カムイサウルス(むかわ竜)の塗り絵

難易度:
~

カムイサウルス(むかわ竜)の特徴(とくちょう)

北海道(ほっかいどう)からやってきた日本(にっぽん)の恐竜(きょうりゅう)

カムイサウルスは、北海道(ほっかいどう)のむかわ町(まち)で化石(かせき)が見(み)つかった恐竜(きょうりゅう)だよ。
見(み)つかった町(まち)の名前(なまえ)から、「むかわ竜(りゅう)」というよび名でも親(した)しまれているんだ。
学名(がくめい)は「カムイサウルス・ジャポニクス」で、「日本(にっぽん)の竜(りゅう)の神(かみ)」という意味(いみ)なんだよ。
「カムイ」は、北海道(ほっかいどう)に昔(むかし)からくらすアイヌの人(ひと)たちのことばで「神(かみ)」をあらわすんだ。
2019年(ねん)に、世界(せかい)でまだだれも知(し)らなかった新(あたら)しい種類(しゅるい)の恐竜(きょうりゅう)として発表(はっぴょう)されたよ。

カモのような口(くち)の、植物(しょくぶつ)を食(た)べる恐竜(きょうりゅう)

カムイサウルスは、ハドロサウルスというグループのなかまだよ。
口(くち)の先(さき)がカモのくちばしのように平(ひら)たく広(ひろ)がっているのが、このなかまの目(め)じるしなんだ。
そのため「カモノハシ竜(りゅう)」とよばれることもあるよ。
口(くち)のおくにはたくさんの歯(は)がならんでいて、かたい植物(しょくぶつ)をすりつぶして食(た)べていたと考(かんが)えられているんだ。
同(おな)じなかまには、頭(とう)に長(なが)い管(くだ)のようなとさかがあるパラサウロロフスもいるよ。

1枚目(まいめ)は、四本足(よんぽんあし)で歩(ある)くすがた

1枚目(まいめ)の塗(ぬ)り絵(え)は、カムイサウルスを横(よこ)から見た全身(ぜんしん)だよ。
頭(とう)のてっぺんの小(ちい)さく低(ひく)いでっぱりは、とさかだよ。
鼻(はな)の骨(ほね)は見(み)つかっていないけれど、頭(とう)の骨(ほね)の形(かたち)から、うすく平たいとさかがあったと考(かんが)えられているんだ。
前(まえ)あしは細(ほそ)く、後(うし)ろあしは太(ふと)くて大(おお)きいね。
とくに前(まえ)あしがほっそりしているのは、カムイサウルスならではの特(とく)ちょうのひとつだよ。
長(なが)いしっぽは、まっすぐ後(うし)ろへのびて、からだのバランスをとっていたと考(かんが)えられているんだ。
からだの長さはおよそ8メートル、重(おも)さは4〜5トンほどだったと考(かんが)えられているよ。

2枚目(まいめ)は、海(うみ)べの砂浜(すなはま)を歩(ある)く2頭(とう)

2枚目(まいめ)の塗(ぬ)り絵(え)は、2頭(とう)のカムイサウルスが海(うみ)ぞいの砂浜(すなはま)を歩いている場面(ばめん)だよ。
手前(てまえ)の大(おお)きな1頭(とう)は四本足(よんぽんあし)で歩き、奥(おく)の少(すこ)し小(ちい)さな1頭(とう)は二本足(にほんあし)で立(た)ち上(あ)がって、海(うみ)のほうをながめているね。
カムイサウルスは、ふだんは四本足(よんぽんあし)で歩き、ときには二本足(にほんあし)で立つこともできたと考(かんが)えられているんだ。
砂(すな)には、3本指(ぽんゆび)の足(あし)あとが点々(てんてん)と続(つづ)いているよ。
奥(おく)には波(なみ)の寄(よ)せる海(うみ)、右(みぎ)はしには岩(いわ)のがけと2本(ぽん)の針葉樹(しんようじゅ)、海(うみ)の向(む)こうには島(しま)が見えるね。

大むかしの北海道(ほっかいどう)は、海(うみ)だった

カムイサウルスがくらしていたのは、白亜紀(はくあき)の後期(こうき)、いまからおよそ7200万年前(まんねんまえ)だよ。
化石(かせき)は、そのころ海(うみ)の底(そこ)だった場所(ばしょ)にできた地層(ちそう)から見(み)つかったんだ。
海(うみ)べでくらしていたカムイサウルスが、死(し)んだあとに海(うみ)へ流(なが)されて、海(うみ)の底(そこ)にしずんだのかもしれないね。
むかわ町(まち)のあたりでは、フタバスズキリュウのなかまの首長竜(くびながりゅう)や、モササウルスという海(うみ)のトカゲなど、海(うみ)の生(い)き物(もの)の化石(かせき)もたくさん見(み)つかっているよ。

カムイサウルス(むかわ竜)の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

くちばしととさかに、別(べつ)の色(いろ)を

カムイサウルスの見どころは、平たいくちばしと、頭(とう)の小(ちい)さなとさかだよ。
からだと同(おな)じ色(いろ)でぬると、どちらも目立(めだ)たなくなってしまうんだ。
くちばしはクリーム色(いろ)や黄土色(おうどいろ)、とさかはオレンジや赤(あか)にして、ぬり分(わ)けてみよう。
小(ちい)さなとさかが、ぐっと目立(めだ)つようになるよ。

背中(せなか)はこく、おなかはうすく

からだは、背中(せなか)をこい色(いろ)、おなかをうすい色(いろ)にすると、立体的(りったいてき)に見えるよ。
本当(ほんとう)のカムイサウルスの色(いろ)は、だれにもわからないんだ。
北海道(ほっかいどう)の森(もり)にあわせて緑(みどり)や茶色(ちゃいろ)にしても、海(うみ)の色(いろ)にあわせて青(あお)っぽくしてもいいね。
細(ほそ)い前(まえ)あしと太(ふと)い後(うし)ろあしは、少(すこ)しだけ色(いろ)のこさをかえると、ちがいがよくわかるよ。

2頭(とう)は、大人(おとな)と子(こ)どものように

2枚目(まいめ)の2頭(とう)は、ちがう色(いろ)でぬり分(わ)けると、どちらがどちらかわかりやすいよ。
手前(てまえ)の大(おお)きな1頭(とう)はこい色(いろ)、奥(おく)の立(た)ち上(あ)がった1頭(とう)はやさしい明(あか)るい色(いろ)にしてみよう。
親子(おやこ)のように見えてきて、お話(はなし)が作(つく)れそうだね。

海(うみ)と砂浜(すなはま)で、北海道(ほっかいどう)の海(うみ)べを作ろう

海(うみ)は、沖(おき)をこい青(あお)、波打(なみう)ちぎわを水色(みずいろ)にすると、遠(とお)くまで広(ひろ)がって見えるよ。
波(なみ)の線(せん)のところは白(しろ)く残(のこ)すと、波(なみ)しぶきらしくなるんだ。
砂浜(すなはま)はうすい黄色(きいろ)やベージュでぬって、足(あし)あとの中(なか)を少(すこ)しこい色(いろ)にすると、足(あし)あとがくっきりするよ。
がけは灰色(はいいろ)や茶色(ちゃいろ)、針葉樹(しんようじゅ)はこい緑(みどり)、貝(かい)がらはピンクやうすむらさきでぬってみてね。
空(そら)と雲(くも)と海(うみ)の向(む)こうの島(しま)までぬったら、大むかしの北海道(ほっかいどう)のできあがりだよ。

カムイサウルス(むかわ竜)の豆知識(まめちしき)

見つけたのは、地元(じもと)の化石(かせき)好(す)きの人(ひと)

2003年(ねん)、むかわ町穂別(ちょうほべつ)にすむ化石(かせき)好(す)きの堀田良幸(ほったよしゆき)さんが、岩(いわ)のかたまりの中(なか)からしっぽの骨(ほね)の化石(かせき)を見つけたんだ。
化石(かせき)は町(まち)の博物館(はくぶつかん)にあずけられたけれど、海(うみ)の地層(ちそう)から出(で)た骨(ほね)だったので、しばらくは恐竜(きょうりゅう)だと気(き)づかれなかったよ。
2011年(ねん)に研究者(けんきゅうしゃ)がしらべて、ようやく恐竜(きょうりゅう)のしっぽの骨(ほね)だとわかったんだ。

しっぽの先(さき)から、全身(ぜんしん)が出(で)てきた

しっぽの骨(ほね)は、がけの奥(おく)へとつながっていたよ。
そこで2013年(ねん)と2014年(ねん)に、北海道大学(ほっかいどうだいがく)と町(まち)の博物館(はくぶつかん)が大がかりな発掘(はっくつ)をしたんだ。
すると、頭(とう)から、あし、しっぽまで、からだじゅうの骨(ほね)がつぎつぎと見(み)つかったよ。
骨(ほね)の数(かず)でおよそ6割(わり)、骨(ほね)の量(りょう)でいうと8割(わり)をこえるほどがそろっていて、日本(にっぽん)で見(み)つかった恐竜(きょうりゅう)の全身骨格(ぜんしんこっかく)の中(なか)で、いちばん大(おお)きいものなんだ。

本物(ほんもの)の化石(かせき)に会(あ)いに行(い)こう

2026年(ねん)4月(がつ)、むかわ町(まち)に穂別恐竜博物館(ほべつきょうりゅうはくぶつかん)の恐竜館(きょうりゅうかん)がオープンしたよ。
ここでは、むかわ竜(りゅう)の本物(ほんもの)の全身骨格化石(ぜんしんこっかくかせき)を見(み)ることができるんだ。
札幌(さっぽろ)の北海道大学総合博物館(ほっかいどうだいがくそうごうはくぶつかん)でも、全身(ぜんしん)を組(く)み立てた骨格(こっかく)が見られるよ。
北海道(ほっかいどう)に行(い)ったら、日本(にっぽん)の竜(りゅう)の神(かみ)さまに会(あ)いに行(い)ってみてね。