卒園式・卒業式の塗り絵

難易度:
~

卒園式・卒業式の特徴(とくちょう)

卒業式(そつぎょうしき)の意味(いみ)と歴史(れきし):なぜ3月に行われるのか

卒業式(そつぎょうしき)は、規定の全課程を修了(しゅうりょう)したことを祝い、証書(しょうしょ)を授与(じゅよ)する厳(おごそ)かな儀式(ぎしき)です。日本(にっぽん)では「別れ」と「新たな出発」が重なる3月の象徴的な行事ですが、その背景(はいけい)には深(ふか)い意味(いみ)があります。

儀式(ぎしき)の起源(きげん)

日本(にっぽん)で初(はじ)めての卒業式(そつぎょうしき)は、明治時代(じだい)(1876年)の陸軍戸山学校(がっこう)で行われた「卒業証書(しょうしょ)授与式(じゅよしき)」といわれています。その後、1880年代にかけて全国の学校(がっこう)に広(ひろ)まり、現在のような厳粛なスタイルが定着(ていちゃく)しました。

3月に行われる理由(りゆう)

日本(にっぽん)の会計年度(かいけいねんど)や学校年度(がっこうねんど)が4月始まりであることに由来(ゆらい)します。明治政府が国の会計年度(かいけいねんど)を4月〜3月に定めたことで、教育現場(きょういくげんば)もそれに合わせる形となり、3月が「修了(しゅうりょう)」の季節となりました。海外では9月入学・6月卒業が多(おお)いため、3月の卒業式(そつぎょうしき)は日本独自の情緒(じょうちょ)豊(ゆた)かな文化といえます。

各段階における式の特色(とくしょく)

成長(せいちょう)の段階によって、式の雰囲気(ふんいき)や重視されるポイントが異なります。

卒園式(そつえんしき)(幼稚園(ようちえん)・保育園(ほいくえん))

  • 特色(とくしょく): 初(はじ)めての集団生活(しゅうだんせいかつ)を終える感動的な場です。園児(えんじ)たちがアカデミックガウンを着用(ちゃくよう)したり、花(はな)やバルーンで華やかに装飾(そうしょく)されたりすることも増えています。

  • ポイント: 証書(しょうしょ)を貰う際の返事や、保護者(ほごしゃ)への感謝(かんしゃ)を伝える演出など、情緒的な場面が多(おお)いのが特徴(とくちょう)です。

小学校(しょうがっこう)・中学校(ちゅうがっこう)・高校(こうこう)の卒業式(そつぎょうしき)

  • 小学校(しょうがっこう): 小学校(しょうがっこう)の卒業式(そつぎょうしき)は、体育館(たいいくかん)で厳かに行われます。近年では女子児童(じどう)が袴(はかま)を着用(ちゃくよう)する姿も一般的になりました。

  • 中・高校(こうこう): 義務教育(ぎむきょういく)の修了(しゅうりょう)や自立(じりつ)へのステップとして、より規律正しい儀式(ぎしき)となります。在校生(ざいこうせい)による「送辞(そうじ)」や卒業生(そつぎょうせい)による「答辞(とうじ)」が式のハイライトです。

大学(だいがく)・専門学校(せんもんがっこう)の卒業式(そつぎょうしき)

  • 特色(とくしょく): 大学生の卒業式(そつぎょうしき)は、学位記(がくいき)授与式(じゅよしき)として行われます。ガウンやキャップのほか、華やかな振袖袴、スーツなど、個々の進路(しんろ)に合わせた多様なスタイルが見られます。

卒業式(そつぎょうしき)の定番:証書授与(しょうしょじゅよ)と合唱の力(ちから)

卒業式(そつぎょうしき)のプログラムには、長年受け継がれてきた「定番」があります。

  1. 卒業証書授与(しょうしょじゅよ): 一人(ひとり)ひとりの名前(なまえ)が呼ばれ、壇上(だんじょう)で証書(しょうしょ)を受け取る瞬間です。これは単なる書類の受け渡しではなく、その学校(がっこう)での努力(どりょく)が認められた証です。

  2. 別れの言葉(ことば)と歌: 「仰げば尊し」や「蛍の光(ひかり)」といった伝統的(でんとうてき)な曲から、最近では「旅立(た)ちの日に」などのJ-POP由来(ゆらい)の合唱曲まで、歌は感情(かんじょう)を共有(きょうゆう)するための重要な要素です。

  3. 校門(こうもん)の見送(みおく)り: 式が終わった後、在校生(ざいこうせい)や教師(きょうし)が花道(はなみち)を作り、拍手で送り出す光景は、新(あたら)しい世界(せかい)へ向かう勇気を与えてくれます。

卒園式・卒業式の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

多くの卒業式(そつぎょうしき)シーン(幼稚園(ようちえん)から大学生まで)を美(うつく)しく仕上(しあ)げるためのアドバイスです。

桜と春(はる)の光(ひかり)を表現(ひょうげん)する

  • 背景(はいけい)にある桜は、薄(うす)いピンクから白(しろ)へのグラデーションで塗(ぬ)ると、春(はる)らしい柔(やわ)らかな質感(しつかん)が出ます。

  • 窓から差(さ)し込む光(ひかり)を意識(いしき)して、床や壁の一部をあえて塗らずに白(しろ)く残(のこ)すと、希望に満ちた明るい雰囲気(ふんいき)になります。

衣装(いしょう)の質感(しつかん)を塗(ぬ)り分ける

  • ガウンやスーツ: 濃(こ)い紺色(こんいろ)や黒(くろ)で塗(ぬ)る際は、シワの部分に少(すこ)し青(あお)やグレーを混(ま)ぜると、布の立体感(りったいかん)が際立(た)ちます。

  • 証書(しょうしょ)入(い)れ: 多くの証書筒(しょうしょづつ)は深緑色や黒色(くろいろ)です。金色(きんいろ)の縁取(ふちど)りがある場合は、黄色(きいろ)を鮮やかに塗(ぬ)ると豪華に見えます。

表情と会場(かいじょう)の奥行き

  • 観客席(かんきゃくせき)が描かれている場合、手前(てまえ)の人物(じんぶつ)ははっきりと、奥(おく)の人物(じんぶつ)は少(すこ)し淡い色(いろ)で塗(ぬ)ることで、会場(かいじょう)の広さを表現(ひょうげん)できます。

  • 壇上(だんじょう)の花(はな)(式台の花(はな))は、赤(あか)や黄色(きいろ)など、絵(え)の中で一番鮮やかな色(いろ)を使って「お祝い感」を演出(だ)しましょう。

卒園式・卒業式の豆知識(まめちしき)

「卒業」という言葉(ことば)の意味(いみ)

「卒」には「おえる」、「業」には「学問(がくもん)・わざ」という意味(いみ)があるんだ。つまり卒業とは、学校(がっこう)で決められた「学問(がくもん)をすべて学び終えた」という証なんだよ。だから卒業式(そつぎょうしき)は、頑張ったみんなを褒める最高の表彰式(ひょうしょうしき)なんだ。

なぜ証書(しょうしょ)を「筒」に入(い)れるの?

卒業証書(そつぎょうしょうしょ)を入(い)れるあの丸(まる)い筒。蓋を開けると「ポンッ」といい音がするよね。あの筒は、大切(たいせつ)な証書(しょうしょ)を折ったり汚したりせずに、きれいな状態で保管(ほかん)するための入(い)れ物(もの)なんだ。もらう時は、努力(どりょく)の結晶(けっしょう)だと思って大切(たいせつ)に受け取ろうね。

第二ボタンのロマンチックな伝説(でんせつ)

制服(せいふく)の「第二ボタン」を好きな人(ひと)にあげる風習があるよね。これは、第二ボタンが「心臓(しんぞう)に一番(いちばん)近(ちか)い場所(ばしょ)」にあるからなんだ。「自分(じぶん)のハート(心)をあなたにあげます」という、一番(いちばん)大切(たいせつ)な人(ひと)へ贈(おく)るプレゼントなんだよ。

お別れの歌「蛍の光(ひかり)」

卒業式(そつぎょうしき)でよく歌われる「蛍の光(ひかり)」。実は日本(にっぽん)の曲ではなく、スコットランドの民謡が元になっているんだ。昔(むかし)の人(ひと)は、蛍の光(ひかり)や、雪(ゆき)の明かりで本を読んで勉強(べんきょう)したという言い伝えから、「一生懸命勉強(べんきょう)した日々」を懐かしむ歌になったんだよ。

胸元(むなもと)の花飾(はなかざ)り「コサージュ」

卒業生(そつぎょうせい)の胸に飾られるお花(はな)を「コサージュ」と呼ぶよ。これには「お祝い」や「感謝(かんしゃ)」の気持ちが込められているんだ。お世話になった先生(せんせい)や保護者(ほごしゃ)の人(ひと)がつけていることも多(おお)いね。式典(しきてん)を華やかにする大切(たいせつ)なアイテムだよ。