ミノムシ(蓑虫)の塗り絵

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ミノムシ(蓑虫)の特徴(とくちょう)

小枝や葉っぱでつくった「ミノ」

ミノムシは、ミノガというガのなかまの幼虫(ようちゅう)だよ。
幼虫(ようちゅう)は、口(くち)から出(だ)した糸で、小枝や枯れ葉のかけらをつづり合わせて、自分(じぶん)の体(からだ)をつつむふくろをつくるんだ。
このふくろが、むかしの人(ひと)が雨(あめ)の日に着た、わらの「蓑」に似ているので、ミノムシという名前(なまえ)になったよ。
ミノは、幼虫(ようちゅう)にとってのおうちであり、よろいでもあるんだね。
幼虫(ようちゅう)はミノから頭(あたま)と足(あし)を出(だ)して歩き、木の葉を食(た)べて大(おお)きくなるよ。
体(からだ)が大(おお)きくなると、ミノの口(くち)に新(あたら)しいかけらをつぎ足(あし)して、ミノも大(おお)きくしていくんだ。
近くにある材料を使(つか)うので、木によってミノの見た目(め)が少(すこ)しずつちがうよ。

枝にぶら下(した)がるミノ

1枚目の塗(ぬ)り絵(え)は、小枝からぶら下(した)がったミノ1つを、写真(しゃしん)をもとに描いたものだよ。
上(うえ)がほそく、まん中がふくらんで、下(した)の先がすぼまった、細長(なが)い形をしているね。
ミノの表面には、短(みじか)い小枝や葉のかけらが、たてにびっしりならんでいるよ。
ミノの上(うえ)のはしは、糸で枝にしっかりくっついていて、風がふいても落(お)ちないんだ。
中の幼虫(ようちゅう)は見えないけれど、ミノの中でじっとしているよ。
枝のとちゅうから、ひもでつるしたようにぶら下(した)がっているね。

カキの木のミノムシ

2枚目は、秋(あき)の終(お)わりの柿の木の枝に、ミノが3つぶら下(した)がっているところだよ。
枝には、色(いろ)づいたカキの葉と、オレンジ色(いろ)の実がなっているね。
ミノムシは、カキやサクラ、ウメなど、いろいろな木の葉を食(た)べるんだ。
葉が落(お)ちはじめるころになると、枝にぶら下(した)がったミノが見つけやすくなるよ。
うしろには、遠くの山や家の屋根が見えているね。

冬(ふゆ)の枝で、春(はる)を待つ

3枚目は、葉がすっかり落(お)ちた冬(ふゆ)の桜の木だよ。
枝の先には、春(はる)に花(はな)をさかせる冬芽がふくらんでいて、あちこちにミノがぶら下(した)がっているね。
ミノムシは、秋(あき)の終(お)わりにミノの口(くち)を糸でとじて、枝にしっかりくっつけるよ。
そして、ミノの中で幼虫(ようちゅう)のまま冬(ふゆ)をこすんだ。
春(はる)になると、ミノの中でさなぎになり、やがておとなのガになるよ。

ミノムシ(蓑虫)の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

ミノは、かけらを1つずつぬり分けよう

ミノは、茶色(ちゃいろ)、こげ茶、黄土色、灰色(はいいろ)など、かれた枝や葉の色(いろ)でぬろう。
小枝や葉のかけらを、1つずつちがう色(いろ)にすると、本物(ほんもの)のミノのようになるよ。
となりどうしのかけらは、こい色(いろ)とうすい色(いろ)を交代にすると、かけらの形がよくわかるんだ。
ところどころに、うすい緑(みどり)や赤(あか)茶色(ちゃいろ)をまぜると、葉っぱのかけららしくなるね。

ミノの影(かげ)で、ふっくらさせよう

ミノの左(ひだり)がわか右(みぎ)がわのどちらか一方を少(すこ)しこくぬると、まるくふくらんで見えるよ。
上(うえ)のほうの、枝にくっついている糸のところは、白(しろ)か、うすい灰色(はいいろ)にしよう。
枝は、茶色(ちゃいろ)や灰色(はいいろ)で、ふしのところを少(すこ)しこくするといいね。
葉のかけらが多(おお)いミノなら、うすい茶色(ちゃいろ)を広くぬって、葉のすじだけこい茶色(ちゃいろ)でなぞってもいいよ。

秋(あき)のカキの木と、冬(ふゆ)のサクラの木

2枚目のカキの葉は、赤(あか)、オレンジ、黄色(きいろ)をまぜて、秋(あき)らしくぬろう。
カキの実はオレンジ色(いろ)で、へたは緑(みどり)や茶色(ちゃいろ)だよ。
3枚目は冬(ふゆ)なので、空(そら)をうすい水色(みずいろ)にして、遠くの林(はやし)をうすい茶色(ちゃいろ)や灰色(はいいろ)にすると、冬(ふゆ)らしい景色になるね。
冬芽は、茶色(ちゃいろ)や赤(あか)茶色(ちゃいろ)でぬると、春(はる)を待つつぼみらしくなるよ。
落(お)ち葉あそびの塗(ぬ)り絵(え)といっしょに、秋(あき)から冬(ふゆ)の木をぬりくらべてみよう。

ミノムシ(蓑虫)の豆知識(まめちしき)

メスは、一生ミノの中ですごす

ミノムシは、春(はる)になるとミノの中でさなぎになり、おとなのガになるよ。
オスのガは、はねをもっていて、ミノから出て飛んでいくんだ。
ところがメスは、はねも足(あし)もほとんどなく、ガになってもミノの中からほとんど出ないと言われているよ。
メスはミノの中で卵(たまご)をうんで、一生をミノの中ですごすんだ。

ミノムシがへってしまった

日本(にっぽん)でいちばん大(おお)きなミノムシのオオミノガは、むかしはどこでもよく見られたよ。
ところが、30年ほど前(まえ)から、外国から入ってきたハエのなかまに寄生されて、数がとてもへってしまったんだ。
いま、町でミノムシを見つけたら、それはちょっとめずらしいことなのかもしれないね。
見つけても、とったりせずに、そっと見守ろう。

ミノムシの糸はとても強(つよ)い

ミノムシの糸は、細(ほそ)いのにとても強(つよ)いことで知られているよ。
クモの糸にくらべても強(つよ)いという研究があって、新(あたら)しい素材として研究されているんだ。
小(ちい)さなミノムシが、ミノを枝にしっかりくっつけていられるのも、この強(つよ)い糸のおかげなんだね。