ビートの塗り絵
ビートの特徴
軽自動車のオープンカー
ビートは、ホンダが作っていた2人乗りのオープンカーだよ。
1991年に登場して、1996年まで売られていたんだ。
大きさは、黄色いナンバーをつけた軽自動車と同じ。
小さな車なのに、布の屋根をたたむと、空が見えるオープンカーになるんだよ。
風を感じながら走れる、とても楽しい車なんだ。
エンジンは座席のうしろ
ふつうの車は、前のボンネットの中にエンジンがあるね。
でもビートは、座席のすぐうしろにエンジンをのせているんだ。
このような車をミッドシップとよぶよ。
重いエンジンが車のまん中近くにあるので、バランスがよく、カーブをすいすい曲がれるんだ。
エンジンは660ccの小さなものだけど、とても高い回転まで元気に回るように作られていたよ。
うしろのタイヤでエンジンの力を伝えて走る、本格的なスポーツカーなんだ。
ホンダを作った人が見送った車
ホンダを作った本田宗一郎さんは、1991年5月のビートの発表会に来ていたよ。
そして、その年の8月に亡くなったんだ。
そのため、ビートは本田さんが最後に見送った車と言われているよ。
作られなくなったいまでも、ビートを大切に乗りつづけている人がたくさんいるんだ。
ビートの仲間たち
同じころ、ほかの会社からも、小さなスポーツカーが登場したよ。
マツダのAZ-1、ホンダのビート、スズキのカプチーノの3台は、頭文字をとって「平成ABCトリオ」とよばれたんだ。
小さな車でも、走るのが楽しい車を作ろうとした時代だったんだね。
2枚の塗り絵
塗り絵は、屋根をたたんだ赤いビートの2枚だよ。
1枚目は、左ななめ前から見たすがた。座席とハンドルがよく見えるね。
2枚目は、右ななめ前から見たすがたで、うしろに荷物をのせる台のキャリアがついているよ。
ビートは荷物を入れる場所がとても小さいので、こんなキャリアがあると便利なんだ。
ビートの次の世代と言われる車には、S660があるよ。
同じホンダのミッドシップでは、NSXの塗り絵もあるよ。
ビートの色を塗るコツ
本物の色をまねしよう
ビートでいちばん有名なのは、あざやかな赤だよ。
ほかにも、黄色や銀色、限定で作られた緑や青の車もあったんだ。
塗り絵のビートは2枚とも赤なので、まずは赤でぬってみよう。
赤い車体をきれいにぬるコツ
赤は、ボンネットやドアの広いところを、同じ向きに少しずつぬると、むらが出にくいよ。
ボンネットのまん中あたりは少しうすく、ふちや車体の下のほうは少しこくぬると、丸みのある形に見えるんだ。
光が当たっているところを白く残すと、ぴかぴかの車体になるよ。
座席と屋根
屋根を開けているので、座席やハンドルがよく見えるね。
座席は黒やこい灰色でぬると、赤い車体がひきたつよ。
うしろにたたんだ布の屋根も、黒でぬってみよう。
窓とライト
前の窓ガラスはうすい水色でぬって、ななめに白い線を残すと、ガラスらしく見えるよ。
ヘッドライトは、中を白く残して、ふちだけうすい灰色にしよう。
ライトの横のウインカーはオレンジでぬってね。
タイヤとホイール、キャリア
タイヤはこい灰色か黒でぬろう。
ホイールは銀色が基本で、丸いあなのところをこい灰色にすると立体的に見えるよ。
2枚目のキャリアは、銀色でぬると、金属らしくなるんだ。
2台をならべてかざろう
2枚ともぬったら、向かいあうようにならべてかざってみよう。
1台を赤、もう1台を黄色や銀色にしても楽しいよ。
ビートの豆知識
前と後ろでタイヤの大きさがちがう
ビートは、前のタイヤよりうしろのタイヤのほうが大きいんだ。
前は13インチ、うしろは14インチのタイヤをはいているよ。
エンジンのあるうしろのタイヤで、しっかり地面をけって走るためのくふうなんだ。
軽自動車で初めてのそうび
ビートには、4つのタイヤすべてにディスクブレーキがついていたよ。
これは、軽自動車では初めてのことだったんだ。
ぶつかったときに体を守るエアバッグも、軽自動車で初めてつけられたと言われているよ。
ハンドルは自分の力で回す
いまの車の多くは、ハンドルを軽く回せるしくみがついているね。
でもビートには、そのしくみがついていなかったんだ。
車がとても軽いので、それでも運転できたんだよ。
ギネス世界記録
2010年、栃木県のサーキットに、ビートが569台も集まって、ならんで走ったよ。
これは、同じ車種がいっしょに走ったパレードとして、ギネス世界記録に認められたんだ。
ビートが、いまでもたくさんの人に愛されていることがわかるね。
-
ビート(1991年)
-
ビート(1991年)うしろのキャリアつき
-