トマトの塗り絵
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トマトの特徴
真っ赤な色で医者いらず!栄養満点な人気の野菜
トマトは、ナス科の植物で、ビタミンやリコピンなどの栄養が豊富に含まれた人気の野菜です。その栄養価の高さから、ヨーロッパでは昔から「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、健康に良いとされています。生でサラダにしたり、煮込んだり、ジュースにしたりと、様々な食べ方で親しまれています。
名前とリコピンの由来
トマトの原産地は、南米アンデス高地です。日本へは江戸時代に伝わりましたが、最初は鑑賞用として使われていました。明治時代になって、欧米から食用として改めて導入され、広まりました。
- リコピン:トマトの真っ赤な色は、リコピンという色素成分によるものです。リコピンは、老化やがんなどの病気を予防する抗酸化作用がとても強いことで知られています。
- うま味:トマトには、昆布などにも含まれるうま味成分のグルタミン酸が豊富に含まれており、料理の味を深くしてくれます。
旬と 種類
トマトはハウス栽培も盛んに行われているため一年中手に入りますが、本来の旬は夏です。
- 旬の時期:春から初夏にかけてが一番美味しくなると言われています。日本の産地は、暖かい時期に収穫される冬春トマト(主に熊本県、愛知県、栃木県など)と、涼しい時期に収穫される夏秋トマト(主に北海道、茨城県、福島県など)に分かれています。
- 大玉トマト:スーパーなどで一般的に見かけるトマトで、ピンク系と赤系に大きく分けられます。生食用として人気の「桃太郎」は、甘みと酸味のバランスが良いピンク系です。
- ミニトマト:大玉トマトに比べてリコピンが約3倍、ビタミンCが約3倍など、栄養価が高いのが特徴です。
- フルーツトマト:水や肥料を抑えるなど、特別な工夫をして甘みを凝縮させたトマトで、果物のように甘いのが特徴です。
豊富な 栄養と 食べ方
トマトは、様々な栄養素をバランスよく含んでいます。
- ビタミンC:トマトを一つ丸かじりするだけで、一日に必要なビタミンCの約4分の1を摂ることができます。美肌効果や免疫力の向上に役立ちます。
- ペクチン:皮などに含まれる水溶性食物繊維で、血液中のコレステロール値を下げる働きがあり、血液をサラサラにしてくれます。
- リコピンの吸収率:リコピンは熱に強く、油と一緒に加熱調理することで、生で食べるよりも吸収率が高まることが分かっています。リコピンを多く摂りたい時は、油で炒めたり、ソースにしたりするのがおすすめです。
トマトの色を塗るコツ
色の選び方:リコピンの「赤色」に挑戦しよう!
トマトのぬりえは、鮮やかで美味しそうな赤と、ツヤツヤした皮の質感を表現するのがコツです。
- 基本的な色:全体を鮮やかな赤色で、ムラなく丁寧に塗りましょう。
- 品種による色:
- 大玉トマト:生食用で人気のピンク系を塗る場合は、赤に白や薄いピンクを少し混ぜると、皮が薄い感じが出ます。
- ミニトマト:濃い赤や赤茶色で塗ると、味が濃く凝縮している感じが出ます。
- ヘタの色:ヘタは濃い緑色で、しなびていないハリのある色で塗ると、トマトが新鮮に見えます。
塗り方:ツヤと立体感を出してジューシーに!
トマトの丸みや、みずみずしいツヤを出すことで、本物そっくりになります。
- ツヤの表現:濃い赤で塗った中に、光が当たったような白い部分や薄いピンク色の光を入れましょう。このハイライトがツヤに見えて、トマトがジューシーに、新鮮に見えます。
- 立体感:トマトの下側やヘタの付け根など、光が当たらない部分に濃い赤や赤紫色で影をつけると、丸い立体感が表現できます。
- お尻の筋:トマトのお尻(ヘタと反対側)に、星のように放射線状に伸びる白い筋を描き足すと、実がぎゅっと詰まっている美味しいトマトに見えます。
ぬりえを楽しむためのヒント!
- 自由に表現しよう!
- 黄色やオレンジ色、黒色など、トマトには色々な品種があります。きみの好きな色で塗って、カラフルなトマトのぬりえにしても楽しいね。自由に表現しよう!
- 料理を描き足そう!
- サラダやミートソース、トマトジュースなど、きみの好きなトマト料理を想像して、背景や他の具材を描き足すと、絵がもっと生き生きするよ!
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トマト
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