七草粥の塗り絵

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最終更新日：2025.10.22

七草粥の特徴とくちょう

お正月明けに食たべる優やさしいおかゆ

七草粥ななくさがゆは、一月七日の「人日の節句せっく」という大切たいせつな日ひに、七種類ななしゅるいの若菜わかなを入はいれて食たべるおかゆのことだよ。お正月しょうがつの終おわりを告つげる、日本にほんの伝統的な行事ぎょうじの一ひとつなんだ。

どんな性質と象徴しょうちょう？

七草粥ななくさがゆには、一年の健康けんこうを願ねがう、大切たいせつな意味いみが込こめられているよ。

無病息災むびょうそくさい：七草ななくさの強つよい生命力せいめいりょくを体からだに取り入はいれることで、病気びょうきにならずに一年間いちねんかんを健康けんこうに過すごせるようにという願ねがいが込こめられているんだ。
胃いを休やすめる：お正月しょうがつのごちそうで疲つかれた胃腸いちょうを優やさしく休やすませるために、消化しょうかに良よいおかゆを食たべるという意味いみもあるよ。
生命力せいめいりょくの恵めぐみ：まだ寒さむい冬ふゆの時期じきに、いち早く芽めを出でした七草ななくさの生命力せいめいりょくをもらうことで、元気げんきになろうという意味いみも込こめられているんだ。

七草ななくさの種類しゅるいと意味いみ

七草粥ななくさがゆに入はいれる七種類ななしゅるいの草くさは、それぞれ意味いみと効能こうのうがあるんだ。

せり：競せり勝かつという意味いみで、勝負運しょうぶうんが良よくなるように。
なずな：別名べつめいだいこんペンペン草くさ。厄やくをはらうという意味いみがあるよ。
ごぎょう：仏様ほとけさまや神様かみさまを仏体ぶったいという意味いみがあり、縁起えんぎが良よいとされているよ。
はこべら：繁栄はんえいがはびこるという意味いみで、子孫繁栄しそんはんえいを願ねがうよ。
ほとけのざ：仏様ほとけさまの安座あんざという意味いみがあり、心こころを穏おだやかに過すごせるように。
すずな：別名べつめいだいこんかぶ。神様かみさまを呼よぶ鈴すずという意味いみで、縁起えんぎを担かぐよ。
すずしろ：別名べつめいだいこんだいこん。汚けがれのない清きよらかさという意味いみがあるよ。

七草粥ななくさがゆを作つくる時の歌うた

七草粥ななくさがゆを作つくる前まえの晩ばんには、七草ななくさばやしという歌うたを歌うたいながら、七草ななくさをまな板の上うえで刻きざむという風習ふうしゅうが昔むかしからあったんだよ。

七草粥の色いろを塗ぬるコツ

色いろの選えび方ほう：体からだの中なかから元気げんきになる緑色みどりいろを使つかおう！

七草粥ななくさがゆのぬりえは、七草ななくさの鮮あざやかな緑色みどりいろを主役しゅやくに、温あたたかさが伝つたわる色いろを合あわせよう。

お粥の色いろ：お粥は白色しろいろをベースに、温あたたかい雰囲気ふんいきが出でるようにごく薄うすい黄色きいろやクリーム色いろを混まぜて塗ぬってみよう。
七草ななくさの色いろ：七種類ななしゅるいの草くさの葉はは、濃こい緑みどり、黄緑きみどり、薄うすい緑みどりなど、何種類なんしゅるいかの緑色みどりいろを使つかい分けると、絵えに深ふかみが出でるよ。
- かぶと大根だいこん：すずな（かぶ）とすずしろ（大根だいこん）の根ねっこは、白色しろいろや薄うすいピンク色いろで塗ぬろう。

背景はいけいのモチーフ：

窓まどやテーブル：茶色ちゃいろや木きの色いろで落おち着ついた雰囲気ふんいきにすると、七草粥ななくさがゆの緑色みどりいろが引ひき立たつよ。

立体感りったいかんを出です塗ぬり方ほう：温あたたかさと瑞々みずみずしさを！

七草粥ななくさがゆの温あたたかさと、七草ななくさの生いき生いきとした瑞々みずみずしさを表現ひょうげんしよう。かげになる場所ばしょ：

おかゆの入はいった器うつわの下したや具材ぐざいの葉はっぱの裏側うらがわなど、へこんでいる部分ぶぶんに濃こい色いろで「かげ」をつけて、器うつわの丸まるみや葉はの立体感りったいかんを出でそう。

ひかりが当あたる場所ばしょ：

おかゆの表面ひょうめんや葉はのてっぺんなど、光ひかりが当あたる部分ぶぶんに明あかるい色いろや白しろい色いろを残のこすと、おかゆの温あたたかい湯気ゆげや七草ななくさの生いき生いきとした瑞々みずみずしさが表現ひょうげんできるよ。

質感しつかんを出でそう！

色鉛筆いろえんぴつ：七草ななくさの葉はや根ねの形かたちをよく見みて、葉脈ようみゃくの線せんや細こまかい部分ぶぶんを丁寧ていねいに塗ぬると、本物ほんものの野菜やさいのような質感しつかんが出でるよ。湯気ゆげ：湯気ゆげの線せんは、白しろをそのまま残のこすか、ごく薄うすい灰色はいいろで優やさしく塗ぬると、温あたたかさが伝つたわってくるよ。