「ピカソって、なんだか難しそう…」 「どうしてこんな不思議な色を使っているんだろう?」
ピカソの絵画を美術館で見て、そう感じたことはありませんか?
パブロ・ピカソは、20世紀を代表するスペインの画家です。彼の作品は、顔がいくつも描かれていたり、現実とは違う色で塗られていたりして、不思議な魅力を持っています。
塗り絵でピカソのように色を塗るなんて、なんだか特別な才能が必要そうに感じますよね。
でも、心配はいりません!
実は、ピカソの絵は「ルールにとらわれない自由な色使い」が特徴です。この記事では、ピカソの色使いの秘密を解き明かし、塗り絵を通して、もっと自由に、そして大胆に色を塗る方法をご紹介します。
さあ、あなたもピカソになったつもりで、心のおもむくままに色を塗ってみませんか?
目次
ピカソの色使いってどんな色?
ピカソの作品は、彼の人生の時期によって大きく色使いが変わります。ここでは、塗り絵に活かせる代表的な2つの時期の色使いをご紹介します。
1. 青の時代:悲しみと憂鬱の色
ピカソが20代前半の頃は、「青の時代」と呼ばれています。この時期の絵は、全体的に青や藍色、緑がかった色が中心で、灰色や黒がよく使われています。
- 表現される感情:悲しみ、孤独、貧しさ
- 塗り絵で試すなら:
- 人物の肌を青で塗る
- 背景を青の濃淡で統一する
- 他の色を一切使わず、青だけで描かれた世界を表現する
青の時代は、心を落ち着かせたい時や、いつもとは違う塗り方に挑戦したい時におすすめです。

2. バラ色の時代:温かさと幸福の色
「青の時代」の後に訪れたのが、「バラ色の時代」です。この時期の絵には、ピンクやオレンジ、赤といった暖色が多く使われています。
- 表現される感情:幸福、温かさ、穏やかさ
- 塗り絵で試すなら:
- 人物の肌をピンクやオレンジで塗る
- 服や背景を赤や茶色、パステルカラーで明るくする
- 全体的に暖色系でまとめ、温かい雰囲気を出す
「バラ色の時代」は、ハッピーな気分で塗り絵を楽しみたい時にぴったりです。

【実践編】ピカソ流!自由に色を塗る3つのコツ
ピカソの色使いを塗り絵で実践する時の、3つの簡単なコツをご紹介します。
1. 「現実の色」にとらわれない
「りんごは赤」「バナナは黄色」といった現実の色は一度忘れてみましょう。
- 大胆な色で塗る:
- 空を緑色に
- 木をピンク色に
- 太陽を青色に
「この色で塗ったらどうなるだろう?」とワクワクしながら、色を選んでみてください。思いがけない色の組み合わせが、新しい発見につながります。

2. 「複数の色」を重ねてみる
ピカソは、一つの色だけで塗るのではなく、複数の色を重ねて深みを出しました。
- 重ね塗りを楽しむ:
- 赤色の絵の上に、薄く黄色を重ねてオレンジ色にしてみる
- 青色の絵の上に、紫を重ねて深みのある色にする
いろいろな色の組み合わせを試して、自分だけのオリジナルな色を作り出すことができます。

3. 「色に感情」をのせてみる
ピカソは、色を通して感情を表現しました。塗り絵でも、その時の気持ちを色に込めてみましょう。
- 嬉しい時は明るい色を:
- 幸せな気持ちを、黄色やピンクで表現する
- 少し寂しい時は落ち着いた色を:
- 静かな気持ちを、青や紫で表現する
その日の気分に合わせて色を選ぶだけで、塗り絵がもっと面白く、あなた自身の表現になります。

まとめ:塗り絵は「あなたの自由なキャンバス」
ピカソの色使いは、私たちに「もっと自由に色を塗っていいんだよ」と教えてくれています。
塗り絵は、お手本通りに塗る必要はありません。
- 空が青くなくてもいい
- 葉っぱが緑でなくてもいい
あなたの心が「この色がいい!」と感じたら、その色で塗ってみましょう。
塗り絵は、あなた自身の内面を映し出す鏡のようなものです。ピカソのように、心のおもむくままに色を塗ることで、新しい自分の一面を発見できるかもしれません。
さあ、固定観念にとらわれず、あなただけのカラフルな世界を塗り絵で表現してみませんか?