モルフォチョウの塗り絵
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モルフォチョウの特徴
宝石のような 輝きを 持つ 南米の チョウ!
モルフォチョウは、中南米の熱帯雨林に生息するチョウの仲間です。最大の特徴は、羽の表面が金属のような、まばゆい青色に輝くことです。この鮮烈な青色は、色が付いているのではなく、羽の表面の特殊な構造が光を反射することで生まれています。
モルフォチョウの英語名は Morpho です。この名前は、ギリシャ語の「morpho(美しい、形が良い)」に由来しています。その息をのむような青い輝きと、優雅な羽の形から、「美の女神」や「美しい形」という意味で名付けられました。
どこに 住んでいるの?
モルフォチョウは、主に中南米の熱帯雨林に生息しています。
- 生息地:メキシコ南部からブラジル、アルゼンチンにかけての、アマゾン川流域を中心とした熱帯の森が主な生息地です。
- 日本には自然には生息していませんが、湿気が多く、温暖な熱帯の環境を好みます。
体の 模様は どんな感じ?
モルフォチョウの羽の色は、種類や、羽の表と裏で大きく異なります。
- 羽の表側:多くの種類は、光沢のある鮮やかなメタリックブルー(青色)に輝いています。羽の縁は黒色で、青い輝きをさらに引き立てています。
- 羽の裏側:一転して、茶色や灰色をベースに、目玉模様(眼状紋)がたくさん入っています。これは、天敵から身を守るためのカモフラージュ(隠れるための模様)の役割を持っています。
- 大きさ:羽を広げた大きさ(開張)は、10センチメートルから20センチメートルくらいになる種類もあり、とても大きいです。
どんなものを 食べるの?
モルフォチョウは、成長の段階で食べるものが変わります。
- 幼虫:主にマメ科などの特定の植物の葉っぱを食べます。
- 成虫:花の蜜ではなく、主に腐った果実(フルーツ)や樹液を吸って栄養にします。地面に落ちた果物に集まっている姿がよく見られます。
一生は どのくらい?
モルフォチョウは、成虫として生きる期間は数週間から1ヶ月程度です。しかし、熱帯の環境では一年中見ることができます。
モルフォチョウの色を塗るコツ
色の選び方:神秘的な 青い 輝きを 表現しよう!
モルフォチョウのぬりえは、青の輝きと裏側の茶色のカモフラージュを塗り分けるのが楽しいです。
- 輝く青:濃い青色、コバルトブルー、水色を混ぜて塗りましょう。羽全体に均一に光沢感を出すために、色を薄く、何度も重ねて塗るのがポイントです。黒い縁とのコントラストをハッキリさせましょう。
- 裏側の茶色:裏側は、明るい茶色や黄土色をベースに、濃い茶色の線や目玉模様を丁寧に描きこんでみましょう。目玉模様の中心は、白や黄色を塗ると本物らしくなります。
塗り方の ヒント:光沢と カモフラージュを 使い分けよう!
- メタリック感の出し方:色の濃淡をつけてグラデーションにすると、光を反射しているように見えます。光が当たっている部分を少し明るい青にすると、より輝いて見えるよ。
- 立体感を出す:羽の根元(体に近い部分)は濃い色に、羽の先に行くほど薄い色にすると、羽が立体的に見えるよ。
ぬりえを 楽しむための ヒント!
- 自由に表現しよう!
- 本物の色にこだわらず、きみの「こんなモルフォチョウがいたらいいな!」と思う色に塗っていいんだよ。七色の羽や、ピンクと緑の組み合わせも楽しいね!
- 背景を描き加えてみよう!
- モルフォチョウが飛んでいるのは、どんな場所かな? 熱帯雨林の大きな木や鮮やかな花、腐ったフルーツを描き加えると、もっと絵が生き生きするよ!
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モルフォチョウ
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モルフォチョウ2
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モルフォチョウ3