フルニエフタオチョウの塗り絵
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フルニエフタオチョウの特徴
アフリカの森に住む!とても速い「フタオチョウ」
フルニエフタオチョウは、タテハチョウ科のフタオチョウ族に分類されるチョウの仲間です。主にアフリカの熱帯雨林に生息しており、その中でも数がとても少なく、珍しい種類として知られています。
<英語名と名前の由来>
フルニエフタオチョウの英語名は、学名と同じく「Charaxes fournierae」で呼ばれることが多いです。また、別名として「Euphaedra Charaxes(ユーファエドラ・カラクセス)」という名前で呼ばれることもあります。
- 四角い模様があることや、同じくアフリカに住むボカシタテハの仲間によく似た色と模様を持っていることが、名前や別名の由来になっていると考えられています。
- fournierae(フルニエラエ)という名前は、このチョウを最初に採集したり、研究したりした人物の名前にちなんでつけられたと考えられています。
フタオチョウの名前の通り、後ろの翅に二本の尾状突起があるのが特徴です。
大きさと 姿
フルニエフタオチョウは、フタオチョウの仲間の中でも特に大きなメスが知られています。
- 翅を広げた長さ(開長)は、オスで約9.5センチメートル、メスでは約11センチメートルにもなり、手のひらほどの大きさがあります。
- 翅の表側は、黒っぽい地色に、濃いオレンジ色や赤茶色の大きな模様が入っていて、とても目立ちます。
- 翅の裏側は、枯れ葉のような模様や、複雑な迷路のような模様が入っており、木に止まると見つけにくいようになっています。
- オスとメスで色が違うことがあり、メスは特に大きく、オスよりも鮮やかな色を持つことが多いです。
このチョウは、アフリカフタオチョウの中でも最も速く飛ぶチョウの一つとされており、森の中を素早く移動します。
どこに 住んでいるの?
フルニエフタオチョウは、アフリカ大陸の中央部から西部にかけての熱帯地域に広く分布しています。
- 主な生息地:ギニア、コートジボワール、ガーナ、カメルーン、ガボン、中央アフリカ共和国、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ルワンダ、ウガンダなど、アフリカ中部の熱帯雨林です。
- 生息しているのは、主に低地にある常緑の熱帯雨林で、日本の県や場所には生息していません。
どんなものを 食べているの?
- 成虫は、主に腐った果物や樹液、動物のフン(獣糞)などに集まって、その汁を吸って生活しています。花の蜜を吸うことは少ないです。
- 幼虫は、特定の種類の樹木の葉を食べて育ちます。
フルニエフタオチョウの色を塗るコツ
色の選び方:スピード感のある強い色を選ぼう!
フルニエフタオチョウは、速く飛ぶ力強さを持っているので、はっきりとした強い色で塗るとかっこよくなります。
- 基本的な地の色:濃い黒または濃いこげ茶色でしっかりと塗ると、模様がくっきりと目立ちます。
- 目立つ模様の色:翅に入っているオレンジ色や赤茶色の模様は、力強い色で塗りましょう。赤とオレンジを混ぜて塗ったり、黄色を少し混ぜたりすると、明るく目立つようになります。
- 裏側の色:翅の裏側は、枯れ葉のような模様なので、薄い茶色、灰色、濃い茶色など、茶色系の色を何色か組み合わせて、複雑な模様を表現してみましょう。
模様の塗り方:ふちどりで、かっこよさをアップ!
このチョウは、翅の模様がはっきりとしているので、ふちどりを意識すると、より強そうな姿になります。
- 色の境目:黒い地色とオレンジ色の模様の境目を、濃い黒や濃い茶色で丁寧にふちどるように塗ると、模様がくっきりして、メリハリが出ます。
- 立体感:オレンジ色の模様の真ん中あたりは明るい色(薄いオレンジ、黄色)を使い、ふちに向かって濃い色(濃い赤や茶色)にすると、模様がもっこりとした立体感を持って見えます。
- 尾の表現:後ろ翅にある二本の尾は、濃い黒でしっかり描き、少し明るい色を混ぜることで、飾り羽のように目立ちます。
ぬりえを楽しむためのヒント!
- 自由に表現しよう!
- メスはオスよりもっとカラフルな色をしていることがあるので、本物以上の鮮やかな色で塗っても大丈夫です。自由に表現しよう!
- 背景を描き足そう!
- フルニエフタオチョウは腐った果物によく集まるので、背景にジャングルの木や、落ちている熟した果物などを描き足すと、チョウが生き生きするよ!
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フルニエフタオチョウ