法隆寺の塗り絵
法隆寺の特徴
世界でいちばん古い木造の建物
法隆寺は、奈良県の斑鳩町にあるお寺だよ。
聖徳太子と推古天皇が、607年ごろに建てたと伝えられているんだ。
そのあと火事でもえてしまい、しばらくして建てなおされたと考えられているよ。
それでも、いま残っている金堂や五重塔は、世界でいちばん古い木造の建物のなかまなんだ。
1300年以上も、雨や風、地震にたえて立ちつづけているなんて、すごいね。
日本で最初の世界遺産のひとつ
法隆寺は、1993年に「法隆寺地域の仏教建造物」として、世界遺産にえらばれたよ。
同じ年に、姫路城や屋久島、白神山地もえらばれていて、どれも日本で最初の世界遺産なんだ。
すぐ近くにある法起寺の三重塔も、いっしょに世界遺産になっているよ。
屋根が5つの五重塔
1枚目の塗り絵は、法隆寺の五重塔だよ。
屋根が5つ重なっていて、上にいくほど小さくなっているね。
いちばん上の屋根は、いちばん下の屋根の半分くらいの大きさなんだ。
てっぺんには、相輪という、輪が9つならんだ細長いかざりがついているよ。
いちばん下の屋根の下にある、もうひとつの小さな屋根は裳階というんだ。
金堂と五重塔がならぶ
2枚目は、金堂と五重塔が左右にならんだところだよ。
金堂は、仏さまをおまつりしている、法隆寺でいちばん大切なお堂なんだ。
屋根が2つ重なっていて、その下にも裳階があるね。
3枚目は、松の枝ごしに見た金堂と五重塔だよ。
軒の下の組物という木組みや、卍くずしというもようの手すりもさがしてみよう。
聖徳太子と斑鳩の里
法隆寺のある斑鳩は、聖徳太子がくらしていた場所だよ。
聖徳太子は、仏教を大切にして、国のしくみを整えようとした人として知られているんだ。
法隆寺のまわりには、太子にゆかりのあるお寺がいくつも残っていて、古い奈良のけしきが広がっているよ。
1枚目、2枚目、3枚目と、五重塔を遠くから、近くから、木の枝ごしに見くらべてみよう。
同じ塔でも、見る場所によって形がちがって見えるね。
むかしの人も、同じように塔を見上げていたのかもしれないね。
法隆寺の色を塗るコツ
古い木の色は、こげ茶と赤茶で
法隆寺の柱や軒は、長い年月でこげ茶になった木の色だよ。
こげ茶をぬったあと、ところどころに赤茶を重ねると、古い木のあたたかみが出るんだ。
かべは白をたくさん残して、柱との色のちがいをはっきりさせよう。
屋根は灰色を重ねて
屋根がわらは、灰色やこい灰色でぬってみよう。
屋根のはしのほうを少しこくすると、そり上がった屋根の形がよくわかるね。
5つの屋根を、下から上へ少しずつうすくすると、塔が高く見えるよ。
てっぺんの相輪は、こい緑や金色にするのがおすすめだよ。
空と松で、明るい奈良の景色に
空は水色、雲は白く残して、ふちだけうすい灰色にしよう。
3枚目の松の葉は、こい緑と黄緑を重ねると、生き生きとするよ。
金堂のとびらの白い幕にある丸いもようは、むらさきや紺でぬるといいね。
東寺の五重塔の塗り絵とならべて、五重塔の形をくらべてみよう。
白い砂の地面と石の基壇
お堂や塔の下の石の基壇は、うすい灰色やクリーム色でぬってみよう。
2枚目の地面は白い砂なので、ほとんどぬらずに、かげのところだけうすい灰色を入れるといいよ。
石段は1段ずつ、上の面を明るく、前の面を少しこくすると、段の形がよくわかるんだ。
法隆寺の豆知識
柱のまん中がふくらんでいる?
法隆寺の柱をよく見ると、まん中が少しふくらんでいるものがあるよ。
この形はエンタシスとよばれることがあって、遠い国の古い神殿の柱ににているといわれているんだ。
本当に同じ形が伝わってきたのかは、はっきりわかっていないよ。
五重塔は地震に強い
五重塔のまん中には、心柱という太い柱が1本、上から下まで通っているよ。
地震でゆれたとき、塔の各階がばらばらにゆれて、ゆれを小さくしていると考えられているんだ。
この考え方は、東京スカイツリーの設計にもいかされたといわれているよ。
東大寺の大仏殿の塗り絵とあわせて、奈良の古いお寺を楽しんでね。
1300年前の大工さんの知恵
法隆寺を作った大工さんたちは、くぎをほとんど使わずに、木と木を組み合わせて建物を作ったんだ。
この技術は、いまも宮大工とよばれる人たちに受けつがれているよ。
古い木を大切にしながら、こわれたところだけを直して、建物を守りつづけているんだ。
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法隆寺の五重塔
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金堂と五重塔
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松の枝と金堂・五重塔
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