鰹(カツオ)の塗り絵

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鰹(カツオ)の特徴(とくちょう)

英語名と名前(なまえ)の由来(ゆらい)

カツオはその身の性質や歴史的背景から、興味深(きょうみぶか)い名前(なまえ)の由来(ゆらい)を持っています。

  • 英語名: 「Skipjack Tuna」と呼ばれます。「Skipjack」は水面を跳ねるように泳ぐ様子(ようす)を、「Tuna」はマグロの仲間であることを示しています。

  • 日本語の名前(なまえ)の由来(ゆらい): 最も有力な説は、身が非常(ひじょう)に硬くなりやすいため「硬魚(かたうお)(かたうお)」と呼ばれ、それが転じて「カツオ」になったというものです。また、戦国時代(せんごくじだい)には「勝(か)つ魚(さかな)」として縁起を担ぎ、武士(ぶし)の間でも重宝されました。

  • 学名(がくめい): Katsuwonus pelamis。日本(にっぽん)の呼び名である「カツオ」が学名(がくめい)の一部に取り入(い)れられています。

生態と生息地域(ちいき)

カツオは非常(ひじょう)に広範囲(こうはんい)を回遊(かいゆう)する、活動的(かつどうてき)な中型の肉食魚です。

  • 生息域: 世界中(せかいじゅう)の熱帯(ねったい)から亜熱帯(あねったい)の温(あたた)かい海域に広く分布(ぶんぷ)しています。日本(にっぽん)では、黒潮に乗って太平洋岸(たいへいようがん)を北上(ほくじょう)し、季節(きせつ)ごとに回遊(かいゆう)を繰(く)り返(かえ)します。

  • 驚異的(きょういてき)な遊泳能力(のうりょく): 常に泳ぎ続けていないと酸欠になってしまうため、寝ている間も止まることはありません。時速60キロメートル以上(いじょう)で泳ぐことも可能と言われる、海(うみ)のスピードスターです。

高速(こうそく)遊泳(ゆうえい)に適した流線型(りゅうせんけい)の身体(からだ)

カツオの身体(からだ)は、水の抵抗(ていこう)を最小限に抑えるための完璧な流線型(りゅうせんけい)をしています。

  • ヒレの構造(こうぞう): 背(せびれ)ビレや胸(むねびれ)ビレ、尻(しりびれ)ビレが発達(はったつ)しており、高速走行時の舵取りや安定(あんてい)を助けます。

  • 鱗(うろこ)の分布(ぶんぷ): 普通の魚(さかな)と異なり、身体(からだ)の大部分(だいぶぶん)には鱗(うろこ)がなく、胸(むねびれ)ビレ周辺や側線付近にだけ硬(かた)い鱗(うろこ)が集まっているのが特徴(とくちょう)です。

独特(どくとく)な模様(もよう)の秘密

カツオを象徴(しょうちょう)するのが、お腹(なか)側(がわ)に見られる数本の縦縞模様(しまもよう)です。

  • 縞模様(しまもよう)の出現(しゅつげん): 実はこの模様(もよう)、生(い)きている間ははっきりと見えません。興奮(こうふん)した際や、釣(つ)り上(あ)げられて死んでしまった後に、体表面(たいひょうめん)に浮き出てくるものです。ぬりえではこの模様(もよう)を描(か)き込(こ)むことで、一目でカツオであると認識(にんしき)できるようになります。

季節(きせつ)で変(か)わる風味と栄養(えいよう)

日本(にっぽん)におけるカツオの楽(たの)しみ方(かた)は、その時期(じき)によって大(おお)きく二分されます。

  • 初カツオ(春(はる)): 黒潮に乗って北上(ほくじょう)してくるカツオ。身は赤々(あかあか)としており、脂(あぶら)が少なくさっぱりとした味(あじ)わいが特徴(とくちょう)です。

  • 戻(もど)りカツオ(秋(あき)): エサをたっぷりと食(た)べ、南下(なんか)するために戻ってくるカツオ。「トロカツオ」とも呼ばれるほど脂(あぶら)が乗っており、濃厚(のうこう)な旨味(うまみ)を楽(たの)しめます。

鰹(カツオ)の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

メタリックな質感(しつかん)と色(いろ)の使(つか)い分け

カツオの身体(からだ)は、光(ひかり)の当(あ)たり方(かた)によって銀色(ぎんいろ)や青色(あおいろ)に輝く金属(きんぞく)のような美(うつく)しさを持っています。

  • 背中側の彩色(さいしょく): 深(ふか)い紺色(こんいろ)や黒(くろ)に近(ちか)い青色(あおいろ)をベースにします。一箇所に明るい水色(みずいろ)や白(しろ)を塗(ぬ)り残(のこ)して「ハイライト」を作ることで、水に濡れたようなツヤ感が出ます。

  • お腹(なか)側(がわ)の彩色(さいしょく): 銀色(ぎんいろ)やライトグレー、あるいは白(しろ)を基調にします。少(すこ)しだけ紫(むらさき)やピンクを薄く重(かさ)ねると、カツオ特有の複雑(ふくざつ)な反射光(はんしゃこう)が表現(ひょうげん)できます。

縞模様(しまもよう)を際立(きわだ)たせるテクニック

カツオらしさを出すための最大(さいだい)のポイントは、お腹(なか)の模様(もよう)です。

  • ラインの描(か)き方(かた): ぬりえに描かれたラインをなぞる際、真っ黒(くろ)ではなく濃(こ)いグレーや暗(くら)い青(あお)を使(つか)うと、周囲(しゅうい)の銀色(ぎんいろ)と馴染(なじ)んで自然(しぜん)に見えます。

  • ぼかしの活用(かつよう): 線(せん)を引いた後、指(ゆび)や綿棒で少(すこ)しだけ上下にぼかすと、体(からだ)の中に模様(もよう)が浮き出ているようなリアルな質感(しつかん)になります。

背景で演出する躍動感(やくどうかん)

カツオの力強(ちからづよ)い泳ぎを背景色(はいけいしょく)で補完(ほかん)しましょう。

  • 海(うみ)の色(いろ): 濃(こ)い青色(あおいろ)のグラデーションを作り、カツオの周囲(しゅうい)に小(ちい)さな泡を白(しろ)で描(か)き足(あし)すと、水中(すいちゅう)を高速(こうそく)で進んでいる臨場感(りんじょうかん)が生(う)まれます。

  • コントラスト: カツオの身体(からだ)が銀色(ぎんいろ)を帯びているため、背景を少(すこ)し暗めに設定すると、魚体(ぎょたい)が浮き立つような立体的(りったいてき)な作品(さくひん)に仕上がります。

鰹(カツオ)の豆知識(まめちしき)

止まると息(いき)ができない!?

カツオは自分(じぶん)でエラをパクパク動かして息(いき)をするのが苦手(にがて)な魚(さかな)なんだ。口(くち)を開けて泳ぎながら、新鮮(しんせん)な海水(かいすい)をエラに当てて呼吸(こきゅう)しているから、なんと「眠っている間」も泳ぐのを止めることはないんだよ。まさに一生泳ぎ続けるお魚(さかな)だね。

しましま模様(もよう)の不思議

カツオのお腹(なか)にはかっこいい縦の線(せん)(しま模様(もよう))があるけれど、海(うみ)の中でリラックスして泳いでいるときは「模様(もよう)がない(無地(むじ))」って知っていたかな?釣(つ)り上(あ)げられたり、ご飯を食(た)べて興奮(こうふん)したりした時にだけ、このしま模様(もよう)がはっきりと浮(う)かび上(あ)がるんだよ。

海(うみ)の中のスピードランナー

カツオの体(からだ)は、水の抵抗(ていこう)を少なくするロケットのようなツルツルの形をしているよ。弾丸(だんがん)のように、海(うみ)の中を時速50キロメートル以上(いじょう)の「猛(もうすぴ)スピード」で泳ぐことができるんだ。海(うみ)の中のかっこいいスピードランナーだね。

世界一(せかいいち)硬(かた)い食(た)べ物(もの)に変身(へんしん)?

カツオのお肉を煙でいぶしてカチカチに乾燥(かんそう)させると、お味噌汁(みそしる)のダシをとったり、たこ焼きの上(うえ)にかけたりする「かつお節(ぶし)」に変身(へんしん)するんだよ。このかつお節は、世界(せかい)で一番硬(かた)い食(た)べ物(もの)の一つと言われているんだ。