みかんの塗り絵

甘あまくてジューシー！ みんな大好だいすきみかん！

みかんは、冬ふゆに食たべることが多おおい、甘あまくて美味おいしい果物くだものです。手てで簡単に皮かわをむくことができ、房に分わかれているので、とても手軽てがるに食たべられます。ビタミンがたくさん入いっていて、風邪かぜの予防よぼうにも役立ちます。

みかんの起源きげん

みかんの先祖せんぞは、インドのアッサム地方から中国南部にかけての地域ちいきだと言いわれています。日本にほんには、およそ1,300年前に中国ちゅうごくから伝つたわり、その中なかでも温州おんしゅうみかんは、中国ちゅうごくの温州地方から鹿児島県かごしまけんに伝つたわったとされています。今いまでは、世界中せかいじゅうで栽培さいばいされています。

どんなところにできるの？

みかんは、温あたたかい地域ちいきで育そだちます。日本にほんでは、愛媛県えひめけんや和歌山県わかやまけん、静岡県しずおかけんなどが、みかんがたくさん作つくられている場所ばしょとして有名ゆうめいです。太陽たいようの光ひかをたくさん浴あびて、海うみの近ちかくで潮風しおかぜを浴あびながら育そだつと、美味おいしくて甘あまいみかんになります。

みかんができるまで

みかんは、春はるに白しろい可愛かわらしい花はなをたくさん咲さかせます。この花はなが、ミツバチなどの昆虫こんちゅうによって受粉じゅふんすると、だんだんと膨ふくらんで、小ちいさな緑色みどりいろの実みに変かわっていきます。夏なつから秋あきにかけて、太陽たいようの光ひかをたくさん浴あびて、だんだんと黄色きいろやオレンジ色いろに色いろづき、冬ふゆになると、美味おいしそうなみかんになります。

みかんの色いろ々な種類しゅるい

みかんには、たくさんの種類しゅるいがあります。

• 温州おんしゅうみかん：日本にほんで一番一般的なみかんです。甘あまくて皮かわがむきやすいので、みんなに人気にんきがあります。
• 伊予柑いよかん：温州おんしゅうみかんよりも大おおきくて、少すこし酸味さんみがあります。とても香かおりが良よいです。
• デコポン：頭あたまの部分ぶぶんがポコッと出だているのが特徴とくちょうです。甘あまみが強つよくて、とてもジューシーです。
• はっさく：少すこし苦味にがみと酸味さんみがありますが、シャキシャキとした食感しょっかんが美味おいしいです。
• ポンカン：香かおりが良よくて、甘あまみが強つよいのが特徴とくちょうです。
• 清見きよみ：オレンジとみかんを掛かけ合あわせて作つくられました。甘あまくて果汁かじゅうがたくさんあります。

栄養満点えいようまんてん！

みかんには、体からだに良よい栄養えいようがたくさん入いっています。

• ビタミンC：風邪かぜをひきにくくしたり、お肌はだをきれいにするためのビタミンCが豊富ほうふです。
• 食物繊維しょくもつせんい：お腹おなかの調子ちょうしを整ととのえるための食物繊維しょくもつせんいもたくさん入いっています。
• クエン酸：疲つかれをとる働はたらきがあります。

色いろの選えび方かた：おいしそうなオレンジ色いろを表現ひょうげんしよう！

みかんのぬりえでは、その美味おいしそうなオレンジ色いろと、皮かわのつるつるした感かんじを表現ひょうげんすることがポイントです。オレンジ色いろや黄色きいろ、緑色みどりいろを使つかいながら、光ひかが当あたっているところや、影かげになっているところを工夫くふうして塗ぬると、もっと本物ほんものらしくなります。

• みかんの色いろ：
  • 基本きほんはオレンジ色いろや黄色きいろで塗ぬります。少すこしだけ薄うすい茶色ちゃいろを混まぜて塗ぬると、優やさしい感かんじが出だます。
  • 完熟かんじゅくしているみかんは、少すこし濃こいオレンジ色いろを混まぜて塗ぬると、より美味おいしそうに見みえます。
• つるつるした光沢こうたく：
  • みかんの皮かわは、つるつるしていて光ひかっています。光ひかが当あたっているところは、少すこしだけ白しろや薄うすい黄色きいろを残のこしておきましょう。
  • オレンジ色いろを塗ぬった上うえから、白しろい色鉛筆いろえんぴつでスッと線せんを引ひいてみるのも、つやを出だす方法ほうほうです。
• 影かげの色いろ：
  • みかんが何個も重かさなっている場合ばあい、みかんとみかんの間あいだや、下したの部分ぶぶんは、影かげになります。
  • こういったところに、少すこし濃こいオレンジ色いろや茶色ちゃいろを重かさねて塗ぬると、立体的りったいてきに見みえます。
• 葉はっぱと枝えだの色いろ：
  • みかんに付ついている葉はっぱは、緑色みどりいろで、枝えだは茶色ちゃいろで塗ぬりましょう。
• 背景はいけいの色いろ：
  • みかんがなっているのは、みかん畑はたけです。緑色みどりいろや水色みずいろなどを組くみ合あわせて、自然しぜんの中なかで育そだっているみかんを表現ひょうげんしてみましょう。

立体感りったいかんを出だす塗ぬり方かた：「濃淡のうたん」と「影かげ」を意識いしきしよう！

みかんの形かたちは、丸まるくて可愛かわらしいです。この「濃淡のうたん」と「影かげ」を上手じょうずに表現ひょうげんすると、ぬりえがもっと生いき生いきして見みえます。

• 濃淡のうたんを出だす場所ばしょ：
  • みかんの丸まるい部分ぶぶんに、光ひかが当あたっているところを想像そうぞうして、少すこし薄うすい色いろを残のこしておきましょう。
  • 濃こい色いろを塗ぬった上うえから、白しろい色鉛筆いろえんぴつでスッと線せんを引ひいてみるのも、つやを出だす方法ほうほうです。
• 影かげを出だす場所ばしょ：
  • みかんが重かさなっている部分ぶぶんや、ヘタの下側したがわは、影かげになります。
  • こういったところに、少すこし濃こい色いろや茶色ちゃいろを塗ぬると、本物ほんものらしくなります。

絵えの具ぐや色鉛筆いろえんぴつ、画材がざいのコツ！

• 色鉛筆いろえんぴつ：
  • 力ちからを入いれて濃こく塗ぬったり、力ちからを抜ぬいて薄うすく塗ぬったりすることで、濃淡のうたんを表現ひょうげんしやすいです。
  • オレンジ色いろの上うえに、他ほかの色いろ（黄色きいろや茶色ちゃいろなど）を重かさねて塗ぬると、深ふかみのある色いろになります。
• クレヨン：
  • クレヨンで塗ぬると、つるつるした感かんじを出だしやすいです。指ゆびでこすって色いろをぼかすこともできます。
• 絵えの具ぐ：
  • オレンジ色いろに少すこしだけ水みずを混まぜて、薄うすいオレンジ色いろを作つくり、光ひかが当あたっている部分ぶぶんに塗ぬってみましょう。乾かわいてから、もう一度濃いオレンジ色いろを重かさねて塗ぬると、深ふかみが出だます。

きみの想像力そうぞうりょくと、自由じゆうな発想で、世界せかいに一ひとつだけの素敵すてきなみかんのぬりえを完成かんせいさせてください！