ニイニイゼミの塗り絵

難易度:
~

ニイニイゼミの特徴(とくちょう)

名前(なまえ)の由来(ゆらい)と英語(えいご)での呼(よ)び方(かた)

ニイニイゼミは、その鳴(な)き声(こえ)が「チー…ニーニーニー…」と聞(き)こえることからその名前(なまえ)がついたと言(い)われているよ。漢字(かんじ)では「にいにい蝉」や「蟪蛄」と書(か)くんだ。 英語(えいご)では「Small Brown Cicada」や、研究者(けんきゅうしゃ)の名前(なまえ)をとって「Kaempfer cicada」と呼ばれているよ。見(み)た目(め)が茶色(ちゃいろ)くて小(ちい)さいセミ、という意味(いみ)そのままだね。

いつ見(み)れるの?見(み)れる時期(じき)

ニイニイゼミは、セミの仲間(なかま)の中(なか)でもかなり早(はや)くから姿(すがた)を現(あらわ)す種類(しゅるい)だよ。だいたい6月(がつ)の終(お)わりごろから8月(がつ)にかけて活動(かつどう)するんだ。 梅雨(つゆ)の終(お)わりごろに「ニーニー」という声(こえ)が聞こえ始(はじ)めたら、本格的(ほんかくてき)な夏(なつ)の始まりのサインだね。他(た)のセミたちが鳴(な)き止(や)む夕方(ゆうがた)ごろまで熱心(ねっしん)に鳴いていることもあるよ。

どこに住(す)んでいるの?住(す)んでいる地域(ちいき)

日本(にっぽん)では北海道(ほっかいどう)から九州(きゅうしゅう)まで、広(ひろ)い範囲(はんい)で見(み)ることができるよ。 都会(とかい)の公園(こうえん)や庭(にわ)にあるサクラの木(き)が大好(だいす)きで、よく幹(みき)に止(と)まっているんだ。乾燥(かんそう)に少(すこ)し弱(よわ)くて、適度(てきど)に湿り気のある場所(ばしょ)を好(この)む特徴(とくちょう)があるよ。他(た)のセミに比(くら)べて低(ひく)い位置(いち)に止(と)まっていることが多(おお)いから、子供(こども)たちでも見(み)つけやすいセミなんだ。

何(なん)を食(た)べているの?

ニイニイゼミは、木(き)の幹(みき)にストローのような口(くち)を刺(さ)して、樹液(じゅえき)を吸(す)って生(い)きているよ。 特(とく)にサクラやケヤキの木(き)を好(この)むんだ。幼虫(ようちゅう)のときは土(つち)の中(なか)で木(き)の根(ね)っこの汁(しる)を吸(す)って、何年(なんねん)もかけて大(おお)きくなるんだよ。

どれくらい生(い)きるの?寿命(じゅみょう)

セミは「一生(いっしょう)が短(みじか)い」というイメージがあるけれど、実(じつ)は土(つち)の中(なか)での生活(せいかつ)を含(ふく)めると結構(けっこう)長生(ながい)きなんだ。

  • 土(つち)の中(なか)(幼虫(ようちゅう)): だいたい4年(ねん)から5年(ねん)くらい。

  • 地上(ちじょう)(成虫(せいちゅう)): 殻(から)を脱(ぬ)いで大人(おとな)になってからは、だいたい2週間(しゅうかん)から1ヶ月(かげつ)くらい。 昔(むかし)は1週間(しゅうかん)と言(い)われていたけれど、最近(さいきん)の研究(けんきゅう)ではもっと長(なが)く生(い)きることもわかってきているんだよ。

かくれんぼの達人(たつじん)!見(み)た目(め)の特徴(とくちょう)

ニイニイゼミは、体長(たいちょう)が2センチから2.5センチくらいの小(ちい)さなセミだよ。 最大(さいだい)の特徴(とくちょう)は、そのカモフラージュ(迷彩模様(めいさいもよう))なんだ。体全体(たいぜんたい)が茶色(ちゃいろ)やグレー、薄(うす)い緑色(みどりいろ)が混(ま)ざったような複雑(ふくざつ)な模様(もよう)をしていて、木(き)の幹(みき)に止まるとどこにいるのか全(まった)くわからなくなるんだよ。これは天敵(てんてき)の鳥(とり)などに見(み)つからないためのすごい工夫(くふう)なんだ。

抜け殻(から)の秘密(ひみつ):泥(どろ)だらけの服(ふく)

ニイニイゼミの抜け殻(から)は、他(た)のセミと比(くら)べるとすぐに見(み)分(わ)けることができるよ。 他(た)のセミの抜け殻(から)はツルツルしているけれど、ニイニイゼミの抜け殻(から)は全身(ぜんしん)が泥(どろ)で汚(よご)れているんだ。これは幼虫(ようちゅう)が湿(しめ)った土(つち)の中(なか)で生活(せいかつ)しているからで、泥(どろ)がついたまま羽化(うか)するからなんだよ。形(かたち)も丸(まる)っこくて小(ちい)さいのが特徴(とくちょう)だね。

ニイニイゼミの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

迷彩模様(めいさいもよう)を再現(さいげん)してみよう

ニイニイゼミをリアルに塗(ぬ)るなら、単色(たんしょく)で塗らないのがポイントだよ。

  • ベースの色(いろ): まずは全体(ぜんたい)を「明(あか)るい茶色(ちゃいろ)」や「グレー」で薄く塗(ぬ)ってみよう。

  • 模様(もよう)をつける: その上(うえ)から「こげ茶色(ちゃいろ)」や「黒(くろ)」、「くすみのある緑色(みどりいろ)」を小(ちい)さな点(てん)や短(みじか)い線(せん)でランダムに乗(の)せていくんだ。

  • 木(き)の幹(みき)に似(に)せる: 止(と)まっている木(き)の幹(みき)と同(おな)じような色使(いろづか)いにすると、かくれんぼが得意(とくい)なニイニイゼミらしさがグッと増(ま)すよ。

羽(はね)の模様(もよう)と透け感の出(だ)し方(かた)

ニイニイゼミの羽(はね)は、透明(とうめい)な部分(ぶぶん)と模様(もよう)がある部分(ぶぶん)が混(ま)ざっているんだ。

  • 羽(はね)の模様(もよう): 羽(はね)の全体(ぜんたい)に広がる複雑(ふくざつ)な模様(もよう)を「茶色(ちゃいろ)」や「黒(くろ)」で丁寧(ていねい)に塗(ぬ)ろう。

  • 透明感(とうめいかん)を出す: 模様(もよう)のない部分(ぶぶん)は塗(ぬ)り残(のこ)すか、ごく薄(うす)い水色(みずいろ)やグレーを入(い)れると、透(す)き通(とお)った感(かん)じが出(で)るよ。

  • 羽化(うか)したての神秘的(しんぴてき)な色(いろ): 羽化(うか)してすぐのニイニイゼミを塗(ぬ)るなら(「ニイニイゼミの羽化(うか)した様子(ようす)」のような絵(え))、体(からだ)や羽(はね)を「ごく薄(うす)いエメラルドグリーン」や「白(しろ)」で塗(ぬ)ってみて。これから色(いろ)が濃(こ)くなっていく、神秘的(しんぴてき)な瞬間(しゅんかん)を表現(ひょうげん)できるよ。

抜け殻(から)と木肌(きはだ)の質感(しつかん)を分(わ)ける

羽化(うか)のシーンを塗(ぬ)る時(とき)は、3つの質感(しつかん)を塗(ぬ)り分けよう。

  • 木(き)の幹(みき): 縦(たて)に長(なが)い線(せん)を描(か)くようにして、ゴツゴツした樹皮(じゅひ)を表現(ひょうげん)しよう。

  • 抜け殻(から): 「泥(どろ)の色(いろ)(黄土色(おうどいろ)や茶色(ちゃいろ))」を使(つか)い、少(すこ)しマットな(光(ひか)らない)感(かん)じで塗(ぬ)ると泥(どろ)っぽさが出(で)るよ。

  • セミの体(からだ): 抜け殻(から)から出てきたばかりの体(からだ)は、しっとりと濡(ぬ)れているように見(み)せるため、少(すこ)し光(ひかり)を反射(はんしゃ)しているような白(しろ)い部分(ぶぶん)を残(のこ)すのがコツだよ。

足(あし)の先(さき)の細(こま)かなディテール

セミの足(あし)は、木(き)にしっかりしがみつくためにトゲトゲしているんだ。

  • 足(あし)の関節(かんせつ): 足(あし)の関節(かんせつ)の部分(ぶぶん)を少(すこ)し濃(こ)い色(いろ)で塗(ぬ)ると、力強(ちからづよ)さが出(で)るよ。

  • お腹(なか)の節(ふし): お腹(なか)側(がわ)が見(み)えている構図(こうず)なら、節(ふし)の一段一段(いちだんいちだん)に影(かげ)を少(すこ)し入(い)れると、丸みが出て立体的(りったいてき)になるよ。

夏(なつ)の訪(おとず)れを教(おし)えてくれる、小(ちい)さくてたくましいニイニイゼミ。きみの観察力(かんさつりょく)と色使(いろづか)いで、木(き)の幹(みき)に完璧(かんぺき)に溶(と)け込(こ)む不思議(ふしぎ)なセミを完成(かんせい)させてあげてね!

ニイニイゼミの豆知識(まめちしき)

夏(なつ)の始まりを教(おし)えてくれるよ

ニイニイゼミは、梅雨(つゆ)の終(お)わり頃(ごろ)から「チー」という高(たか)い声(こえ)で鳴(な)き始(はじ)めるんだ。他(た)のセミよりも早(はや)い時期(じき)から姿(すがた)を現(あらわ)すから、夏(なつ)が来(き)たことを一番(いちばん)に教(おし)えてくれるセミとして親(した)しまれているよ。

木(き)の幹(みき)に隠(かく)れる「かくれんぼ名人(めいじん)」

体(からだ)の色(いろ)が木(き)の皮(かわ)にそっくりなまだら模様(もよう)をしているから、木(き)に止(と)まっていると「どこにいるのか全(まった)く分からない」くらい上手(じょうず)に隠(かく)れることができるんだ。鳥(とり)などの敵(てき)に見(み)つからないための、すごい忍法(にんぽう)だね。

泥(どろ)んこまみれの抜け殻(から)

セミの抜け殻(から)を見(み)つけた時(とき)、それが「泥(どろ)だらけで丸っこい形(かたち)」だったらニイニイゼミの可能性(かのうせい)が高(たか)いよ。幼虫(ようちゅう)の時(とき)に湿(しめ)った泥(どろ)っぽい土(つち)の中(なか)で育(そだ)つから、全身(ぜんしん)に泥(どろ)をくっつけたまま木(き)に登(のぼ)って羽化(うか)するんだ。

セミには珍(めずら)しい「模様(もよう)のある羽(はね)」

ミンミンゼミやクマゼミなど、多くのセミの羽(はね)は透明(とうめい)なことが多(おお)いけれど、ニイニイゼミの羽(はね)には「細(こま)かい複雑(ふくざつ)な模様(もよう)」が入(はい)っているんだ。これも木(き)に化(ば)けるための大切(たいせつ)な迷彩服(めいさいふく)の役割(やくわり)をしているよ。

意外(いがい)と低(ひく)い場所(ばしょ)にいる?

セミは高(たか)い木(き)の上(うえ)にいるイメージがあるけれど、ニイニイゼミは「大人(おとな)の目(め)の高さや低(ひく)い枝(えだ)」にもよく止(と)まっているよ。近(ちか)づいてもギリギリまで逃(に)げずにじっとしていることが多(おお)いから、そっと探(さが)して観察(かんさつ)してみてね。