オオルリアゲハの塗り絵
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オオルリアゲハの特徴
巨大な 羽に 輝く 青い 宝石!
オオルリアゲハは、トリバネアゲハの次に世界で二番目に大きなチョウとも言われる、オーストラリアのクイーンズランド州などに生息する巨大なアゲハチョウです。その羽は、光沢のある鮮やかな青色(瑠璃色)に輝き、その美しさから「青い宝石」と呼ばれています。
オオルリアゲハの英語名は Papilio ulysses です。この名前は、ギリシャ神話に登場する英雄ユリシーズ(ホメロスの叙事詩に登場するオデュッセウスのラテン名)にちなんで名付けられました。和名の「オオルリアゲハ」は、大きな(オオ)羽を持ち、瑠璃色(ルリ)のように美しい青色に輝くアゲハチョウであることから名付けられました。
どこに 住んでいるの?
オオルリアゲハは、オーストラリアとパプアニューギニアの特定の地域に生息しています。
- 生息地:主にオーストラリアのクイーンズランド州北東部の熱帯雨林や、パプアニューギニアの島々など、熱帯の気候の場所に生息しています。
- 日本には自然には生息していません。
体の 模様は どんな感じ?
オオルリアゲハの羽の模様は、とてもシンプルで、その青い輝きが際立っています。
- 羽の表側:黒色をベースに、羽の中央部分が鮮やかなメタリックブルー(瑠璃色)に輝きます。この青い部分が非常に広く、飛んでいるときに目立ちます。
- 羽の裏側:裏側は、表側の派手な青とは異なり、茶色や黒色の地味な色をしています。これは、羽を閉じて休んでいるときに、敵から見つかりにくいようカモフラージュするためです。
- 大きさ:羽を広げた大きさ(開張)は、14センチメートルを超える個体もいるほど、とても大きいです。
どんなものを 食べるの?
オオルリアゲハは、成長の段階で食べるものが変わります。
- 幼虫:ミカン科の植物であるホワイトボールという特定の木の葉っぱを食べます。この木が生えていることが、生息地を決める大切な条件になります。
- 成虫:花の蜜を吸って栄養にします。とくにブーゲンビリアなどの鮮やかな色の花が大好きです。
一生は どのくらい?
オオルリアゲハは、暖かい地域では年に何回か発生します。
- 成虫として生きる期間は数週間と短いです。
オオルリアゲハの色を塗るコツ
色の選び方:青い 輝きの グラデーションを 表現しよう!
オオルリアゲハのぬりえは、黒色と青い輝きのコントラストを美しく出すのがポイントです。
- 羽の黒地:羽のフチの部分を濃い黒色や紺色でハッキリと塗りましょう。
- 青の輝き:羽の中央の青い部分は、鮮やかな青(コバルトブルーなど)や水色を使いましょう。
- 光沢感を出すために、青い部分の真ん中を一番明るい水色にし、フチに向かって濃い青になるようにグラデーションで塗ると、光を反射しているように見えるよ。
- 裏側の模様:裏側を塗る場合は、濃い茶色や黒をベースに、灰色などで濃淡をつけて塗ると、リアルなカモフラージュの感じが出ます。
塗り方の ヒント:なめらかな 質感と 大胆な 色使い!
- メタリック感の出し方:色鉛筆やクレヨンを力を入れずに均一に塗り、その上から少し明るい青を重ねると、キラキラした光沢感が出ます。
- 立体感を出す:羽の根元(体に近い部分)は濃い色に、羽の先に行くほど薄い色にすると、羽が立体的に見えるよ。
ぬりえを 楽しむための ヒント!
- 自由に表現しよう!
- 本物の色にこだわらず、きみの「こんなオオルリアゲハがいたらいいな!」と思う色に塗っていいんだよ。金色の輝きや、ピンク色の体など、自分だけのオリジナルのチョウも楽しいね!
- 背景を描き加えてみよう!
- オオルリアゲハが飛んでいるのは、どんな場所かな? 熱帯雨林の鮮やかな花や、青い空、大きな木の葉っぱを描き加えると、もっと絵が生き生きするよ!
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オオルリアゲハ
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オオルリアゲハ2