タラ(鱈)の塗り絵
タラ(鱈)の特徴
冬においしくなる、大きな魚
タラは、北の冷たい海にすむ魚だよ。
日本でふつう「タラ」とよばれるのはマダラという種類で、長さは80センチほど、大きなものは1メートルをこえるんだ。
漢字では、魚へんに雪と書いて「鱈」。雪がふるころに、たくさんとれる魚だからと言われているよ。
寒くなる12月から2月ごろが、いちばんおいしい季節なんだ。
体のひみつをさがそう
タラの体には、ほかの魚にはあまりない特ちょうがいくつもあるよ。
まず、下あごの先に、1本のひげがのびているね。このひげで、海の底のえさをさがすと言われているんだ。
それから、背びれが3つ、しりびれが2つもあるよ。
1枚目の塗り絵で、ひれの数を数えてみてね。
体には、こまかいまだらもようがあって、これが「マダラ」という名前のもとになったと言われているんだ。
なんでも食べる、くいしんぼう
タラは、とても大きな口をもっていて、小さな魚、イカ、エビ、カニ、貝など、なんでもぱくぱく食べるよ。
あまりにたくさん食べるので、おなかいっぱい食べることを「たらふく食べる」と言うようになった、という説もあるんだ。
ふだんは、深さ100〜500メートルくらいの、冷たい海の底の近くでくらしているよ。
2枚の塗り絵
1枚目は、写真をもとに、マダラ1ぴきを真横から描いた絵だよ。あごのひげと、3つの背びれがよくわかるね。
2枚目は、冷たく深い海の底で、マダラたちがくらしている場面。
大きな口をがばっとあけて小さな魚を追いかけるタラ、ひげを砂につけてえさをさがすタラ、カニをじっと見つめるタラ、ゆったり泳ぐタラがいるよ。
1ぴきずつ、何をしているか、どんな顔をしているか、くらべてみてね。
冬の食卓のタラ
タラは、白くてやわらかい身の魚だよ。
寒い冬には、白菜やきのこといっしょに煮るたら鍋やたらちりが人気なんだ。
鍋の塗り絵といっしょにぬって、冬の食卓を想像してみてね。
同じ冬においしい魚にはブリ、秋には鮭もあるよ。
タラ(鱈)の色を塗るコツ
背中は茶色、おなかは白
タラの背中は、うすい茶色や黄土色、オリーブ色でぬろう。
まだらもようの中をこげ茶でぬり分けると、本物のマダラらしくなるよ。
おなかは白のまま残すか、うすい灰色にしてね。
背中からおなかへ、色を少しずつうすくしていくと、太い体が立体的に見えるんだ。
ひれとひげ
ひれは、体より少しこい茶色や灰色でぬろう。
ひれのふちを少しうすくすると、すけるようなひれになるよ。
あごのひげはうすい黄色や白にすると、目立ってかわいいんだ。
深い海は、こい青と青緑で
2枚目の海の水は、こい青や青緑でぬって、冷たく深い海にしよう。
海の底は灰色やうすい茶色、石は少しこい灰色でぬり分けてね。
ふわふわ浮かぶ小さな粒と泡は、白いまま残すと、深い海の中らしくなるよ。
カニと小さな魚も主役に
海の底のズワイガニは、オレンジやうすい赤茶色でぬろう。
タラが追いかけている小さな魚は、銀色や水色にすると、タラの茶色の中でよく目立つよ。
口の中と目
2枚目の、大きく口をあけたタラは、口の中をうすいピンクや白でぬると、がばっとあけた口が目立つよ。
目は、黒目のまわりを金色や黄色にして、光っている所を白く残そう。
1ぴきずつ、背中の色を少しずつ変えてぬると、それぞれのタラの個性が出て楽しいんだ。
タラ(鱈)の豆知識
「たらふく」とタラ
おなかいっぱい食べることを「たらふく」と言うよね。
タラがなんでもたくさん食べて、おなかがふくれているから、という説があるんだ。
本当は、「足りる」という言葉から来たという説もあって、はっきりとはわかっていないよ。
白子とたらこ
冬のマダラのオスのおなかには白子、メスにはたまごが入っていて、どちらも食べられるよ。
ごはんのおとものたらこは、マダラではなく、なかまのスケトウダラのたまごなんだ。
たらこをとうがらしで味つけしたものが、明太子だよ。
ほした棒だら
タラを、頭やはらわたをとって、かちかちにほしたものを棒だらというよ。
むかしは、北の海から遠くの町まで、こわさずに運ぶための知恵だったんだ。
京都では、棒だらを水でもどして煮た料理が、お正月やお祝いのごちそうとして食べられてきたよ。
世界中で食べられる魚
タラは、日本だけでなく、世界中で食べられている魚だよ。
イギリスの名物フィッシュ・アンド・チップスにも、タラがよく使われるんだ。
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マダラ(横から)
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深い海のマダラ
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