ヘレナモルフォの塗り絵
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ヘレナモルフォの特徴
モルフォチョウの 女王! 輝く 青の 絶景!
ヘレナモルフォは、モルフォチョウの仲間の中でも、最も美しいとされ、「モルフォチョウの女王」とも呼ばれるチョウです。その羽の表側は、光の角度によって息をのむほど鮮やかで、深みのある青色に輝きます。この神秘的な輝きは、多くの昆虫愛好家を魅了しています。
ヘレナモルフォの英語名は Morpho rhetenor helena です。この名前は、ギリシャ神話に登場する「絶世の美女ヘレネ(トロイア戦争の原因となったスパルタ王妃)」にちなんで名付けられました。和名のヘレナモルフォも、その比類ない美しさが由来となっています。
どこに 住んでいるの?
ヘレナモルフォは、南米の特定の熱帯雨林にのみ生息しています。
- 生息地:主にブラジル(特にアマゾン川流域)やペルー、エクアドルなど、アマゾン熱帯雨林の深く限られた地域に生息しています。
- 日本には自然には生息していません。非常に限られた場所でしか見られないため、「幻のチョウ」とも呼ばれます。
体の 模様は どんな感じ?
ヘレナモルフォの羽の色は、他のモルフォチョウと比べても、特に青の光沢が広く、深く、見事です。
- 羽の表側:ほとんどがメタリックで鮮烈な青色に輝き、羽の縁と体が黒色です。この青い部分が非常に広く、青の面積が広いほど美しいとされます。
- 羽の裏側:一転して、茶色や灰色をベースに、大小の目玉模様が入っています。これは、羽を閉じて休んでいるときに、敵から見つかりにくいようカモフラージュするためです。
- 大きさ:羽を広げた大きさは、10センチメートルから15センチメートルくらいになる、大型のチョウです。
どんなものを 食べるの?
ヘレナモルフォは、成長の段階で食べるものが変わります。
- 幼虫:特定の植物の葉っぱを食べます。
- 成虫:花の蜜ではなく、主に腐った果実や樹液を吸って栄養にします。熱帯雨林の薄暗い林床で、落ちた果実に集まっている姿が見られます。
一生は どのくらい?
ヘレナモルフォは、成虫として生きる期間は数週間から1ヶ月程度です。
ヘレナモルフォの色を塗るコツ
色の選び方:青の 女王に ふさわしい 輝きを 表現しよう!
ヘレナモルフォのぬりえは、青のグラデーションとメタリックな質感を出すのが楽しいです。
- 輝く青:濃い青(ウルトラマリンやコバルトブルー)と明るい青(水色)を使い、羽全体に均一に光沢感が出るように塗ります。黒い縁との境目をはっきりさせ、青の輝きを際立たせましょう。
- 光沢感の表現:濃い青の上に、少しだけ薄い青や白を重ね塗りすると、光を反射しているように見えるよ。水色のサインペンや、銀色の色鉛筆を少しだけ使うのも効果的です。
- 裏側の茶色:裏側を塗る場合は、茶色をベースに、濃い茶色の目玉模様を丁寧に描きこんでみましょう。目玉の中心は白や黄色を塗ると本物らしくなります。
塗り方の ヒント:色の 重ね塗りで 深みを 出そう!
- メタリック感の出し方:色の濃淡をつけながら、薄く何度も色を重ねると、光の当たり方が変わって見えるモルフォチョウ特有の質感が出ます。
- 立体感を出す:羽の根元(体に近い部分)は濃い色に、羽の先に行くほど薄い色にすると、羽が立体的に見えるよ。
ぬりえを 楽しむための ヒント!
- 自由に表現しよう!
- 本物の色にこだわらず、きみの「こんなヘレナモルフォがいたらいいな!」と思う色に塗っていいんだよ。七色の輝きや、ピンク色のモルフォも楽しいね!
- 背景を描き加えてみよう!
- ヘレナモルフォが飛んでいるのは、どんな場所かな? 熱帯雨林の暗い森の中や、大きなシダ植物を描き加えると、もっと絵が生き生きするよ!
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ヘレナモルフォ