菊(キク)の塗り絵
菊(キク)の特徴
秋を代表する日本の花
菊は、秋に咲く、日本でとても大切にされてきた花だよ。
10月から11月にかけて、黄色、白、ピンク、むらさきなど、いろいろな色の花を咲かせるんだ。
細長い花びらがたくさん集まって、1つの花になっているのが特ちょうだね。
葉は、ふちがぎざぎざに深く切れこんだ形をしているよ。
いろいろな形の菊
菊には、とてもたくさんの種類があるよ。
花びらがぎっしり重なって、ボールのようにまるくなる厚物。
細い管のような花びらが、花火のように長くのびる管物。
小さな花がたくさん集まって咲く小菊もあるんだ。
同じ菊とは思えないくらい、形がちがうね。
菊まつりと菊人形
秋になると、日本の各地で菊花展や菊まつりが開かれるよ。
育てた菊の鉢をならべて、花の大きさや形の美しさをくらべるんだ。
菊人形は、人形の着物の部分を、たくさんの生きた菊の花で作ったもの。
11月3日の文化の日のころは、ちょうど菊の見ごろなんだよ。
有名なのは、福島県の二本松や、大阪府の枚方などの菊人形で、たくさんの人が見に来るんだ。
6枚の塗り絵
1枚目から3枚目は、本物の写真をもとに描いた菊だよ。1輪の菊、大きな厚物のアップ、そして細い花びらの管物なんだ。
管物の花の下にある丸い輪は、輪台という、大きな花を支える道具だよ。
4枚目は菊花展の鉢植え、5枚目はお城の菊まつりと菊人形、6枚目は、塗りやすい1輪の大菊だよ。
秋の花では、コスモスやススキの塗り絵もあるよ。
菊を育てる人たち
菊花展にならぶ大きな菊は、春に小さな苗を植えて、半年かけて育てたものだよ。
とくに大菊は、1本の茎に1つの花だけを咲かせるように、ほかのつぼみを取って、花に栄養を集めるんだ。
毎日の水やりや、雨や風から守る手入れをして、やっと秋に大きな花が咲くよ。
菊花展では、育てた人の名前が札に書かれて、花の美しさがくらべられるんだ。
近くで菊花展が開かれていたら、ぜひ見に行ってみてね。
花のよいかおりも楽しめるよ。
菊(キク)の色を塗るコツ
花びらは、根もとをこく
菊の花びらは、中心に近いほどこい色、外側ほどうすい色にすると、ふんわりした立体感が出るよ。
黄色の菊なら、中心をオレンジ、外側をレモン色にしてみよう。
花びらの重なったかげの部分に、少しこい色を重ねるのがコツなんだ。
色を選んで、自分だけの菊に
菊には、黄色、白、ピンク、むらさき、赤など、たくさんの色があるよ。
白い菊は、真っ白のまま残さずに、うすい黄緑やうすいクリーム色を中心にのせると、白い花らしく見えるんだ。
管物の細い花びらは、1本ずつ同じ向きにぬると、すっきりきれいにしあがるよ。
葉は、こい緑で
菊の葉は、こい緑や青みのある緑でぬろう。
葉のすじを白く残したり、少しうすい緑でなぞったりすると、本物らしくなるよ。
茎は黄緑、輪台は灰色や銀色にしてね。
鉢は茶色やこげ茶でぬると、花の色が引き立つよ。
菊人形は、着物の柄のように
5枚目の菊人形は、着物の部分の小さな菊を、色ごとにぬり分けると、着物の柄のようになるよ。
お姫さまはピンクや赤、武者は黄色や白の菊にすると、はなやかになるんだ。
背景を足してみよう
1枚目と6枚目は背景がないので、うしろにうすい水色の空や、黄色や赤の紅葉をかき足すと、秋らしい絵になるよ。
菊(キク)の豆知識
パスポートの菊
日本のパスポートの表紙には、菊の花の紋が描かれているよ。
菊は、皇室の紋章にも使われている、日本を代表する花なんだ。
50円玉の表にも、菊の花がデザインされているよ。
中国から来た花
菊は、もともと中国から日本に伝わった花だと言われているよ。
日本に来たのは、1300年ほど前の奈良時代のころだと考えられているんだ。
奈良時代や平安時代には、長生きの力がある花として大切にされたんだ。
9月9日の重陽の節句は「菊の節句」ともよばれ、菊の花を浮かべたお酒を飲んで長生きを願ったよ。
食べられる菊
菊の中には、花を食べられる食用菊もあるよ。
おさしみにそえられている小さな黄色い菊を見たことがあるかな。
山形県や新潟県では、むらさき色の菊の花びらをおひたしにして食べるんだ。
花びらは、じつは小さな花
菊の花びらの1枚1枚は、じつはそれぞれが小さな花なんだ。
小さな花がたくさん集まって、1つの大きな花のように見えているよ。
ヒマワリやタンポポも、同じしくみの花なんだ。
1つの菊の花には、数百もの小さな花が集まっていることもあるよ。
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1輪の菊(写真から)
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大菊・厚物のアップ(写真から)
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管物の菊と輪台(写真から)
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菊花展の鉢植え
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菊人形と菊まつり
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1輪の大菊
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