おはぎの塗り絵

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おはぎの特徴(とくちょう)

秋(あき)のお彼岸(ひがん)に食(た)べる和菓子(わがし)

おはぎは、もち米とうるち米をまぜて炊(た)いたごはんを、米(こめ)つぶが半分(はんぶん)のこるくらいに軽(かる)くつぶして丸(まる)め、まわりにあんこやきなこをまぶした和菓子(わがし)だよ。日本(にっぽん)では昔(むかし)から、お彼岸(ひがん)のときにこれを作(つく)って、ご先祖(せんぞ)さまにお供(そな)えしてきたんだ。お彼岸(ひがん)にこれを食(た)べる習慣(しゅうかん)は、江戸時代(えどじだい)にすっかり定着(ていちゃく)したと言(い)われているよ。

春(はる)は「ぼたもち」、秋(あき)は「おはぎ」

じつは、おはぎとぼたもちはほとんど同(おな)じ食(た)べものなんだ。それなのに名前(なまえ)がちがうのは、季節(きせつ)の花(はな)に見(み)立(た)てているからだと言(い)われているよ。春(はる)に咲(さ)く牡丹(ぼたん)に見(み)立(た)てて「牡丹餅(ぼたもち)」、秋(あき)に咲(さ)く萩(はぎ)に見(み)立(た)てて「お萩(はぎ)」と書(か)くんだよ。だから同(おな)じものでも、春(はる)に食(た)べればぼたもち、秋(あき)に食(た)べればおはぎになるんだね。

名前(なまえ)のちがいには、ほかにも説(せつ)がある

春(はる)と秋(あき)という分(わ)け方(かた)のほかにも、いろいろな説(せつ)があるんだ。こしあんを使(つか)ったものがぼたもち、つぶあんを使(つか)ったものがおはぎという説(せつ)もあれば、もち米が中心(ちゅうしん)のものがぼたもち、うるち米が中心(ちゅうしん)のものがおはぎという説(せつ)もあるんだ。あんこを使(つか)うのがぼたもち、きなこを使(つか)うのがおはぎという説(せつ)もあるよ。どれが正(ただ)しいというより、地域(ちいき)や家(いえ)によってちがうんだね。

秋(あき)のあずきは、皮(かわ)までやわらかい

おもしろい説(せつ)がもうひとつあるんだ。あずきの収穫(しゅうかく)は秋(あき)で、とれたてのあずきは皮(かわ)がやわらかいから、そのままつぶあんにできるよ。ところが春(はる)になると皮(かわ)がかたくなってしまうので、皮(かわ)をこしてこしあんにするんだ。だから秋(あき)のおはぎはつぶあん、春(はる)のぼたもちはこしあん、というわけなんだ。

あんこ・きなこ・ごま、3つの味(あじ)

おはぎには、いくつかの種類(しゅるい)があるよ。定番(ていばん)はあんこ、香(こう)ばしいきなこ、そしてぷちぷちしたごまの3つだね。地域(ちいき)によっては青(あお)のりを使(つか)うところもあるんだ。この塗(ぬ)り絵(え)の1枚目(まいめ)には、その3種類(しゅるい)がならんでいるから、それぞれちがう色(いろ)で塗(ぬ)ってみてね。

2026年(ねん)の秋(あき)のお彼岸(ひがん)は9月(がつ)20日(か)から

お彼岸(ひがん)は、秋分(しゅうぶん)の日(か)をまん中にした前後(ぜんご)3日(か)ずつ、あわせて7日間(かかん)のことだよ。2026年(ねん)の秋分(しゅうぶん)の日(か)は9月(がつ)23日(か)だから、お彼岸(ひがん)は9月(がつ)20日(か)から26日(か)までだね。この時期(じき)になると、和菓子屋(わがしや)さんやスーパーにおはぎがずらりとならぶんだ。お墓参(はかまい)りに行(い)ったら、帰(かえ)りにおはぎを買(か)って帰るのもいいね。

おはぎの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

3つを、はっきりちがう色(いろ)で塗(ぬ)り分(わ)ける

1枚目(まいめ)には3種類(しゅるい)のおはぎがならんでいるよ。左(ひだり)はあんこだからこい赤(あか)むらさき、まん中はきなこだからうすい黄土色(おうどいろ)、右(みぎ)はごまだから灰色(はいいろ)や黒(くろ)に近(ちか)いこげ茶(ちゃ)にするといいよ。この3つをはっきり分(わ)けると、どれがどれか一目(ひとめ)で分かる絵(え)になるんだ。同(おな)じ色(いろ)で塗(ぬ)ってしまうと、せっかくの3種類(しゅるい)が分からなくなってしまうよ。

あんこのつぶは、1つずつ濃(こ)さを変(か)える

あんこのおはぎには、あずきのつぶが丸くたくさん描(えが)いてあるよ。ここをぜんぶ同(おな)じ色(いろ)で塗らずに、となりあうつぶで少(すこ)し濃(こ)さを変(か)えると、ぷっくりした感(かん)じが出(で)るんだ。つぶとつぶのあいだの線(せん)は塗らずに残(のこ)すと、一粒(いちつぶ)ずつがくっきり見(み)えてくるよ。

きなこは、うすく塗(ぬ)るのがいちばんきれい

きなこのおはぎは、絵(え)のなかでいちばん何(なん)も描(えが)いていないところだよ。ここはうすい黄土色(おうどいろ)を、力(ちから)を入(い)れずにさっとのせるだけでいいんだ。濃(こ)く塗(ぬ)ってしまうと、きなこの粉(こな)っぽいやわらかさが出なくなってしまうよ。ふちのところだけ少(すこ)し濃(こ)くすると、まるくふくらんで見(み)えるんだ。

お茶(ちゃ)と湯気(ゆげ)は、色(いろ)をつけすぎない

2枚目(まいめ)と3枚目(まいめ)には湯(ゆ)のみが出てくるよ。お茶(ちゃ)はうすい黄緑(きみどり)にすると緑茶(りょくちゃ)らしくなるんだ。湯気(ゆげ)の線(せん)は塗らずに白(しろ)いままにしておこう。3枚目(まいめ)の萩(はぎ)の花(はな)はうすい赤(あか)むらさき、葉(は)は緑(みどり)だよ。重箱(じゅうばこ)は赤茶色(あかちゃいろ)や黒(くろ)にすると、和(わ)のお道具(どうぐ)らしく引(ひ)きしまるんだ。

おはぎの豆知識(まめちしき)

あずきの赤(あか)は、魔(ま)よけの色(いろ)

どうしてお彼岸(ひがん)にあずきを使(つか)うんだろう。じつは日本(にっぽん)では昔(むかし)から、あずきの赤(あか)い色(いろ)には魔(ま)よけの力(ちから)があると考(かんが)えられてきたんだ。だから節分(せつぶん)やお祝(いわ)いの日(か)など、季節(きせつ)の行事(ぎょうじ)の食(た)べものにあずきがよく使われてきたんだよ。おはぎをお供(そな)えするのにも、災(わざわ)いから身(み)を守(まも)ってもらうという願(ねが)いがこめられているんだね。

砂糖(さとう)は、昔(むかし)とても貴重(きちょう)だった

いまは砂糖(さとう)はどこでも買えるけれど、昔(むかし)の日本(にっぽん)ではとても貴重(きちょう)なものだったんだ。その砂糖(さとう)をたっぷり使(つか)って作るおはぎは、特別(とくべつ)なごちそうだったんだよ。そんな大切(たいせつ)なものをご先祖(せんぞ)さまにお供(そな)えすることで、感謝(かんしゃ)の気持(きも)ちを伝(つた)えていたんだね。いまでもお彼岸(ひがん)におはぎを作る家(いえ)が多(おお)いのは、その気持(きも)ちが受(う)けつがれているからなんだ。

「半殺(はんごろ)し」というこわい名前(なまえ)の作り方(かた)

おはぎを作るとき、炊(た)いたごはんを米(こめ)つぶが半分(はんぶん)のこるくらいに軽(かる)くつぶすんだ。この工程(こうてい)を、地方(ちほう)によっては「半殺(はんごろ)し」と呼(よ)ぶんだよ。名前(なまえ)だけ聞(き)くとびっくりするけれど、つぶを完全(かんぜん)につぶしきらない、という意味(いみ)なんだ。ちなみに、完全(かんぜん)につぶしてしまうことを「皆殺(みなごろ)し」と呼(よ)ぶ地域(ちいき)もあるそうだよ。