ナナフシの塗り絵

難易度:

ナナフシの特徴(とくちょう)

木の枝にそっくりな虫(むし)

ナナフシは、体(からだ)が木の枝のように細長(なが)い虫(むし)だよ。
林(はやし)や公園(こうえん)の木の葉の上(うえ)でくらしていて、じっとしていると、本物(ほんもの)の枝と見分けがつかないんだ。
このように、まわりのものにすがたをにせることを擬態というよ。
この塗(ぬ)り絵(え)のナナフシは、日本(にっぽん)でいちばんよく見られるナナフシモドキという種類(しゅるい)で、長さは7〜10センチほどあるんだ。

体(からだ)のつくりを見てみよう

ナナフシも昆虫(こんちゅう)なので、脚は6本で、ぜんぶ胸から出ているよ。
1枚目の、上(うえ)から見た塗(ぬ)り絵(え)で、脚がどこから出ているか、たしかめてみよう。
胸がとても長(なが)いので、前脚・中脚・後(うし)ろ脚のあいだが、大(おお)きくはなれているね。
ナナフシモドキにははねがなく、飛(と)ぶことはできないんだ。

前脚をのばして、枝になりきる

2枚目の、横(よこ)から見た塗(ぬ)り絵(え)では、ナナフシが前脚を頭(あたま)の前(まえ)へまっすぐのばしているよ。
こうすると、体(からだ)がもっと長(なが)い1本の枝のように見えるんだ。
頭(あたま)の前(まえ)に長くのびているのは、触角(しょっかく)ではなく前脚だよ。
ナナフシモドキの触角(しょっかく)はとても短(みじか)いので、頭(あたま)の先をよく見てさがしてみてね。

葉っぱを食(た)べてくらす

ナナフシは、サクラやコナラ、エノキなどの木の葉を食(た)べるよ。
昼間は枝や葉の上(うえ)でじっとしていて、おもに夜に動(うご)いて葉を食(た)べるんだ。
風がふくと、体(からだ)をゆらゆらとゆらして、風にゆれる枝のまねをすることもあるよ。

緑色と茶色(ちゃいろ)がいる

ナナフシモドキには、緑色のものと茶色(ちゃいろ)のものがいるよ。
緑色は若い枝や葉に、茶色(ちゃいろ)はかれた枝にそっくりなんだ。
どちらの色(いろ)も、鳥などの敵に見つかりにくくするのに役立っているよ。

脚の先には、小(ちい)さなつめ

ナナフシの脚の先には、小(ちい)さなつめがあるよ。
このつめで、枝や葉をしっかりつかむんだ。
2枚目の塗(ぬ)り絵(え)で、5つの足先が同じ高さにならんでいるのは、木の板の上(うえ)に立っているすがただからだよ。
ゆっくり、ゆっくり歩(ある)くのも、枝のふりをするのに役立っているんだ。

見つけやすい季節

ナナフシは、春(はる)にたまごから出てきて、葉を食(た)べながら少(すこ)しずつ大(おお)きくなるよ。
夏(なつ)から秋(あき)にかけて、大(おお)きくなった成虫(せいちゅう)が見つけやすくなるんだ。
公園(こうえん)のサクラの木や、林(はやし)のふちの低(ひく)い木の葉を、じっくりさがしてみてね。

ナナフシの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

緑色か茶色(ちゃいろ)か、すきなほうで

ナナフシモドキには、緑色と茶色(ちゃいろ)がいるので、すきなほうの色(いろ)でぬってみよう。
緑色なら黄みどり、茶色(ちゃいろ)ならうすい茶色(ちゃいろ)がおすすめだよ。
1枚目を緑(みどり)、2枚目を茶色(ちゃいろ)と、ぬり分けてもおもしろいね。

細(ほそ)い体(からだ)は、節ごとに少(すこ)しずつ

体(からだ)も脚もとても細(ほそ)いので、色(いろ)えんぴつの先をとがらせてぬろう。
体(からだ)の節の区切(き)りごとに、少(すこ)しずつぬっていくと、はみ出(だ)しにくいよ。
節のさかい目(め)を少(すこ)しこい色(いろ)にすると、竹のふしのように見えて、かっこよくなるね。

脚の先は、少(すこ)し色(いろ)を変えて

脚は、体(からだ)と同じ色(いろ)でぬろう。
ひざのところや脚の先を、こい茶色(ちゃいろ)にすると、本物(ほんもの)の小枝のように見えるよ。
2枚目の、前(まえ)へのばした前脚は、つけねがうすい緑色で、先のほうが少(すこ)し茶色(ちゃいろ)っぽいんだ。

かくれんぼの絵(え)にしてみよう

ぬり終わったら、まわりに木の枝や葉を自分(じぶん)でかきたしてみよう。
ナナフシと同じ色(いろ)で枝をかくと、どこにいるのかわからない、かくれんぼの絵(え)になるね。

小(ちい)さな頭(あたま)もていねいに

頭(あたま)はとても小(ちい)さいので、ゆっくりぬろう。
目(め)はこい茶色(ちゃいろ)の小(ちい)さな点にして、短(みじか)い触角(しょっかく)は体(からだ)と同じ色(いろ)でなぞるといいよ。
体(からだ)のまん中に、うすい色(いろ)のすじを1本残(のこ)すと、枝のまるみが出て、ぐっと本物(ほんもの)らしくなるね。

ナナフシの豆知識(まめちしき)

メスだけで、たまごをうめる

ナナフシモドキは、メスだけでたまごをうんでふえることができるよ。
オスはとてもめずらしく、ほとんど見つからないんだ。
見かけるナナフシモドキは、ほぼすべてメスなんだね。

たまごは、植物(しょくぶつ)のたねにそっくり

ナナフシのたまごは、かたいからにつつまれていて、植物(しょくぶつ)のたねにそっくりだよ。
メスは、木の上(うえ)から、たまごを1つずつ地面(じめん)にぽとりと落とすんだ。
たまごは落(お)ち葉の下(した)で冬(ふゆ)をこして、春(はる)に小(ちい)さな幼虫(ようちゅう)が出てくるよ。

とれた脚が、また生えてくる

ナナフシは、敵につかまると、自分(じぶん)で脚を切(き)りはなしてにげることがあるよ。
幼虫(ようちゅう)のうちなら、皮をぬいで大(おお)きくなるときに、なくなった脚がまた生えてくるんだ。
生えてきた脚は、ほかの脚より少(すこ)し短(みじか)いことが多(おお)いよ。

名前(なまえ)のひみつ

「ナナフシ」は、漢字で「七節」と書(か)くよ。
この「七」は、ちょうど7つという意味ではなく、「たくさん」という意味なんだ。
体(からだ)に節がたくさんあることから、この名前(なまえ)がついたといわれているよ。