富士山の塗り絵

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富士山の特徴(とくちょう)

日本一(にっぽんいち)の高(たか)さと美(うつく)しさを誇(ほこ)る象徴(しょうちょう)

富士山(ふじさん)は標高(ひょうこう)3776メートルを誇(ほこ)る、日本(にほん)で最(もっと)も高(たか)い山(やま)です。その美(うつく)しく均整(きんせい)の取(と)れた円錐形(えんすいけい)のシルエットは、古(ふる)くから日本(にほん)を代表(あらわ)するシンボルとして世界中(せかいじゅう)で知(し)られています。

「富士山(ふじさん)」といつから呼(よ)ばれるようになったのか?

富士山(ふじさん)という名前(なまえ)や「フジ」という呼び名がいつから使(つか)われ始(はじ)めたのか、その歴史(れきし)は今(いま)から1200年以上(ねんいじょう)も前(まえ)の奈良時代(ならじだい)までさかのぼります。

  • 奈良時代(ならじだい)(8世紀頃(せいきころ)): 日本最古(にっぽんさいこ)の歌集(かしゅう)である「万葉集(まんようしゅう)」や歴史書(れきししょ)「日本書紀(にほんしょき)」の中(なか)には、すでに「フジ」という名前(なまえ)が登場(とうじょう)しています。ただし、当時(とうじ)は現在(げんざい)使(つか)われている「富士(ふじ)」ではなく、「不尽山(ふじんさん)」や「福慈山(ふくじのやま)」といった異(こと)なる漢字(かんじ)が当(あ)てられていました。特(とく)に「不尽(ふじん)」には、山頂(さんちょう)の雪(ゆき)が年中(ねんじゅう)尽(つ)きることがないという意味(いみ)が込(こ)められていたと言(い)われています。

  • 平安時代(へいあんじだい)(9世紀(せいき)〜10世紀頃(せいきころ)): 現在(げんざい)の「富士(ふじ)」という漢字(かんじ)が広(ひろ)く使(つか)われ、定着(ていちゃく)していきました。日本最古(にっぽんさいこ)の物語(ものがたり)とされる「竹取物語(たけとりものがたり)(かぐや姫)」の結(むす)びの中(なか)で、帝(みかど)がかぐや姫からもらった不老不死(ふろうふし)の薬(くすり)を日本(にほん)で一番天(いちばんてん)に近(ちか)いこの山(やま)の山頂(さんちょう)で燃(も)やしたことから、命(いのち)が「不死(ふし)」の山(やま)となり、さらに「士(し)(優(すぐ)れた人(ひと)や武士(ぶし))に富(と)む山(やま)」という意味(いみ)を込(こ)めて「富士山(ふじさん)」と書(か)くようになったというドラマチックな伝説(でんせつ)が残(のこ)されています。

名前(なまえ)と英名(えいめい)の秘密(ひみつ)

英語(えいご)では「Mount Fuji」またはシンプルに「Mt. Fuji」と呼(よ)ばれ、世界共通(せかいきょうつう)のランドマークとして親(した)しまれています。 他(た)にも、他(た)に並(なら)ぶものがない唯一無二(ゆいいつむに)の存在(そんざい)を意味(いみ)する「不二(ふじ)」や、果(は)てしなく広がる様子(ようす)を表(あらわ)す「不尽(ふじん)」など、時代(じだい)や使(つか)われる漢字(かんじ)によってさまざまな美(うつく)しい意味(いみ)が込(こ)められてきた歴史(れきし)があります。

世界文化遺産(せかいぶんかいさん)としての価値(かち)

富士山(ふじさん)は2013年(ねん)に「富士山(ふじさん)-信仰(しんこう)の対象(たいしょう)と芸術(げいじゅつ)の源泉(げんせん)」として、ユネスコの世界文化遺産(せかいぶんかいさん)に登録(とうろく)されました。 単(たん)に自然(しぜん)として美(うつく)しいだけでなく、古(ふる)くから人々(ひとびと)が山(やま)を神聖(しんせい)なものとして崇(あが)める「富士信仰(ふじしんこう)」の対象(たいしょう)であったこと、そして葛飾北斎(かつしかほくさい)などの浮世絵(うきよえ)をはじめ、数多(かずおお)くの芸術作品(げいじゅつさくひん)にインスピレーションを与(あた)えてきた文化的背景(ぶんかてきはいけい)が世界的(せかいてき)に高(たか)く評価(ひょうか)されています。

富士山(ふじさん)の成り立(た)ちと火山(かざん)としての歴史(れきし)

富士山(ふじさん)は一(ひと)つの大(おお)きな山(やま)に見(み)えますが、実(じつ)は長年(ながねん)にわたる噴火(ふんか)によって何度(なんど)も溶岩(ようがん)や火山灰(かざんばい)が積(つ)み重(かさ)なってできた「成層火山(せいそうかざん)」です。 地質学的(ちしつがくてき)には、大(おお)きく分(わ)けて「先小御岳(さきこみたけ)」「小御岳(こみたけ)」「古富士(こふじ)」「新富士(しんふじ)」という4つの段階(だんかい)を経(へ)て、現在(げんざい)の美(うつく)しい姿(すがた)へと成長(せいちょう)しました。現在(げんざい)も活火山(かつかざん)に分類(ぶんるい)されており、地球(ちきゅう)のエネルギーを直(ちょく)に感(かん)じられるダイナミックなスポットでもあります。

富士山(ふじさん)を取り囲(かこ)む美(うつく)しい自然(しぜん)と「逆(さか)さ富士(ふじ)」

富士山(ふじさん)の麓(ふもと)には「富士五湖(ふじごこ)」と呼(よ)ばれる5つの美(うつく)しい湖(みずうみ)(河口湖(かわぐちこ)、山中湖(やまなかこ)、西湖(せいこ)、精進湖(しょうじんこ)、本栖湖(もとすこ))が広がっています。 特(とく)に、波(なみ)のない穏(おだ)やかな湖面(こめん)に富士山(ふじさん)の姿(すがた)が上下反転(じょうげはんてん)して映(うつ)り込む現象(げんしょう)は「逆(さか)さ富士(ふじ)」と呼(よ)ばれ、古(ふる)くから日本(にほん)のお札(さつ)のデザインにも採用(さいよう)されるほど格式(かくしき)高(たか)い絶景(ぜっけい)として知(し)られています。

富士山の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

四季折々(おりおり)の表情(ひょうじょう)を描(か)き分(わ)ける色彩設計(しきさいせっけい)

富士山(ふじさん)は季節(きせつ)や時間帯(じかんたい)によって全(まった)く異(こと)なるカラーリングを見せてくれます。どのようなテーマにするか、最初(さいしょ)に全体(ぜんたい)のトーンを決(き)めましょう。

  • 春(はる)・夏(なつ): 山肌(やまはだ)を「深(ふか)い青(あお)」や「藍色(あいいろ)」、あるいは「緑(みどり)」を混(ま)ぜたくすんだ色(しょく)で塗(ぬ)り、青々(あおあお)とした力強(ちからづよ)さを表現(ひょうげん)します。

  • 秋(あき)・冬(とう): 夕日(ゆうひ)に照(て)らされて山全体(やまぜんたい)が赤(あか)く染(そ)まる「赤富士(あかふじ)」をテーマにするなら、「朱色(しゅいろ)」や「ピンク」「オレンジ」の鮮(あざ)やかなグラデーションがおすすめです。

象徴的(しょうちょうてき)な「雪化粧(ゆきげしょう)」と山肌(やまはだ)のグラデーション

富士山(ふじさん)の代名詞(だいめいし)である、山頂(さんちょう)に美(うつく)しく積もった白(しろ)い雪(ゆき)をリアルに表現(ひょうげん)するテクニックです。

  • 雪(ゆき)の境界線(きょうかいせん): 山頂(さんちょう)の雪(ゆき)の部分(ぶぶん)は完全(かんぜん)に真っ白(しろ)なまま残(のこ)すのではなく、山肌(やまはだ)との境目(さかいめ)に「薄(うす)い水色(みずいろ)」や「ラベンダー色(しょく)」でうっすらと影(かげ)を入(い)れましょう。これにより、雪(ゆき)の立体感(りったいかん)と冷(つめ)たさが引(ひ)き立(た)ちます。

  • 山肌(やまはだ)の凹凸(おうとつ): 輪郭線(りんかくせん)に沿(そ)って、山頂(さんちょう)から麓(ふもと)に向(む)かって広がる谷(たに)の線(せん)を意識(いしき)し、影(かげ)になる部分(ぶぶん)を濃(こ)い「コバルトブルー」や「インディゴ」で細(こま)かく塗(ぬ)り分(わ)けると、岩肌(いわはだ)のゴツゴツとした存在感(そんざいかん)が出(で)ます。

桜(さくら)と富士山(ふじさん)のコントラストを極(きわ)める

桜(さくら)が前景(ぜんけい)に大(おお)きく描かれた構図(こうず)では、主役(しゅやく)である富士山(ふじさん)と桜(さくら)の距離感(きょりかん)を色(しょく)で表現(ひょうげん)します。

  • 主役(しゅやく)を引(ひ)き立てるピンク: 手前(てまえ)にある桜(さくら)は、明(あか)るい「ベビーピンク」や「チェリーピンク」を使って、一枚(いちまい)ずつ花(はな)びらを丁寧(ていねい)に塗(ぬ)りましょう。

  • 空気遠近法(くうきえんきんほう): 奥(おく)にある富士山(ふじさん)は、手前(てまえ)の桜(さくら)よりも少(すこ)し彩度(さいど)を抑(おさ)え、やや白(しら)みがかった「ブルーグレー」で塗(ぬ)ると、空気(くうき)の層(そう)を挟(はさ)んだような自然(しぜん)な奥行(おくゆ)きが生(う)まれます。

水面(すいめん)に映る「逆(さか)さ富士(ふじ)」の塗(ぬ)り方(かた)

湖(みずうみ)などの水面(すいめん)に映る富士山(ふじさん)を塗(ぬ)る際(さい)のポイントです。

  • 境界(きょうかい)を曖昧(あいまい)にする: 水面(すいめん)に映る富士山(ふじさん)は、本物(ほんもの)の富士山(ふじさん)よりも全体的(ぜんたいてき)に「少(すこ)し薄(うす)い色(しょく)」や「やや緑(みどり)がかった色(しょく)」で塗(ぬ)るのがコツです。

  • 水面(すいめん)の揺(ゆ)らぎ: 完全(かんぜん)に同(おな)じように塗(ぬ)るのではなく、水色(みずいろ)のペンや白(しろ)い消(け)しゴムを使って、横方向(よこほうこう)に細(ほそ)い「波(なみ)の線(せん)」を何本(なんぼん)かスッと入(い)れると、水面(すいめん)に反射(はんしゃ)しているリアルな質感(しつかん)が一気(いっき)に増(ま)します。

空(そら)と雲(くも)の配置(はいち)で空気感(くうきかん)を演出(えんしゅつ)する

富士山(ふじさん)を引(ひ)き立てるために、空(そら)のグラデーションを工夫(くふう)しましょう。

  • 青空(あおぞら)の基本(きほん): 空(そら)の上部(じょうぶ)を「濃(こ)い青色(あおいろ)」にし、富士山(ふじさん)の裾野(すその)に向(む)かってだんだん「薄(うす)い水色(みずいろ)」や「白(しろ)」へとグラデーションさせると、天高くそびえ立つ富士山(ふじさん)の高(たか)さが際立(きわだ)ちます。

  • 朝焼(あさや)け・夕焼(ゆうや)け: 「黄色(きいろ)」から「オレンジ」、そして「紫(むらさき)」へと変化(へんか)するグラデーションにすると、絵全体(えぜんたい)にドラマチックなストーリーが生(う)まれます。

富士山の豆知識(まめちしき)

日本(にほん)で一番(いちばん)高(たか)い山(やま)!その高(たか)さは?

富士山(ふじさん)の高(たか)さ(標高(ひょうこう))は「3776メートル」で、日本(にほん)でダントツの1位(い)を誇(ほこ)る山(やま)だよ。遠(とお)くから見ても美(うつく)しくそびえ立つその姿(すがた)は、日本(にほん)のシンボルとして世界中(せかいじゅう)の人々(ひとびと)に愛(あい)されているんだ。

実(じつ)は「3つの山(やま)」が重(かさ)なっている!?

きれいな円錐(えんすい)の形(かたち)をしているけれど、実(じつ)は最初(さいしょ)からあの形(かたち)だったわけではないんだ。大昔(おおむかし)から「何度(なんど)も噴火(ふんか)を繰(く)り返(かえ)して」、3つの異(こと)なる火山(かざん)が層(そう)のように重なり合(あ)ってできた、とってもダイナミックな山(やま)なんだよ。

「自然(しぜん)」ではなく「文化(ぶんか)」遺産(いさん)

2013年(ねん)にユネスコの世界遺産(せかいいさん)に登録(とうろく)された時(とき)、富士山(ふじさん)は自然遺産(しぜんいさん)ではなく「世界文化遺産(せかいぶんかいさん)」として選(えら)ばれたんだ。ただ自然(しぜん)が美(うつく)しいだけでなく、昔(むかし)から人々(ひとびと)が神聖(しんせい)な山(やま)としてお祈(いの)りしたり、たくさんの浮世絵(うきよえ)などの芸術作品(げいじゅつさくひん)のモデルになってきた歴史(れきし)が世界(せかい)に認(みと)められたんだよ。

初夢(はつゆめ)に見(み)るととってもラッキー!

お正月(しょうがつ)に見(み)る「初夢(はつゆめ)」で、見(み)ると縁起(えんぎ)が良(よ)いとされる順番(じゅんばん)に「一富士(いちふじ)、二鷹(にたか)、三茄子(さんなす)」という言葉(ことば)があるよ。一番目(いちばんめ)の富士山(ふじさん)は「無事(ぶじ)」や「日本一(にっぽんいち)」に掛(か)けられていて、とてもおめでたいものの代表格(だいひょうかく)なんだ。