonda です。この名前は、日本の昆虫学者であった佐々木忠次郎氏の名前にちなんで名付けられたと考えられています。また、「オオムラサキ」という和名は、その大きな羽と、メタリックに輝く美しい紫色の組み合わせから名付けられました。
どこに 住んでいるの?
オオムラサキは、主に日本(本州、四国、九州)のほか、朝鮮半島や中国、台湾といった東アジアの広い範囲に生息しています。
- 日本国内の生息地:かつては全国的に見られましたが、現在は雑木林が減ったため、生息地が限られています。特に、コナラやクヌギといった木が生えている里山の林を好みます。
- 特定の県や場所というより、関東地方から西の各地の里山で生息しています。環境保全の取り組みが行われている場所では、現在も比較的多く見られます。
体の 模様は どんな感じ?
オオムラサキは、オスとメスで羽の色が大きく違います。
- オス:羽の表側が、光の当たり方でメタリックに輝く美しい紫色をしています。縁には黒い模様があります。
- メス:オスよりも羽が一回り大きく、羽の色は茶色っぽい色をしています。オスのような紫の輝きはありませんが、迫力のある大きさです。
- 羽の裏側:オス・メスともに、羽の裏側は木や葉の色に似た茶色や灰色をしており、羽を閉じているときは敵から見つかりにくいようになっています。
どんなものを 食べるの?
オオムラサキは、成長の段階で食べるものが変わります。
- 幼虫:エノキという木の葉っぱだけを食べます。このエノキの木がないと、オオムラサキは生きていけません。
- 成虫:木の樹液を吸って栄養にします。とくにクヌギなどの木から出る樹液が大好きです。花の蜜ではなく、樹液を吸うのが特徴です。
一生は どのくらい?
オオムラサキは、年に1回だけ発生します。
- 夏に成虫となって飛び始め、秋にたまごを産みます。
- 冬は幼虫の姿で越冬し、春からまたエノキの葉を食べて成長します。
- 成虫として生きる期間は数週間と短いです。
オオムラサキの色を塗るコツ
色の選び方:オスの 紫の 輝きを 表現しよう!
オオムラサキのぬりえは、オスとメスの色を塗り分けるのが楽しいです。
- オスの紫:濃い青色と紫色を重ねて塗ってみましょう。光沢感を出すために、中心を明るい水色で塗ったり、黒の線をはっきりと描くと、輝いて見えるよ。
- メスの茶色:明るい茶色や黄土色をメインに、濃い茶色で模様や筋を塗ると、メスの力強い大きさが表現できます。
- 羽の裏側:灰色や薄い茶色で、木の幹のような色に塗ると、リアルに見えます。
塗り方の ヒント:羽の スジと 形を 意識しよう!
- 模様の表現:オオムラサキの羽には、細かいスジがたくさん入っています。このスジにそって色を塗ると、より本物らしい羽の感じが出ます。
- 立体感を出す:羽の根元(体に近い部分)は濃い色に、羽の先に行くほど薄い色にすると、羽が立体的に見えるよ。
ぬりえを 楽しむための ヒント!
- 自由に表現しよう!
- 本物の色にこだわらず、きみの「こんなオオムラサキがいたらいいな!」と思う色に塗っていいんだよ。七色のオスや、ピンクのメスも楽しいね!
- 背景を描き加えてみよう!
- オオムラサキがとまっているのは、どんな場所かな? クヌギの木の樹液を吸っているところや、エノキの葉っぱを描き加えると、もっと絵が生き生きするよ!
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オオムラサキ
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オオムラサキ2