C57(貴婦人)の塗り絵

難易度:
~

C57(貴婦人)の特徴(とくちょう)

「貴婦人(きふじん)」とよばれる蒸気機関車(じょうききかんしゃ)

C57は、お客(きゃく)さんをのせた旅客列車(りょかくれっしゃ)を引(ひ)くために作(つく)られた蒸気機関車(じょうききかんしゃ)だよ。
1937年(ねん)から作(つく)られはじめ、ぜんぶで201両(りょう)が作(つく)られたんだ。
細(ほそ)くてすらりとしたボイラーと、大(おお)きな車輪(しゃりん)のバランスが美(うつく)しいことから、「貴婦人(きふじん)」というよび名で親(した)しまれているよ。
形式(けいしき)の名前(なまえ)から「シゴナナ」とよばれることもあるんだ。

名前(なまえ)の「C」は、動輪(どうりん)が3組(くみ)

C57の「C」は、動輪(どうりん)が3組(くみ)あるという意味(いみ)だよ。
動輪(どうりん)は、じょう気の力(ちから)でまわって、機関車(きかんしゃ)を前(まえ)へ進(すす)める大(おお)きな車輪(しゃりん)のこと。
1枚目(まいめ)の塗(ぬ)り絵(え)で、大(おお)きな動輪(どうりん)を数(かぞ)えてみてね。片(かた)がわに3つならんでいるよ。
動輪(どうりん)の前(まえ)には小(ちい)さな先輪(さきわ)が2つ、うしろには従輪(じゅうりん)が1つあって、機関車(きかんしゃ)をささえているんだ。

動輪(どうりん)がとても大(おお)きい

C57の動輪(どうりん)は、直径(ちょっけい)が1メートル75センチもあるよ。
おとなの背(せ)たけと同(おな)じくらいの大(おお)きさなんだ。
動輪(どうりん)が大(おお)きいと、1回(かい)まわるあいだに長(なが)いきょりを進(すす)めるので、速(はや)く走(はし)るのに向(む)いているよ。
貨物列車(かもつれっしゃ)を引(ひ)くD51は、動輪(どうりん)が4組(くみ)で、力(ちから)もち。くらべてみるとおもしろいね。

顔(かお)のまわりの部品(ぶひん)

先頭(せんとう)の大(おお)きな丸(まる)いふたは、煙室(けむりしつ)とびらだよ。
その上(うえ)にライトと煙突(えんとつ)があり、とびらの下(した)の台(だい)には、水(みず)をあたためる横長(よこなが)のつつがのっているんだ。
左右(さゆう)に立(た)つ大(おお)きな板(いた)は除煙板(じょえんばん)で、走(はし)るときの風(かぜ)で、けむりを上(うえ)へながす役(やく)わりをしているよ。
とびらのプレートには、「C57 1」や「C57 180」のように、1両(りょう)ごとの番号(ばんごう)が書(か)かれているんだ。

今(いま)も走(はし)る2両(りょう)のC57

C57は、今(いま)も2両(りょう)が本物(ほんもの)の線路(せんろ)を走っているよ。
C57 1は、山口県(やまぐちけん)と島根県(しまねけん)をむすぶ山口線(やまぐちせん)の「SLやまぐち号(ごう)」。
C57 180は、新潟県(にいがたけん)と福島県(ふくしまけん)をむすぶ磐越西線(ばんえつさいせん)の「SLばんえつ物語(ものがたり)」を引いているんだ。
1枚目(まいめ)と2枚目(まいめ)はC57 1、3枚目(まいめ)はC57 180の塗(ぬ)り絵(え)だよ。

うしろにつながる炭水車(たんすいしゃ)

機関車(きかんしゃ)のすぐうしろには、石炭(せきたん)と水(みず)をつんだ炭水車(たんすいしゃ)がつながっているよ。
運転室(うんてんしつ)では、機関助士(きかんじょし)がスコップで石炭(せきたん)を火(ひ)にくべて、じょう気を作りつづけているんだ。

C57(貴婦人)の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

黒(くろ)い車体(しゃたい)は、こいグレーで

蒸気機関車(じょうききかんしゃ)の車体(しゃたい)は黒(くろ)だよ。
まっ黒(くろ)にぬりつぶすと、こまかい部品(ぶひん)の線(せん)が見(み)えなくなってしまうね。
こいグレーでぬって、ボイラーの上(うえ)のほうを少(すこ)しうすくすると、丸みが出(で)てかっこよくなるよ。

金色(きんいろ)と白(しろ)で、ポイントを入(い)れよう

ナンバープレートのふちと文字(もじ)、煙室(けむりしつ)とびらのハンドルは金色(きんいろ)だよ。
煙突(えんとつ)や、前(まえ)の横長(よこなが)のつつにまかれた帯(おび)も金色(きんいろ)にぬると、貴婦人(きふじん)らしいはなやかさが出(で)るね。
車体(しゃたい)の横(よこ)を通(とお)る細(ほそ)い帯(おび)は白(しろ)なので、ぬらずに残(のこ)そう。

大(おお)きな動輪(どうりん)をていねいに

動輪(どうりん)は、スポークのあいだを1つずつぬっていこう。
車輪(しゃりん)のふちは銀色(ぎんいろ)やうすいグレー、動輪(どうりん)をつなぐ棒(ぼう)は銀色(ぎんいろ)にすると、足(あし)まわりがひきしまって見(み)えるよ。

客車(きゃくしゃ)と景色(けしき)

2枚目(まいめ)のC57 1が引(ひ)く客車(きゃくしゃ)は、こげ茶色(ちゃいろ)や深(ふか)いみどりのレトロな色(いろ)だよ。
左(ひだり)の田(た)んぼは黄(き)みどりでぬると、夏(なつ)の山口線(やまぐちせん)になるね。
3枚目(まいめ)のC57 180の客車(きゃくしゃ)はこん色(いろ)とクリーム色(いろ)、鉄橋(てっきょう)はみどりでぬってみよう。

けむりと空(そら)

煙突(えんとつ)から出(で)るけむりはグレー、足(あし)もとから出(で)る白(しろ)いじょう気は白(しろ)のまま残(のこ)そう。
3枚目(まいめ)は、空(そら)を水色(みずいろ)にぬって雲(くも)を白(しろ)く残(のこ)すと、もくもくのけむりが目立(めだ)つよ。
先頭(せんとう)の丸(まる)いヘッドマークは空白(くうはく)なので、すきな絵(え)をかいてみてね。

C57(貴婦人)の豆知識(まめちしき)

C57 1は、とても長く走りつづけている

C57 1は、1937年(ねん)に作(つく)られた、C57の1番目(ばんめ)の機関車(きかんしゃ)だよ。
1979年(ねん)に「SLやまぐち号(ごう)」として走りはじめてから、40年以上(ねんいじょう)も活(かつ)やくしているんだ。
土砂(どしゃ)くずれの事故(じこ)や、1995年(ねん)の大(おお)きな地震(じしん)でこわれたこともあるけれど、そのたびに直(なお)されて、線路(せんろ)にもどってきたよ。

小学校(しょうがっこう)の前庭(ぜんてい)にいたC57 180

C57 180は、走(はし)るのをやめたあと、新潟県(にいがたけん)の新津(にいつ)という町(まち)の小学校(しょうがっこう)の前庭(ぜんてい)で、30年(ねん)近(ちか)く保存(ほぞん)されていたよ。
地元(じもと)の人(ひと)たちが大切(たいせつ)に手入(てい)れをつづけたおかげで、きれいな状態(じょうたい)がたもたれていたんだ。
町(まち)の人(ひと)たちの「もういちど走らせたい」という声(こえ)にこたえて、1999年(ねん)、「SLばんえつ物語(ものがたり)」として、ふたたび走れるようになったんだ。

速(はや)く走(はし)るための大(おお)きな車輪(しゃりん)

旅客列車(りょかくれっしゃ)を引(ひ)く機関車(きかんしゃ)は、速(はや)く走れるように、動輪(どうりん)を大(おお)きくしているよ。
貨物列車(かもつれっしゃ)を引(ひ)く機関車(きかんしゃ)は、力(ちから)を出(だ)せるように、動輪(どうりん)を小(ちい)さめにして、数(かず)をふやしているんだ。
車輪(しゃりん)の大(おお)きさと数(かず)を見(み)ると、その機関車(きかんしゃ)のとくいな仕事(しごと)がわかるんだね。

走(はし)る前(まえ)のじゅんび

蒸気機関車(じょうききかんしゃ)は、火(ひ)をつけてから走れるようになるまで、何時間(なんじかん)もかかるよ。
水(みず)がじゅうぶんにわいて、じょう気の力(ちから)がたまるまで、じっくり待(ま)つんだ。