金閣寺の塗り絵
金閣寺の特徴
池のほとりに立つ金色の建物
金閣寺は京都府にあるお寺で、正式には鹿苑寺というよ。「金閣寺」と呼ばれているのは、境内に建つ金色の建物があまりにも有名だからなんだ。
この建物の本当の名前は舎利殿。目の前には鏡湖池という池が広がっていて、水面に金閣がうつる景色が名物になっているよ。1994年には世界文化遺産にも登録されたんだ。
三階が全部ちがう建物
金閣のいちばんの見どころは、3つの階が、それぞれちがう建て方でできていることだよ。ふつうの建物では考えられないことなんだ。
- 1階|貴族の住まいの建て方。柱が並び、白い壁と障子が入る
- 2階|武士の家の建て方。上が丸くとがった形の窓がならぶ
- 3階|おてらの建て方。いちばん小さく、まわりに手すりがつく
下から順に見上げていくと、建て方が階ごとに変わっていくのが分かるよ。
金ぱくは2階と3階だけ
金色にかがやいているのは2階と3階の外がわだけで、1階には金ぱくが貼られていないんだ。写真をよく見ると、1階だけ白っぽい木の色をしているのが分かるよ。
3階はとくべつで、外がわだけでなく内がわまで全面が金ぱくになっているんだ。いちばん上の階が、いちばん豪華につくられているんだね。
屋根の上の鳳凰
屋根のてっぺんには、翼を広げた鳥の像が立っているよ。これは鳳凰という、想像上のめでたい鳥なんだ。銅でできていて、金色にかがやいているよ。
屋根そのものは瓦ではなく、うすい板を何枚も重ねて葺いてあるんだ。だから屋根の面には、細かい横のすじがたくさん入っているんだ。
足利義満がつくった
金閣をつくらせたのは、室町時代の将軍足利義満だよ。1397年にこの土地に山荘をかまえ、1399年に金閣が完成したんだ。
義満が亡くなったあと、この山荘はお寺になった。600年以上むかしの建物が、今も同じ場所に立っていることになるね。
一度焼けて、建て直された
じつは、今立っている金閣は1950年の火事で全部焼けてしまったあとに建て直されたものなんだ。再建されたのは1955年のことだよ。
さらに1986年から翌年にかけて、金ぱくをすべて貼りかえる大きな修理が行われた。今のかがやきは、このときによみがえったものなんだ。
金閣寺の色を塗るコツ
金色は「黄土色」からつくる
金色の色えんぴつがなくても大丈夫だよ。黄土色をぜんぶに塗ってから、片がわだけに茶色を重ねると、それらしく見えるんだ。
大事なのは、いちばん光っているところを紙の白のまま残すこと。屋根の下や、縁側の下は濃いめにしよう。明るいところと暗いところの差が大きいほど、金属らしく見えるよ。
1階は塗らない
まちがえやすいのがここだよ。1階には金ぱくが貼られていないので、金色にしないほうが本物に近いんだ。
1階の壁は白いまま残して、柱だけをうすい茶色で塗ってみよう。上の2つの階が金、1階だけ白と茶色。この差が出せると、ぐっと金閣らしくなるよ。
屋根はこげ茶
屋根はうすい板を重ねてあるので、色はこげ茶やグレーがかった茶色だよ。金色にはしないでね。
屋根には細かい横線が入っているね。この線は塗りつぶさず、線と線のあいだをうすく塗るのがコツだよ。屋根の先のほう(そり返っているところ)を明るくすると、形がきれいに出るんだ。
池は塗りすぎない
池を全部青くぬると、絵が重たくなってしまうよ。うすい水色を横方向にだけ塗ってみよう。
水にうつった金閣は、本物よりずっとうすい色にするのがポイントだよ。同じ濃さで塗ると、どちらが本物か分からなくなってしまうんだ。波の線のところは紙の白を残すと、水面が光って見えるよ。
松と森はおくほどうすく
手前の松は濃い緑、おくの森はうすい黄緑にしよう。手前を濃く、おくをうすく。それだけでおくゆきが出るよ。
岩は灰色に少しだけ茶色を重ねると、それらしくなるよ。全部を同じ色にせず、いくつかだけ濃くすると自然に見えるんだ。
金閣寺の豆知識
鳳凰だけが焼けなかった
1950年、金閣は火事で全部焼けてしまったんだ。ところが、屋根の上にあった鳳凰だけは無事だったんだよ。
理由は偶然だった。火事が起きる数日前に、修理のために鳳凰が取り外されていたんだ。もし外されていなかったら、いっしょに焼けていたことになるね。
金ぱくは20万枚
1986年からの修理では、金ぱくを20万枚も使ったんだ。
それまで使われていた金ぱくはとてもうすくて、日ざしを浴びるうちにはがれてしまった。そこでふつうの5倍の厚さの金ぱくを特別につくり、二重に貼って丈夫にしたんだよ。今のかがやきが長もちしているのは、このおかげなんだ。
建物の名前は「舎利殿」
金閣の本当の名前は舎利殿というよ。舎利とは、お釈迦さまの骨のこと。それをおさめるための建物、という意味なんだ。
だから3階はおてらの建て方になっていて、いちばん大切な場所としてつくられているんだ。金色にかがやいているのには、ちゃんと意味があったんだね。
さかさ金閣
風のない日、鏡湖池の水面には金閣がくっきりとうつるよ。これをさかさ金閣と呼ぶんだ。
池には大小の島や岩が置かれていて、金閣がいちばん美しくうつるように計算して配置されたと言われているよ。池もふくめて1つの作品になっているんだね。
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金閣寺
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