じゃがいもの塗り絵
難易度:
~


じゃがいもの特徴
大地のりんご!世界中で愛される万能な野菜
じゃがいもは、ナス科の植物で、土の中にできる地下の茎がデンプンを蓄えて丸く膨らんだものを食べます。イモ類の中でも世界中で栽培され、国によっては主食にもなるほど重要な作物です。フランスでは、ビタミンが豊富なことから「畑のりんご」とも呼ばれています。
名前の由来
じゃがいもの原産地は、南米アンデス高地です。日本へは、17世紀の初めにインドネシアのジャカルタから伝わったといわれています。
- じゃがいも:「ジャカルタから来たいも」という意味の「ジャガタライモ」という名前が、だんだん短くなって「じゃがいも」になったといわれています。
- 馬鈴薯:じゃがいもの別名として使われる漢字表記です。形が馬に付ける鈴に似ていたことからつけられたという説があります。
旬と 種類
じゃがいもは貯蔵性が高いため一年中お店に並びますが、収穫時期によって旬があります。
- 旬の時期:主な旬は6月〜9月頃です。
- 新じゃが:3月〜7月頃に出回る、茎や葉が青いうちに掘り出された若いじゃがいもです。皮が薄くみずみずしいのが特徴で、皮ごと食べられます。鹿児島県や長崎県などの暖かい地域、または北海道などで収穫されます。
- 主な産地:じゃがいもの生産には冷涼な気候が適しているため、日本国内では北海道産が約8割を占めています。
代表的な種類
- 男爵:ホクホクとした食感が特徴で、ポテトサラダやコロッケ、マッシュポテトなど、崩して使う料理に向いています。
- メークイン:煮込んでも崩れにくいのが特徴で、カレーや肉じゃがなどの煮込み料理に向いています。
豊富な 栄養と 注意点
じゃがいもは、主成分であるデンプン(炭水化物)の他に、たくさんの栄養素を含んでいます。
- ビタミンC:じゃがいもに豊富に含まれるビタミンCは、デンプンに包まれているため、煮たり茹でたりしても熱で壊れにくいという特徴があります。美肌効果や免疫力の向上に役立ちます。
- カリウム:体内の余分な塩分を外に出すのを助け、血圧の上昇を抑える働きがあります。
- 食物繊維:水に溶けやすい水溶性と、溶けにくい不溶性の両方の食物繊維を含み、お通じを良くするのに役立ちます。
注意が必要な部分
じゃがいもの芽や、光に当たって緑色になった皮には、ソラニンという有害な物質が含まれています。調理する時は、芽や緑色の皮をしっかりと取り除くようにしましょう。
じゃがいもの色を塗るコツ
色の選び方:品種や調理法で色を使い分けよう!
じゃがいものぬりえは、品種や、ふかしたものか煮たものかによって色を使い分けるのがコツです。
- 皮の色:一般的なじゃがいもは、薄い茶色や土っぽい黄土色で塗りましょう。男爵は丸いので影を丸く、メークインは細長いので縦に影を入れます。
- 新じゃがの皮:皮が薄いので、薄い茶色や肌色に近い色で塗るとみずみずしさが出ます。
- 中身の色:中身はクリーム色や薄い黄色、白を混ぜて塗ると、ホクホクした感じが出ます。キタアカリなど、中身が黄色い品種は鮮やかな黄色で塗りましょう。
- 煮込み料理:カレーや肉じゃがのように煮込んだじゃがいもは、表面に濃い茶色(つゆの色)を少し重ねて塗ると、味が染み込んでいるように見えます。
塗り方:ホクホク感とツヤを表現しよう!
じゃがいもの粉っぽいホクホク感と、煮込んだ時のツヤを塗り分けるのがポイントです。
- ホクホク感:男爵のようなホクホクしたじゃがいもは、色を少しザラザラしたタッチで塗ったり、薄い色を何度か重ね塗りしたりすると、粉っぽい質感が出ます。
- ツヤ:煮崩れしていないじゃがいも(メークインなど)は、濃い色で塗った中に、光が当たったような白い部分を少し残したり、細い線を入れたりすると、ツヤツヤした感じが出ます。
- 皮の質感:皮の表面に、ごく薄い線や、小さな点を描き足すと、じゃがいもらしいゴツゴツした皮の質感が表現できます。
ぬりえを楽しむためのヒント!
- 自由に表現しよう!
- ポテトサラダやフライドポテトなど、きみの好きなじゃがいも料理を想像して、背景や他の具材を描き足しても楽しいね。自由に表現しよう!
- 色々な色に挑戦!
- シャドークイーン(紫色のじゃがいも)やインカのめざめ(濃い黄色のじゃがいも)など、色々な品種のじゃがいもを調べて、カラフルな色で塗ってみるのも楽しいよ!
-
じゃがいも
-
じゃがいも2
-
じゃがいも3