ミイロタテハの塗り絵
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ミイロタテハの特徴
3色に 輝く 南米の 芸術的な チョウ!
ミイロタテハは、中南米の熱帯雨林に生息するタテハチョウの仲間です。最大の特徴は、羽に赤、青、緑など、3つ以上の鮮やかな色が組み合わさって描かれた、まるでステンドグラスのような美しい模様です。この模様の美しさから、コレクターの間でも非常に人気が高いチョウです。
ミイロタテハの英語名は Agrias です。これは、ギリシャ神話に登場する「野蛮な、荒々しい」といった意味を持つ言葉に由来するとされていますが、その和名「ミイロタテハ」は、羽に美しい三色(ミイロ)の模様があるタテハチョウであることから名付けられました。
どこに 住んでいるの?
ミイロタテハは、主に中南米の熱帯雨林に生息しています。
- 生息地:ブラジル、ペルー、エクアドル、コロンビア、ベネズエラなど、アマゾン川流域を中心とした南米の熱帯の森が主な生息地です。
- 日本には自然には生息していませんが、湿気が多く、温暖な熱帯の環境を好みます。
体の 模様は どんな感じ?
ミイロタテハは、種類によって様々な色の組み合わせがありますが、共通して羽の模様が芸術的です。
- 羽の表側:黒をベースに、鮮やかな赤、オレンジ、青、緑などの色が帯状や斑点状に入り、クッキリと分かれています。この色の境目がハッキリしているのが、デザインのように見える理由です。
- 羽の裏側:裏側は、表側とは違い、茶色や灰色をベースに、小さな目玉模様や複雑な線が描かれています。これは、天敵から身を守るためのカモフラージュの役割を持っています。
- 大きさ:羽を広げた大きさ(開張)は、7センチメートルから12センチメートルくらいで、中型から大型のチョウです。
どんなものを 食べるの?
ミイロタテハは、成長の段階で食べるものが変わります。
- 幼虫:主にマメ科などの特定の植物の葉っぱを食べます。
- 成虫:花の蜜ではなく、主に腐った果実(フルーツ)や樹液を吸って栄養にします。地面に落ちた果物に集まっている姿がよく見られます。
一生は どのくらい?
ミイロタテハは、成虫として生きる期間は数週間から1ヶ月程度です。
ミイロタテハの色を塗るコツ
色の選び方:3色以上の 鮮やかな 模様を 描こう!
ミイロタテハのぬりえは、色の境界線をはっきりとさせ、鮮やかな色をたくさん使うのが楽しいです。
- 黒のベース:羽の縁や区切りとなる部分は、濃い黒色や紺色でハッキリと塗ると、カラフルな色が引き立ちます。
- 鮮やかな模様:赤、青、緑、オレンジなど、好きな色を選んで、模様の形に合わせて色を分けましょう。色を濃く、しっかりと塗るのがポイントです。
- 裏側の模様:裏側を塗る場合は、茶色をベースに、濃い茶色の複雑な線や目玉模様をていねいに描きこんでみましょう。
塗り方の ヒント:色の 境目を クッキリと!
- 色の区切り:ミイロタテハの模様は、色が混ざらずハッキリと分かれているのが魅力です。色鉛筆やサインペンなどで、色の境目を意識して塗ると、デザイン性が高まります。
- 立体感を出す:羽の根元(体に近い部分)は濃い色に、羽の先に行くほど薄い色にすると、羽が立体的に見えるよ。
ぬりえを 楽しむための ヒント!
- 自由に表現しよう!
- 本物の色にこだわらず、きみの「こんなミイロタテハがいたらいいな!」と思う色に塗っていいんだよ。七色の羽や、ピンクと黄色の明るい組み合わせも楽しいね!
- 背景を描き加えてみよう!
- ミイロタテハが飛んでいるのは、どんな場所かな? 熱帯雨林の大きな木やジャングルの深い緑を描き加えると、もっと絵が生き生きするよ!
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ミイロタテハ
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ミイロタテハ2