ハナショウブ(花菖蒲)の塗り絵

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ハナショウブ(花菖蒲)の特徴(とくちょう)

梅雨(つゆ)を彩(いろど)る日本(にっぽん)生(う)まれの美(うつく)しいお花(はな)

ハナショウブ(花菖蒲(はなしょうぶ))は、雨(あめ)がたくさん降(ふ)る梅雨(つゆ)の季節(きせつ)に、大(おお)きくて上品(じょうひん)なお花(はな)を咲(さ)かせる植物(しょくぶつ)だよ。アジサイと並(なら)んで、日本(にっぽん)の6月(がつ)を代表(あらわ)するお花(はな)としてたくさんの人(ひと)に愛(あい)されているんだ。しっとりとした雨(あめ)の中(なか)で、紫(むらさき)や白(しろ)の鮮(あざ)やかなお花(はな)が凛(りん)と立(た)って咲く姿(すがた)は、とっても綺麗(きれい)で心(こころ)が洗(あら)われるような気持(きも)ちにさせてくれるんだよ。

名前(なまえ)の由来(ゆらい)と英語(えいご)での呼(よ)び方(かた)

ハナショウブという名前(なまえ)は、葉(は)っぱの形(かたち)が端午(たんご)の節句(せっく)(子(こ)どもの日(か))にお風呂(ふろ)に入(い)れる「ショウブ(菖蒲(しょうぶ))」にそっくりで、綺麗(きれい)な「花(はな)」を咲(さ)かせることからつけられたんだ。でも、お風呂(ふろ)に入(い)れるショウブは地味(じみ)なガマの穂(ほ)のようなお花(はな)しか咲(さ)かないから、実(じつ)はまったく別(べつ)の植物(しょくぶつ)の仲間(なかま)なんだよ。

英語(えいご)では「Japanese iris(ジャパニーズ・アイリス)」と呼ばれているよ。「アイリス」はギリシャ神話(しんわ)の虹(にじ)の女神(めがみ)さま(イリス)が由来(ゆらい)で、ハナショウブが日本(にっぽん)生(う)まれの美(うつく)しいアイリスの仲間(なかま)として、世界中(せかいじゅう)で高(たか)く評価(ひょうか)されていることがよくわかるね。

いつ見(み)れるの?見(み)れる時期(じき)

ハナショウブが一番(いちばん)きれいに咲くのは、5月(がつ)の終(お)わりごろから6月(がつ)の終(お)わりごろにかけての約(やく)1ヶ月間だよ。 ちょうど梅雨(つゆ)の時期(じき)とぴったり重(かさ)なるんだ。お花(はな)は咲いてからだいたい3日(か)くらいで萎(しぼ)んでしまうけれど、1つの茎(くき)から次(つぎ)のつぼみが順番(じゅんばん)に新(あたら)しく膨(ふく)らんで咲くから、長(なが)い間(あいだ)美(うつく)しいお花畑(はなばたけ)を楽(たの)しむことができるんだよ。

どこで咲いているの?育(そだ)つ環境(かんきょう)

ハスやスイレンのように水(みず)の中(なか)に完全(かんぜん)に浸(つ)かっているわけではないけれど、お水(みず)がたっぷりとあって湿(しめ)っている場所(ばしょ)が大好(だいす)きなんだ。 全国各地(ぜんこくかくち)にある「菖蒲園(しょうぶえん)」や、お寺(てら)の池(いけ)のまわり、湿地(しっち)などでたくさん育てられているよ。太陽(たいよう)の光(ひかり)がよく当(あ)たる、お水(みず)が綺麗(きれい)な場所(ばしょ)がハナショウブの一番(いちばん)のお気に入(はい)りなんだね。

仲間(なかま)(アヤメ・カキツバタ)との見分(みわ)け方(かた):花(はな)びらの真ん中(なか)の「黄色(きいろ)」

ハナショウブには、見た目(め)がそっくりで見分(みわ)けがつかないと言(い)われる「アヤメ(文目(あやめ))」と「カキツバタ(杜若(かきつばた))」という大親友(だいしんゆう)のような仲間(なかま)がいるんだ。でも、お花(はな)の中心(ちゅうしん)(花(はな)びらの根元(ねもと))をよーく見(み)るだけで、一発(いちはつ)で見分(みわ)けることができるすごい秘密(ひみつ)があるよ!

  • ハナショウブ: 花(はな)びらの根元(ねもと)に、くっきりとした「黄色(きいろ)い模様(もよう)(サイン)」が入(はい)っているよ。

  • カキツバタ: 花(はな)びらの根元(ねもと)に、すっきりとした「白(しろ)い模様(もよう)」が入(はい)っているんだ。

  • アヤメ: 花(はな)びらの根元(ねもと)に、細(こま)かな「網目模様(あみめもよう)」が入(はい)っているよ。

今回(こんかい)集(あつ)めてくれたぬりえのイラストにも、花(はな)びらの真ん中(なか)に細長(ほそなが)い模様(もよう)が描(えが)かれているよね。これはハナショウブの証拠(しょうこ)である「黄色(きいろ)のサイン」なんだよ。これを知(し)っているだけで、きみも立派(りっぱ)なお花(はな)の博士(はかせ)になれるね!

驚(おどろ)き!数千種類(すうせんしゅるい)もある品種(ひんしゅ)の歴史(れきし)

ハナショウブは、実(じつ)は日本(にっぽん)に昔(むかし)から自生(じせい)していた「ノハナショウブ」という野生(やせい)のお花(はな)を、江戸時代(えどじだい)から何百年(なんびゃくねん)もかけて、人間(にんげん)の手(て)によっておしゃれに大改良(だいかいりょう)してきた歴史(れきし)があるんだ。 今(いま)ではなんと数千種類以上(すうせんしゅるいいじょう)の品種(ひんしゅ)があって、お花(はな)の形(かたち)や色(しょく)の違(ちが)いによって、大(おお)きく3つのグループに分(わ)けられているよ。

  • 江戸系(えどけい): 江戸(えど)(東京(とうきょう))で盛(さか)んに作(つく)られた、お庭(にわ)や菖蒲園(しょうぶえん)で遠(とお)くから見てもパッと目立(めだ)つ、すっきりとして力強(ちからづよ)い形(かたち)の種類(しゅるい)だよ。

  • 伊勢系(いせけい): 三重県(みえけん)で大切(たいせつ)に育てられた、花(はな)びらがちりめん細工(さいく)のように深(ふか)く垂(た)れ下(さ)がる、とっても優雅(ゆうが)で上品(じょうひん)な形(かたち)の種類(しゅるい)なんだ。

  • 肥後系(ひごけい): 熊本県(くまもとけん)で室内(しつない)で鑑賞(かんしょう)するために作(つく)られた、お花(はな)がもの凄く大(おお)きくて、大迫力(だいはくりょく)で豪華(ごうか)な形(かたち)の種類(しゅるい)だよ。

ぬりえに描(えが)かれているお花(はな)も、花(はな)びらが何枚(なんまい)も重なって豪華(ごうか)なものから、すっきりと涼(すず)しげなものまで色(しょく)んな形(かたち)があるけれど、それはこの長(なが)い歴史(れきし)の中(なか)で生(う)まれたたくさんの仲間(なかま)たちを表(あらわ)しているんだね。

花菖蒲(はなしょうぶ)の花言葉(はなことば)

ハナショウブには、その美(うつく)しくまっすぐ育(そだ)つ姿(すがた)にぴったりな素敵(すてき)な花言葉(はなことば)があるよ。 一番有名(いちばんゆうめい)なのは「嬉(うれ)しい便(たよ)り」や「優雅(ゆうが)」、そして「あなたを信(しん)じます」という言葉(ことば)なんだ。梅雨(つゆ)の雨(あめ)の中(なか)でこのお花(はな)を見つけると、何(なん)か良(よ)いニュースが届(とど)くようなワクワクした気持(きも)ちにさせてくれる、とっても縁起(えんぎ)の良(よ)いお花(はな)なんだよ。

ハナショウブ(花菖蒲)の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

花(はな)びらの色使(いろづか)いとグラデーションの魔法(まほう)

ハナショウブの花(はな)びらは、ひらひらと大(おお)きく広(ひろ)がっていて、とっても柔(やわ)らかい質感(しつかん)を表現(ひょうげん)するのがポイントだよ。

  • お花(はな)の色(しょく)を決(き)めよう: スタンダードな「濃(こ)い紫色(むらさきいろ)」や「青紫色(あおむらさきいろ)」にするのもカッコいいし、優(やさ)しい「ピンク色(しょく)」や「純白(ホワイト)」にしても綺麗(きれい)だよ。

  • グラデーションをつける: 花(はな)びらの外側(そとがわ)に向(む)かってだんだん色(しょく)が濃くなるように塗(ぬ)ってみよう。花(はな)びらの根元(ねもと)のほうを少(すこ)し薄(うす)い色(しょく)にしたり、白(しろ)い部分(ぶぶん)を残(のこ)したりすると、お花(はな)がふんわりと開(ひら)いている立体感(りったいかん)がバッチリ表現(ひょうげん)できるんだ。

花(はな)びらの筋(すじ)(脈(みゃく))をきれいに描(か)くポイント

イラストのハナショウブの花(はな)びらには、たくさんの繊細(せんさい)な線(せん)(ウネリのすじ)が描(えが)かれているよね。

  • 線(せん)を活(い)かして塗(ぬ)る: この線(せん)の通(とお)りに、色鉛筆(いろえんぴつ)の先(さき)をシャッシャッと動(うご)かして塗(ぬ)ってみてね。

  • さらに深みを出(だ)す: 全体(ぜんたい)を薄(うす)い紫(むらさき)で塗(ぬ)ったあとに、尖(とが)らせた「少(すこ)し濃(こ)いめの紫(むらさき)や青(あお)」の色鉛筆(いろえんぴつ)でこの線(せん)を1本(ぽん)ずつ丁寧(ていねい)になぞってあげると、ハナショウブ特有(とくゆう)の薄くて繊細(せんさい)な花(はな)びらの質感(しつかん)が浮(う)き出(で)てきて、すごく上手(じょうず)に見えるんだよ。

隠(かく)れた目印(めじるし)!「黄色(きいろ)のサイン」を忘(わす)れずに

ハナショウブを塗(ぬ)るときに、絶対(ぜったい)に忘(わす)れてはいけない一番大事(いちばんだいじ)な場所(ばしょ)がここなんだ!

  • 真ん中(なか)の模様(もよう): 花(はな)びらの根元(ねもと)にある細長(ほそなが)い三角形(さんかっけい)のスペースを、「鮮(あざ)やかな黄色(きいろ)」や「山吹色(やまぶきいろ)」で力強(ちからづよ)く塗(ぬ)ってあげよう。まわりの紫色(むらさきいろ)の花(はな)びらとのコントラストで、この黄色(きいろ)がピカッと引(ひ)き立(た)ち、「これは間違(まちが)いなくハナショウブだね!」と誰(だれ)もが納得(なっとく)する図鑑(ずかん)のようなリアルな仕上(しあ)がりになるんだ。

シュッと尖った葉(は)っぱと茎(くき)の塗(ぬ)り方(かた)

ハナショウブの葉(は)っぱは、刀(かたな)のように真っ直ぐシュッと天(てん)に向(む)かって伸(の)びているのがカッコいい特徴(とくちょう)だよ。

  • 縦(たて)の線(せん)を意識(いしき)する: 葉(は)っぱや細(ほそ)い茎(くき)を塗(ぬ)るときは、上(うえ)に向(む)かって色鉛筆(いろえんぴつ)を一気(いっき)にシュッと動(うご)かして塗(ぬ)ろう。

  • 緑色(みどりいろ)の使(つか)い分(わ)け: 画面(がめん)いっぱいにたくさんの葉(は)っぱが背景(はいけい)として描(えが)かれているイラストでは、手前(てまえ)にある葉(は)っぱを「明(あか)るい黄緑色(きみどりいろ)」、奥(おく)にある葉(は)っぱを「深(ふか)い緑色(みどりいろ)」や「青緑色(あおみどりいろ)」にして塗(ぬ)り分(わ)けてみてね。これだけで、お花(はな)が葉(は)っぱの茂(しげ)みの中(なか)から凛(りん)と飛(と)び出(だ)して咲いている奥行(おくゆ)きがバッチリ表現(ひょうげん)できるんだ。

つぼみや背景(はいけい)のグラデーションで空気感(くうきかん)を出(だ)す

  • つぼみの塗(ぬ)り方(かた): まだ硬(かた)いつぼみは、全体(ぜんたい)を「黄緑色(きみどりいろ)」にして、先(さき)っぽの割れ目(め)の部分(ぶぶん)だけ少(すこ)し「紫色(むらさきいろ)」を覗(のぞ)かせるように塗(ぬ)ってみてね。これから咲く生命(せいめい)の力強さが伝(つた)わってくるよ。

  • 梅雨(つゆ)の背景(はいけい): 空白(くうはく)の背景(はいけい)をあえて塗らずにおくのもお花(はな)が引(ひ)き立(た)っていいけれど、まわりを薄(うす)い「水色(みずいろ)」や「ラベンダー色(しょく)」でふんわり丸(まる)くぼかすように優しく塗(ぬ)ってあげると、梅雨(つゆ)のしっとりとした優(やさ)しい空気感(くうきかん)が生(う)まれて、とっても幻想的(げんそうてき)なアート作品(さくひん)が完成(かんせい)するよ!

ハナショウブ(花菖蒲)の豆知識(まめちしき)

アヤメやカキツバタとの見分(みわ)け方(かた)

ハナショウブ、アヤメ、カキツバタは見た目(め)がとてもよく似(に)ているよね。一番簡単(いちばんかんたん)な見分(みわ)け方(かた)は、花(はな)びらの根元(ねもと)にある模様(もよう)なんだ。ハナショウブの根元(ねもと)には、くっきりとした黄色(きいろ)の模様(もよう)が入(はい)っているよ。これがアヤメたちと見分(みわ)ける一番分かりやすい目印(めじるし)なんだ。

お風呂(ふろ)に入(い)れる「ショウブ」とは別物(べつもの)!

こどもの日(か)(端午(たんご)の節句(せっく))に「しょうぶ湯(とう)」に入(い)れるショウブは、実(じつ)はハナショウブとは全(まった)く違(ちが)う植物(しょくぶつ)の仲間(なかま)なんだ。お風呂(ふろ)に入(い)れるショウブはサトイモ科(か)で緑色(みどりいろ)の地味(じみ)な花(はな)が咲くけれど、ハナショウブはアヤメ科(か)で美(うつく)しく大(おお)きな花(はな)を咲(さ)かせるんだよ。

江戸時代(えどじだい)に大(だい)ブームになった歴史(れきし)ある花(はな)

ハナショウブは、もともと日本(にっぽん)の野山(のやま)に咲いていた野生(やせい)の花(はな)を、江戸時代(えどじだい)にたくさんの園芸家(えんげいか)たちが品種改良(ひんしゅかいりょう)して作(つく)ったお花(はな)なんだ。当時(とうじ)の人々(ひとびと)の間(あいだ)で大(だい)ブームになり、江戸(えど)、伊勢(いせ)(三重(みえ))、肥後(ひご)(熊本(くまもと))などで独自(どくじ)の美(うつく)しい品種(ひんしゅ)がたくさん生(う)まれたんだよ。

水辺(みずべ)じゃなくても元気(げんき)に育(そだ)つ強(つよ)さ

カキツバタは完全(かんぜん)に水(みず)の中(なか)でないと育たないけれど、ハナショウブは湿り気のある土(つち)が大好(だいす)きで、実(じつ)は畑(はたけ)のような少(すこ)し乾(かわ)いた場所(ばしょ)でも育てることができるんだ。お家のお庭(にわ)やプランターでも、お水(みず)をしっかりあげればキレイなお花(はな)を咲(さ)かせてくれるよ。