ヤマネ(ニホンヤマネ)の塗り絵
ヤマネ(ニホンヤマネ)の特徴
日本だけにすむ小さな動物
ヤマネは、日本だけにすむ小さな動物だよ。
正式にはニホンヤマネといって、本州、四国、九州の山の森でくらしているんだ。
体の大きさは6〜9センチメートルくらいで、大人の手のひらにすっぽりのるほどだよ。
体重は10〜20グラムくらいで、1円玉10〜20まいと同じくらいなんだ。
ニホンリスにも似ているけれど、もっとずっと小さいね。
夜に動く動物で、昼のあいだは木のあなや巣の中で休んでいるので、なかなか姿を見ることができないよ。
森にくらす、はずかしがりやの動物だね。
背中に1本のすじ
1枚目の塗り絵は、ヤマネが枝の上にとまっているところだよ。
いちばんの目じるしは、背中のまん中を通る1本の黒いすじだね。
頭のてっぺんから、尾のつけねまでまっすぐつづいているんだ。
丸くて大きな目は、暗い夜の森でも見えるようになっているよ。
長いひげで、まわりのようすをさぐるんだ。
足の指は枝をつかむのがとても上手で、細い枝の下を、さかさまになって歩くこともできるよ。
ふさふさで平たい尾は、枝の上でバランスをとるのに役立つんだ。
夜の森で木の実を食べる
2枚目は、満月の夜に、ヤマネが枝の上で木の実を食べているところだよ。
前足で木の実をしっかり持って、小さな口でかじっているね。
ヤマネは、木の実や果物、花のみつ、虫などを食べるんだ。
秋になると、たくさん食べて、冬眠のための脂肪を体にためていくよ。
ふだんの2〜3倍くらいの体重になることもあるんだって。
まわりには、ブナやナラの葉とドングリが見えて、うしろには大きな満月がのぼっているね。
ボールのように丸くなって冬眠
3枚目は、雪の森の木のうろの中で、ヤマネが冬眠しているところだよ。
木のみきを切って、中が見えるように描いてあるんだ。
コケと枯れ葉の巣の中で、ヤマネはボールのように丸くなって、ぐっすり眠っているね。
外の世界は、雪がふって、雪の枝や切りかぶ、遠くの杉の木が見えるよ。
枝には小鳥が1羽とまっているね。
ヤマネ(ニホンヤマネ)の色を塗るコツ
体は黄色がかった茶色で
ヤマネの体は、黄色がかった明るい茶色でぬろう。
うすい黄土色をぜんたいにぬって、背中がわに少しこい茶色を重ねると、ふっくらした体に見えるよ。
おなかは、紙の白を残すか、クリーム色にしよう。
小さな動物だから、色えんぴつの先を細かく動かして、やわらかい毛を表すといいんだ。
尾は体より少しこくしよう。
耳の中はうすいピンクだよ。
背中のすじと、大きな目
背中のすじは、こげ茶や黒でぬるよ。
はじめから強くぬらずに、うすく何度も重ねると、やわらかい毛の感じが残るんだ。
大きな目は黒くぬって、白い光を小さく残すと、くりくりした目になるよ。
鼻の先と足の指は、うすいピンクにするとかわいいね。
ひげは細い線のままで、まわりをぬりつぶさないように気をつけよう。
夜の森と、雪の森
2枚目の夜空は、こい青やむらさきでぬって、満月はうすい黄色で明るく残そう。
葉は、夜なのでこい緑や青みのある緑にすると、夜の森らしくなるよ。
3枚目の木のみきは、こげ茶や黄土色で、木の皮のすじにそってぬるんだ。
コケは緑、枯れ葉は茶色やオレンジにして、外の雪は白く残し、かげをうすい水色にしよう。
冬の動物のオコジョやうさぎの塗り絵とならべても楽しいよ。
ヤマネ(ニホンヤマネ)の豆知識
国の天然記念物
ヤマネは、国の天然記念物に決められている、大切な動物だよ。
環境省のレッドリストでは、数が少なくなるおそれのある動物とされているんだ。
森がへると、すむ場所がなくなってしまうので、森を守ることがヤマネを守ることにつながるんだよ。
山梨県の清泉寮には、ヤマネの研究やくらしを伝えるやまねミュージアムがあるんだ。
冬眠は半年以上のことも
ヤマネの冬眠は、とても長いよ。
寒い地方では、10月ごろから次の年の5月ごろまで眠りつづけることがあるんだ。
木のあなや土の中、雪の下などで、体温を大きく下げてじっとしているよ。
こうしてエネルギーを使わないようにして、食べものの少ない冬を乗りこえるんだ。
「マリネズミ」のよび名
冬眠のときに丸くなった姿が、まるで毬のようなので、ヤマネは「マリネズミ」ともよばれるよ。
でも、ネズミとはちがうなかまに分けられているんだ。
丸まったヤマネは手のひらにのるほど小さいんだよ。
もし見つけても、起こさないようにそっとしておいてあげてね。
-
ヤマネ
-
夜の森で木の実を食べるヤマネ
-
-
木のうろで冬眠するヤマネ
-
-