イワシ(鰯)の塗り絵
イワシ(鰯)の特徴
日本の海の、小さな魚
イワシは、日本のまわりの海に大きな群れでくらす、長さ20センチほどの小さな魚だよ。
ふつう「イワシ」とよばれるのはマイワシという種類なんだ。
マイワシのほかにも、カタクチイワシやウルメイワシなどのなかまがいるよ。
脂がのっておいしくなるのは、6月から10月ごろ。梅雨のころのイワシは「入梅イワシ」とよばれて、とくにおいしいと言われているんだ。
体の横の「七つ星」
マイワシの体の横には、黒い点が一列に7〜10こほどならんでいるよ。
この点があるので、マイワシは「ななつぼし」とよばれることもあるんだ。
1枚目の塗り絵で、点をいくつあるか数えてみてね。
背びれは体のまん中に1つ、尾びれは深く2つに分かれているよ。
うろこはとてもはがれやすくて、さわっただけでぽろぽろ取れてしまうんだ。
大きな群れでくらす
イワシは、何千、何万びきもの大きな群れでくらしているよ。
大きな魚や海鳥におそわれると、イワシたちはぎゅっと集まって、ボールのような形になるんだ。
これを「ベイトボール」というよ。
たくさんで集まると、1ぴきがねらわれにくくなるし、大きな生き物のように見せて、敵をまどわせることもできるんだ。
2枚の塗り絵
1枚目は、写真をもとに、マイワシ1ぴきを真横から描いた絵だよ。体の横の黒い点の列と、背中の小さなうろこがよくわかるね。
2枚目は、イワシの大群がベイトボールを作っている場面なんだ。
下からはカツオがつっこんできて、上からは海鳥が水の中にとびこみ、横にはイルカがいるよ。
ボールの中には、あわてて向きを変えるイワシや、こちらを見ているイワシもいるね。
食卓のイワシ
イワシは、むかしから日本の食卓でおなじみの魚だよ。
塩焼きや煮つけ、フライ、つみれのほか、ひものや缶づめにもなるんだ。
骨までやわらかく煮ると、骨ごと食べられて、からだをじょうぶにするカルシウムがたっぷりとれるよ。
たくさんとれて、ねだんも安く、むかしから「海のお米」とよばれるくらい、たいせつな魚なんだ。
イワシ(鰯)の色を塗るコツ
背中は青、おなかは銀色
イワシの背中は、こい青や青緑でぬろう。
おなかは銀色やうすい灰色にして、ところどころ白く残すと、きらきら光る体になるよ。
背中とおなかのさかい目は、青を少しずつうすくしてぼかすと、本物のイワシらしくなるんだ。
黒い点は、くっきりと
体の横の黒い点は、こい灰色や黒で、ていねいにぬろう。
点がくっきりすると、ひと目でマイワシだとわかるよ。
目は、黒目のまわりをうすい黄色にして、光っている所を白く残してね。
背中のうろこと、さかい目の線
1枚目の体の横の長い線は、背中の色とおなかの銀色のさかい目だよ。
線より上の背中をこい青や青緑、線より下を銀色や白にぬり分けると、本物のイワシにそっくりになるよ。
背中の小さなうろこは、ところどころこい色を重ねると、きらきらした感じが出るんだ。
ベイトボールは、青のグラデーションで
2枚目のたくさんのイワシは、1ぴきずつぬるのは大変なので、ボール全体を青と銀色でぬってから、手前の大きなイワシだけ、ていねいにぬってもいいよ。
ボールのまん中をこい青、ふちをうすい水色にすると、ぎゅっと集まった群れの立体感が出るんだ。
カツオ、海鳥、イルカ
カツオの背中はこい青むらさき、おなかのしまもようはこい灰色でぬろう。
海鳥は、体を白、頭をうすい黄色、つばさの先を黒にすると、カツオドリらしくなるよ。
イルカは灰色、海は水色や青でぬってね。
水面と光
2枚目の上のほうの水面は、うすい水色でぬって、波の線にそって白いすじを残そう。
水面からさしこむ光の筋は、白いまま残すか、うすい黄色をのせると、明るい海になるよ。
海鳥がとびこんだあとの泡の筋も、白いまま残してね。
イワシ(鰯)の豆知識
名前は「弱し」から?
イワシという名前は、弱いという意味の古い言葉「よわし」から来たという説があるよ。
水から出すとすぐに弱ってしまうからなんだ。
漢字でも、魚へんに弱いと書いて「鰯」と書くね。
節分とイワシ
節分の日に、焼いたイワシの頭をヒイラギの枝にさして、家の入り口にかざる風習があるよ。
これを「柊鰯」というんだ。
イワシを焼いたにおいと、ヒイラギのとげのある葉で、鬼を追いはらうと言われているよ。
海の生き物を支える魚
イワシは、カツオやマグロ、イルカ、ザトウクジラ、海鳥など、たくさんの生き物のえさになっているよ。
小さなイワシが、海の大きな生き物たちのくらしを支えているんだ。
しらすとにぼし
ごはんにかけるしらすは、イワシのなかまの赤ちゃんだよ。
みそしるのだしをとるにぼしも、イワシをにてほしたものなんだ。
ふえたりへったりする魚
マイワシは、とれる量が何十年かごとに大きくふえたりへったりする、ふしぎな魚だよ。
海の水温の変化などが関係していると考えられているんだ。
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マイワシ(横から)
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イワシのベイトボール
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