カレイ(鰈)の塗り絵
カレイ(鰈)の特徴
平たい体の海の魚
カレイは、海の砂やどろの底でくらしている、平たい体の魚だよ。
「カレイ」は1つの種類の名前ではなく、よくにたたくさんの種類のなかまをまとめたよび名なんだ。
この塗り絵のカレイは、日本の湾の浅い海に多いマコガレイだよ。
長さは30〜40センチほどで、煮つけやからあげ、おさしみで食べられているね。
目が2つとも右がわにある
カレイのいちばんのふしぎは、目が2つとも体の右がわにあることだよ。
目のある面を上にして、おなかを手前に置くと、頭が右を向くんだ。
よくにたヒラメは反対に、目が左がわにあるよ。
これを「左ヒラメに右カレイ」といって、2つを見分けるときの合言葉になっているんだ。
1枚目の塗り絵で、2つの目がどこにあるか、指でさしてたしかめてみてね。
生まれたときは、ふつうの魚の形
カレイの赤ちゃんは、生まれたときはふつうの魚と同じように、体の両がわに目が1つずつあるよ。
水の中をただよいながら大きくなるうちに、左の目が少しずつ頭の上をこえて、右がわへ動いていくんだ。
目が右にそろうころには、体をたおして、海の底でくらすようになるよ。
ヒラメとは、目が動いていく向きが反対なんだね。
小さな口で、砂の中のえさを食べる
カレイの口は、ヒラメにくらべて小さいよ。
砂の中にいる、ミミズのような細長い生きもののゴカイや、小さな貝、エビやカニのなかまをさがして、小さな口でついばむように食べるんだ。
2枚目の塗り絵では、手前のカレイが、砂から顔を出したゴカイを食べようとしているよ。
砂に体をうずめてかくれているカレイと、砂の上を低く泳ぐカレイもさがしてみてね。
体のひみつをさがそう
カレイの体のふちには、背びれとしりびれが長くつづいているよ。
泳ぐときは、このひれと体を波のようにくねらせて進むんだ。
体の横には、水の動きを感じとる側線が、ほぼまっすぐ通っているよ。
体の色やもようを、まわりの砂に合わせてかえて、見つかりにくくすることもできるんだ。
カレイ(鰈)の色を塗るコツ
まだらもようを生かそう
マコガレイの目のある面は、こげ茶色や黄土色に、こいはん点やうすいはん点がまじった、まだらもようだよ。
体は茶色、まるいはん点はこげ茶やクリーム色でぬり分けると、本物らしくなるね。
はん点を1つずつ、こい色とうすい色にかわりばんこでぬるのも楽しいよ。
ひれは、すじにそってぬろう
背びれ、しりびれ、尾びれには、細いすじがたくさんならんでいるよ。
すじにそって、根もとはこく、ふちに向かってうすくぬると、ひれのうすい感じが出るね。
ひれは、体より少し黄色っぽい茶色にすると、明るく見えるよ。
小さな目は、白いところを少し残して、黒目をこい色でぬってあげよう。
アマモの海を、明るい色で
2枚目の左がわにしげっている細長い草は、アマモという海の草だよ。
アマモはみどりや黄みどりで、葉ごとに色を少しかえてぬると、ゆらゆらゆれているように見えるね。
砂の底はうすいベージュ、上の水は水色にしよう。
砂にかくれているカレイは、砂とにた色にすると、本当にかくれているように見えるよ。
ゴカイと貝もわすれずに
カレイが食べようとしているゴカイは、うすいピンクやだいだい色でぬってみよう。
砂から顔を出しているアサリは、白やうすい茶色に、こい茶色のもようを入れるとかわいいね。
カレイ(鰈)の豆知識
おなかがわは、まっ白
カレイの目のない面、つまり海の底にふれている面は、白だよ。
上から見られる面は砂にまぎれる色、下は白と、体の両がわで色がまったくちがうんだ。
魚屋さんでカレイを見かけたら、うら返して白い面も見てみてね。
お城の下でとれる「城下かれい」
大分県の日出町では、お城の下の海でとれるマコガレイを「城下かれい」とよんでいるよ。
海の底から真水がわいている場所でそだつので、くさみが少なくておいしいといわれているんだ。
江戸時代には将軍にささげられるほどの魚で、ふつうの人は食べられず、「殿様魚」ともよばれたそうだよ。
1枚目の塗り絵は、この城下かれいの写真を見本にしてかいたよ。
左に目があるカレイもいる
「右カレイ」といっても、なかには例外もいるよ。
ヌマガレイというカレイは、日本のまわりでは、目が左がわにあるものがほとんどなんだ。
目の向きだけでなく、口の大きさも見て、ヒラメかカレイかをたしかめてみよう。
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マコガレイ(上から)
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アマモの海のカレイ
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