モンキチョウの塗り絵
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モンキチョウの特徴
畑や草原を飛ぶ!黄色い紋を持つ元気なチョウ
モンキチョウは、シロチョウ科に分類されるチョウの仲間です。春から秋にかけて、黄色の翅と、真ん中にある黒い紋が目印で、畑や草原、河原などの日当たりの良い場所でよく見られます。とても活発に飛び回る、身近なチョウの一つです。
英語名と名前の由来
モンキチョウの英語名は「Clouded Yellow(クラウデッド・イエロー)」や、学名から「Colias erate」などと呼ばれることがあります。
- Clouded Yellowは、「雲がかかったような黄色」という意味で、モンキチョウの翅の明るい黄色と、そのふちにある黒い帯状の模様を表現しています。
- 和名のモンキは、翅の真ん中に黒い紋があり、地の色が黄色であることから、「紋黄蝶」と名付けられました。
活発で 小さな 姿
モンキチョウは、モンシロチョウと同じくらいの大きさで、翅を広げた長さは比較的小さいです。
- 翅を広げた長さ(開長)は、だいたい4センチメートルから5センチメートルくらいで、小さく軽やかに飛びます。
- 翅の地の色は、オスは明るく鮮やかな黄色、メスはオスよりも少し白っぽい黄色や白に近い色をしています。
- オスとメスのどちらも、翅の真ん中には黒い紋があり、翅のふちには太い黒い帯のような模様が入っています。この模様は、特にオスで目立ちます。
- 春に現れるモンキチョウは、夏以降に現れるものよりも体が小さく、翅の黒い模様が濃くなる傾向があります。
飛び方はとても素早く、地面の低いところを活発に飛び回ります。
どこに 住んでいるの?
モンキチョウは、日本全国の広い範囲に生息しています。
- 主な生息地:北海道、本州、四国、九州と、ほとんど全ての地域に分布しています。ただし、沖縄などの南の島では、別の種類のモンキチョウが見られることがあります。
- 生息する場所:草原、畑、河原、公園など、日当たりが良く、幼虫が食べるマメ科の植物が生えている場所に多く見られます。
どんなものを 食べているの?
- 成虫は、主に花の蜜を吸って生活しています。黄色い花や紫色の花など、さまざまな花に集まる様子が見られます。
- 幼虫は、マメ科の植物の葉を食べます。具体的には、クローバー(シロツメクサ)やレンゲソウ、アルファルファなどの葉を食べて育ちます。
モンキチョウの色を塗るコツ
色の選び方:黄色と黒の元気なコントラストを出そう!
モンキチョウは、鮮やかな黄色と濃い黒の組み合わせがポイントです。このコントラストをはっきりと出すと、元気に飛び回る様子が伝わります。
- 基本的な地の色:オスは明るい黄色やレモン色で、ムラなくしっかりと塗りましょう。メスは薄い黄色やクリーム色にすると、オスとの違いが出ます。
- 黒い模様:翅の中央にある黒い紋や、ふちの太い黒い帯は、濃い黒で力を入れて塗りましょう。この黒を濃く塗ることで、横の黄色がより際立って見えます。
- 裏側の色:翅の裏側は、表よりも少し薄い黄色や黄緑色で、小さな白い紋や黒い紋を塗ると、立体的に見えます。
模様の塗り方:素早い動きを表現しよう!
モンキチョウの活発な動きをイメージして、塗り方に強弱をつけてみましょう。
- グラデーション:翅の黄色い地の色に、少し薄い色や明るい色を混ぜて塗ると、翅に光が当たっているように見えて、立体感が出ます。
- 影の表現:翅と胴体の境目や、翅のふちの黒い帯のすぐ内側など、影になる部分に、濃いめの黄色を塗ると、翅が浮き上がって見えます。
- 体の色:胴体は、黒っぽい色で、上から黄色や黄緑色を少し重ね塗りすると、毛が生えているような柔らかい感じが出ます。
ぬりえを楽しむためのヒント!
- 自由に表現しよう!
- モンキチョウは、環境によって少しずつ色が違うことがあります。本物にこだわらず、きみの好きな黄色やオレンジ色で塗って、特別なモンキチョウを自由に表現してみよう。自由に表現しよう!
- 背景を描き足そう!
- モンキチョウが好きなクローバーやレンゲソウといったマメ科の植物、そして青い空などを背景に描き足すと、絵がもっと生き生きするよ!
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モンキチョウ
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