ちらし寿司の塗り絵

難易度:
~

ちらし寿司の特徴(とくちょう)

見た目(め)もあざやか!お祝いのごちそう「ちらし寿司」

ちらし寿司は、酢飯の上(うえ)にたくさんの具材を「散らす」ように盛り付けた、とっても華(はな)やかなお寿司だよ。ひな祭りやお誕生日、入学式(にゅうがくしき)など、おめでたい日に食(た)べることが多(おお)いね。色(いろ)とりどりの具材がのっているから、まるで宝石箱(ほうせきばこ)みたいに見(み)えるんだ。実は、地域(ちいき)によって作り方や見た目(め)がちがう、奥(おく)の深(ふか)い料理(りょうり)なんだよ。

ちらし寿司の種類(しゅるい)

ちらし寿司には、大(おお)きく分けて2つの種類(しゅるい)があるんだ。きみの家で食(た)べるちらし寿司はどっちかな?

  • 江戸前ちらし:東京(とうきょう)などの関東地方でよく見られるタイプ。握(にぎ)り寿司(ずし)に使(つか)うような新鮮(しんせん)なお刺身(さしみ)(マグロやタイ、イカなど)が、酢飯の上(うえ)にきれいに並(なら)べられているよ。
  • 五目ちらし(バラ寿司):西日本(にっぽん)でよく見られるタイプ。シイタケ、レンコン、かんぴょう、ニンジンなどの煮付けた具材を、酢飯に混(ま)ぜ込(こ)んだり上(うえ)に散(ち)らしたりするんだ。

具材にこめられた願い

ちらし寿司に使(つか)われる具材には、それぞれ特別(とくべつ)な意味がこめられているんだ。ただおいしいだけじゃなくて、みんなが幸せになれるようにという願いが詰まっているよ。

  • えび:腰が曲(ま)がっている姿から、「腰が曲(ま)がるまで長生(ながい)きできるように」という長寿(ちょうじゅ)の願いだよ。
  • れんこん:穴があいているから、「先の見通(みとお)しが良くなる(未来がよく見(み)える)」ように、という願いだよ。
  • 豆(きぬさやなど):「まめに(元気(げんき)に、一生懸命に)働(はたら)けますように」という願いだよ。
  • 錦糸卵(きんしたまご):黄色(きいろ)い色(いろ)は黄金(おうごん)に見(み)えるから、お金に困(こま)らず、豊(ゆた)かな生活(せいかつ)ができるようにという願いだよ。

ちらし寿司の歴史(れきし)

お寿司の歴史(れきし)はとても長くて、もともとは魚(さかな)を保存(ほぞん)するための「なれずし」という食(た)べ物(もの)だったんだ。江戸時代(えどじだい)になって、今のような酢飯を使(つか)うスタイルが広(ひろ)まり、さらに色々な具材をのせて豪華(ごうか)に楽(たの)しむ「ちらし寿司」が誕生(たんじょう)したよ。みんなでお祝いをするときに、一度(いちど)にたくさんの人(ひと)が食(た)べられるように工夫(くふう)された結果(けっか)だとも言われているんだ。

ちらし寿司の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

おいしそうに色(いろ)をぬるコツ

ちらし寿司のぬりえを塗(ぬ)るときは、具材それぞれの「鮮やかさ」を意識(いしき)すると、とってもおいしそうに仕上(しあ)がるよ!

  • 赤色(あかいろ)とピンク:えびやまぐろ、桜でんぶなどは、明るい赤(あか)やピンクで塗(ぬ)ってみよう。お魚(さかな)の新鮮(しんせん)さを出(だ)すために、少(すこ)しだけ白(しろ)い部分を残(のこ)してツヤを出(だ)すのがコツだよ。
  • 黄色(きいろ):錦糸卵(きんしたまご)は、鮮やかな黄色(きいろ)で細かく線(せん)を引(ひ)くように塗(ぬ)ると、卵(たまご)のふわふわした感じが出るよ。
  • 緑色:きぬさやや、さやえんどうは、濃(こ)い緑色で塗(ぬ)ると全体(ぜんたい)の色(いろ)が引(ひ)き締まって、他の色(いろ)がもっときれいに見(み)えるんだ。
  • 白(しろ)と光(ひかり):れんこんや酢飯は、全部を白(しろ)のままにせず、薄(うす)い灰色(はいいろ)や水色(みずいろ)で少(すこ)しだけ影(かげ)をつけると、立体感(りったいかん)が出ておいしそうになるよ。

自分(じぶん)だけのスペシャル寿司!

本物(ほんもの)のちらし寿司には入っていない、きみの好きな食(た)べ物(もの)を描(か)き足(た)してみるのも面白(おもし)いね!ハンバーグやイチゴがのった、夢のちらし寿司を塗(ぬ)ってみよう。

背景を工夫(くふう)しよう

ちらし寿司が置(お)いてあるテーブルの上(うえ)に、お箸やお吸い物(もの)の器、ひな人形などを描(か)き足(た)すと、お祝いの楽(たの)しい雰囲気(ふんいき)がもっと伝(つた)わるようになるよ。周りにキラキラした模様を描(か)くのもおすすめだね!

ちらし寿司の豆知識(まめちしき)

お殿様(とのさま)の命令(めいれい)を突破(とっぱ)した「ばら寿司」

昔(むかし)、岡山県のお殿様(とのさま)が「食事(しょくじ)はご飯(はん)のほかにおかず1品(しな)だけにせよ!」と、とてもきびしい節約(せつやく)の命令(めいれい)を出(だ)したんだ。でも、おいしいものをたくさん食(た)べたかった庶民たちは、たくさんの具をご飯(はん)の中に混(ま)ぜ込(こ)んで、「これはおかずじゃなくて、ご飯(はん)1品(しな)ですよ!」と言い訳をして食(た)べたのが、岡山名物「ばら寿司」の始(はじ)まりだと言われているよ。

「ちらし」と「バラ」の名前(なまえ)のちがい

一般的に、白(しろ)い酢飯の上(うえ)に具をのせるのが「ちらし(散らす)」、具を酢飯の中に混(ま)ぜ込むのが「バラ(バラバラに混(ま)ぜる)」と呼(よ)ばれているよ。地域(ちいき)やお店(みせ)によって呼(よ)び方(かた)がちがうこともあるから、調(しら)べてみると面白(おもし)いね。

ハレの日(特別(とくべつ)な日)の食(た)べ物(もの)

ちらし寿司は、お祭りや法事、お祝い事など「ハレの日」に欠(か)かせない料理(りょうり)だったんだ。家(いえ)ごとに受(う)け継(つ)がれる「お母さんの味」があるのも、ちらし寿司の素敵(すてき)なところだね。