ゴクラクトリバネアゲハの塗り絵
難易度:
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ゴクラクトリバネアゲハの特徴
天国の 鳥の 翼を持つ 巨大な チョウ!
ゴクラクトリバネアゲハは、トリバネアゲハの仲間の中でも、特に羽の形が特徴的で美しいチョウです。その名前の通り、羽の形が極楽鳥(ゴクラクチョウ)の尾羽のように細長く尖っており、優雅に舞う姿はまさに天国の鳥のようです。オスは鮮やかな緑色に輝き、世界一美しいチョウの一つに数えられます。
ゴクラクトリバネアゲハの英語名は Ornithoptera paradisea です。この名前は、ギリシャ語の「Ornithos(鳥)」と「ptera(翼)」、そしてラテン語の「paradisea(楽園・極楽鳥)」が合わさったもので、その鳥の翼のような形と、極楽鳥のように美しい姿にちなんで名付けられました。
どこに 住んでいるの?
ゴクラクトリバネアゲハは、パプアニューギニアの特定の地域にのみ生息しています。
- 生息地:主にパプアニューギニアの熱帯雨林や山地に生息しています。
- 日本には自然には生息していません。非常に限られた場所でしか見られないため、保護の対象となっています。
体の 模様は どんな感じ?
ゴクラクトリバネアゲハの羽の形や色は、オスが特に豪華です。
- オスの特徴:
- 後羽が、細長く尖った尾のような形をしているのが最大の特徴です。
- 羽の表側は、光沢のある鮮やかな緑色や黄色に輝き、黒色と組み合わさって美しいコントラストを作ります。
- メスの特徴:
- オスよりも羽が一回り大きく、全体的に丸い形をしています。
- 色は茶色や黒色がベースで、白やクリーム色の大きな斑点模様が入っています。オスのような派手な輝きはありませんが、非常に巨大で堂々としています。
- 大きさ:羽を広げた大きさ(開張)は、オスで13センチメートルほど、メスは18センチメートルを超える種類もあります。
どんなものを 食べるの?
ゴクラクトリバネアゲハは、成長の段階で食べるものが変わります。
- 幼虫:主にウマノスズクサ科という特定の植物の葉っぱを食べます。この植物がないと生きていけません。
- 成虫:花の蜜を吸って栄養にします。大きな体を支えるために、たくさんの蜜を必要とします。
一生は どのくらい?
ゴクラクトリバネアゲハは、成虫として生きる期間は数週間から1ヶ月程度です。
ゴクラクトリバネアゲハの色を塗るコツ
色の選び方:極楽鳥の 翼のような 豪華な 色を 表現しよう!
ゴクラクトリバネアゲハのぬりえは、オスの鮮やかな緑と黒のコントラスト、そして細長い後羽の形を強調するのがポイントです。
- オスの後羽:羽の先端の細長い部分を特に意識して、鮮やかな緑色やエメラルドグリーンで塗りましょう。黒い部分との境目をハッキリとさせると、輝きが際立ちます。
- 輝き:緑色の中に、少しだけ明るい黄色や水色を重ね塗りすると、メタリックな光沢感が出て、より本物らしくなるよ。
- メスの模様:メスを塗る場合は、濃い茶色をベースに、白やクリーム色の模様を大胆に塗りましょう。メスらしい迫力を表現できます。
塗り方の ヒント:優雅な 形と 強い 輝き!
- メタリック感の出し方:濃い緑色の上に、力を入れずに薄く黄色を重ねると、光を浴びたような美しい光沢感が出ます。
- 立体感を出す:羽の根元(体に近い部分)は濃い色に、羽の先に行くほど薄い色にすると、羽が立体的に見えるよ。
ぬりえを 楽しむための ヒント!
- 自由に表現しよう!
- 本物の色にこだわらず、きみの「こんなゴクラクトリバネアゲハがいたらいいな!」と思う色に塗っていいんだよ。全身が金色に輝くチョウや、七色の羽も楽しいね!
- 背景を描き加えてみよう!
- ゴクラクトリバネアゲハが飛んでいるのは、どんな場所かな? 熱帯の大きな花やジャングルの深い緑を描き加えると、もっと絵が生き生きするよ!
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ゴクラクトリバネアゲハ
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ゴクラクトリバネアゲハ2