ウグイスの塗り絵
ウグイスの特徴
春を 告げる 使者!ウグイス
ウグイスは、古くから日本人に愛されてきた「春告鳥」の別名を持つ鳥です。「ホーホケキョ」という美しい鳴き声を聞くと、多くの人が春の訪れを感じます。しかし、その姿を実際に見たことがある人は意外と少ない、恥ずかしがり屋な鳥でもあります。
名前の 由来と 英語表記
ウグイスという名前の由来には諸説ありますが、鳴き声の「ウー・グイ・ス」という聞きなしからきているという説が有力です。 英語では「Japanese Bush Warbler(ジャパニーズ・ブッシュ・ワーブラー)」と呼ばれます。「ブッシュ(茂み)」の「ワーブラー(さえずる鳥)」という意味で、藪の中に隠れて鳴くウグイスの習性をよく表しています。
どこに 住んでいるの?(生息地)
ウグイスは、日本全国の平地から山地の林、竹やぶ、笹やぶなどに生息しています。
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夏場は少し涼しい高原や山地へ移動し、冬場は平地の公園や庭先の茂みなどに降りてくることがあります。
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とても警戒心が強く、地面に近い低い茂みの中を好んで移動するため、声は聞こえても姿を見つけるのが難しい鳥です。
いつ 見られるの?(みられる季節)
「春の鳥」というイメージが強いですが、実は日本に一年中いる「留鳥」または「漂鳥」です。
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さえずりを始めるのが早春(2月〜3月ごろ)であるため、春の象徴とされています。
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冬の間は「チャッチャッ」という「笹鳴き」と呼ばれる地味な声で鳴き、藪の中で静かに過ごしています。
何を 食べて 大きくなるの?(食べ物)
ウグイスは季節によって食べるものを変える、雑食性の鳥です。
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夏場:繁殖期に必要な栄養を摂るため、ケムシ、クモ、甲虫などの昆虫類や幼虫を主に食べます。
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冬場:虫が少なくなる時期は、カキなどの果実や、植物の種子を食べて過ごします。
ウグイスと メジロの 違い
よく「ウグイス色」といって鮮やかな黄緑色をイメージする人がいますが、それは「メジロ」と混同されていることが多いです。
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ウグイス:体は「オリーブ色に近い茶褐色」で、目の上に薄い眉のような線があります。とても地味な色で、茂みに紛れるのに適しています。
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メジロ:体は「鮮やかな黄緑色」で、目の周りに白い輪っか(アイリング)があります。 梅の花に集まって密を吸うのはメジロであることが多く、絵画などで描かれる「梅に鶯」の姿は、見た目としてはメジロに近い色が使われることがよくあります。
ウグイスの色を塗るコツ
本物の「ウグイス色」を 表現しよう
ウグイスを本物らしく塗る一番のポイントは、派手な緑を使わないことです。
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背中や翼は、茶色に少しだけ緑を混ぜたような「オリーブドラブ」や「カーキ色」をベースにしましょう。
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お腹側に向かってだんだんと白や薄いグレーを混ぜていくと、野生の鳥らしい自然なグラデーションになります。
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目の上にある眉のような筋(眉斑)は、少し明るいベージュや白に近いグレーで塗ると、顔立ちがはっきりします。
羽の ふわふわ感を 出そう
鳥の羽はたくさんの細かい層でできています。
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全体をベタ塗りせず、色鉛筆や筆を短く動かして、細かい線を重ねるように塗ってみましょう。
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翼の先や尾羽の方は、少し濃い茶色や黒を混ぜると、シュッとしたかっこいい鳥の形が強調されます。
小さな 瞳に 命を 吹き込もう
ウグイスの目は、真っ黒でつぶらな瞳をしています。
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目の中心を一番濃い黒で塗り、端の方に小さな「白い光(ハイライト)」を一箇所残してみてください。
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これだけで、ウグイスが何かに注目しているような、生き生きとした表情になります。
背景の 花を 塗り分けよう
送っていただいた絵には「桜」や「梅」が描かれていますね。
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梅の花:梅の花は白や濃いピンク、薄いピンクなど、ウグイスの地味な体色と対照的な色で塗ると、画面がパッと華やかになります。
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桜の花:桜は淡いピンクで塗り、枝を少しゴツゴツとした濃い茶色で塗ることで、春らしい温かみのある1枚に仕上がります。
影を 入れて 立体感を 出そう
枝に止まっている様子をリアルにするために、足元や枝と接している部分に少し濃い影を入れてみましょう。
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ウグイスのお腹の下側に、少しだけグレーや薄い紫の影を入れると、体が丸々と膨らんでいるような立体感が出ます。
ウグイスの豆知識
春を告げる鳥だよ
ウグイスは春になると「ホーホケキョ」と美しく鳴き始めることから、昔から「春告鳥(はるつげどり)」と呼ばれて親しまれてきたんだ。寒い冬の間は「チャッチャッ」という地味な鳴き声だけれど、暖かくなるとみんなに春の訪れを教えてくれるよ。
メジロと間違えないでね
「ウグイス色」と聞くと鮮やかな黄緑色を想像する人が多いけれど、実際のウグイスは周りの木や土に溶け込むような「茶色っぽい緑色(オリーブ褐色)」をしているんだ。梅や桜の花によくやってくる鮮やかな黄緑色の鳥は、実は「メジロ」という別の鳥であることが多いんだよ。
「ホーホケキョ」の意味は?
ウグイスのオスが「ホーホケキョ」と大きな声で鳴くのには、他のオスに「ここは自分の縄張りだぞ」と知らせるためや、メスに対して「僕と結婚して!」とアピールするための大切な意味があるんだ。
日本トップクラスの歌の上手さ
ウグイスは、オオルリ、コマドリという鳥と一緒に「日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)」と呼ばれているよ。日本の鳥の中で、トップ3に入るほど歌が上手だと言われているなんて、とってもすごい鳥だね。
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ウグイス
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ウグイスと梅
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ウグイスと桜
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