ニホンザルの塗り絵

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ニホンザルの特徴(とくちょう)

世界(せかい)で一番北(いちばんきた)に住(す)む霊長類(れいちょうるい)!北限(ほくげん)のサル

ニホンザルは、日本(にっぽん)だけにしか住んでいない特別(とくべつ)なサルの仲間(なかま)なんだよ。本州(ほんしゅう)や四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)の山(やま)の中(なか)に暮(く)らしているけれど、特(とく)に青森県(あおもりけん)の下北半島(しもきたはんとう)に住(す)むニホンザルは、人間以外(にんげんいがい)のサル(ヒト以外(いがい)の霊長類(れいちょうるい))の中(なか)で世界(せかい)で一番北(いちばんきた)の寒(さむ)い場所(ばしょ)に暮らす生(い)き物(もの)として「北限(ほくげん)のサル」と呼(よ)ばれているんだ。一面(いちめん)の銀世界(ぎんせかい)の中(なか)でも元気(げんき)に走(はし)り回(まわ)る姿(すがた)は、世界中(せかいじゅう)の研究者(けんきゅうしゃ)や動物(どうぶつ)ファンを驚(おどろ)かせているんだよ。

名前(なまえ)の由来(ゆらい)と英名(えいめい)!スノーモンキーと呼(よ)ばれる理由(りゆう)

和名(わめい)のニホンザルは、文字(もじ)通(とお)り「日本(にっぽん)のサル」という意味(いみ)から名付(なづ)けられたよ。英語(えいご)ではJapanese Macaque(ジャパニーズ・マカク)と呼(よ)ばれるほか、雪(ゆき)の中(なか)で逞(たくま)しく生(い)きる姿(すがた)からSnow Monkey(スノーモンキー)というとってもかっこいい愛称(あいしょう)で親(した)しまれているんだ。雪(ゆき)の中(なか)で温泉(おんせん)に浸(つ)かったり、雪玉(ゆきだま)を作(つく)って遊(あそ)んだりする姿(すがた)が海外(かいがい)でも大人気(だいにんき)で、世界中(せかいじゅう)から一目(ひとめ)見(み)ようとたくさんの人(ひと)が日本(にっぽん)に訪(おとず)れるんだよ。

赤(あか)い顔(かお)と赤(あか)いお尻(しり)!ニホンザルのチャームポイント

ニホンザルといえば、真っ赤(あか)なお顔(かお)とお尻(しり)が一番(いちばん)のチャームポイントだよね。あの赤(あか)さは、皮膚(ひふ)のすぐ下(した)にたくさんの血管(けっかん)が通(かよ)っていて、血(ち)の色(しょく)が透(す)けて見えているからなんだよ。特(とく)におとなのニホンザルになると顔(かお)やお尻(しり)の赤(あか)みがさらに強(つよ)くなり、健康(けんこう)で強(つよ)いことやお母(かあ)さんやお父(とう)さんになる準備(じゅんび)ができたことを仲間(なかま)にアピールする印(しるし)になっているんだ。体調(たいちょう)が良(よ)いときほど、綺麗(きれい)な鮮(あざ)やかで濃(こ)い赤色(あかいろ)になるんだよ。

寒さに負(ま)けない!もこもこの冬毛(ふゆけ)と短(みじか)くて可愛(かわい)いしっぽ

ニホンザルの体(からだ)は、季節(きせつ)に合(あ)わせて毛(け)の生(は)え変(か)わりが起(お)こるんだよ。秋(あき)から冬(ふゆ)になると、寒さに耐(た)えるために「冬毛(ふゆけ)」と呼(よ)ばれる厚(あつ)くてふわふわな毛(け)が全身(ぜんしん)を覆(おお)うんだ。そして、南(みなみ)の国(くに)に住(す)むお猿(さる)さんと違(ちが)って、ニホンザルのしっぽは約(やく)7センチメートルから11センチメートルととっても短(みじか)いのが特徴(とくちょう)なんだよ。しっぽが短(みじか)いと、木(き)の上(うえ)を移動(いどう)するときに邪魔(じゃま)にならなかったり、体温(たいおん)が外(そと)に逃(に)げるのを防(ふせ)いだりするのに役立(やくだ)っているんだね。

世界中(せかいじゅう)で大注目(だいちゅうもく)!温泉(おんせん)に入(はい)る不思議(ふしぎ)な文化(ぶんか)

長野県(ながのけん)の地獄谷野外苑(じごくたにやがいえん)などに住(す)むニホンザルは、世界(せかい)で唯一(ゆいいつ)「温泉(おんせん)に入(はい)るサル」として知(し)られているんだよ。厳(きび)しい冬(ふゆ)の寒さを凌(しの)ぐために、温(あたた)かい温泉(おんせん)に浸(つ)かって体(からだ)を温める習慣(しゅうかん)を自分(じぶん)たちで見つけ出(だ)したんだ。温泉(おんせん)の中(なか)で気持(きも)ちよさそうに目(め)を細(ほそ)めてウトウトしている姿(すがた)は、人間(にんげん)とそっくりでとっても可愛らしいよね。この温泉(おんせん)に入(はい)る行動(こうどう)は、お母(かあ)さんから子(こ)どもへと受(う)け継(つ)がれるニホンザルの大切(たいせつ)な文化(ぶんか)になっているんだよ。

ポンポンに膨(ふく)らむ!頬袋(ほおぶくろ)のひみつ

ニホンザルの口(くち)の中(なか)には、頬袋(ほおぶくろ)と呼(よ)ばれる食(た)べ物(もの)を溜(た)め込(こ)んでおける特別(とくべつ)なポケットがついているんだよ。木(き)の実(じつ)や葉(は)っぱ、果物(くだもの)などのエサを見つけると、周(まわ)りの仲間(なかま)に取(と)られたり天敵(てんてき)に襲(おそ)われたりしないように、まずは頬袋(ほおぶくろ)にパクパクと詰(つ)め込めるだけ詰(つ)めるんだ。両(りょう)ほっぺをポンポンに膨らませたあと、安全(あんぜん)な場所(ばしょ)へ移動(いどう)してからゆっくり口(くち)の中(なか)に戻(もど)して噛(か)み砕(くだ)いて食(た)べるという賢(かしこ)い知恵(ちえ)を持(も)っているんだよ。

強(つよ)い絆(きずな)を結(むす)ぶ!グルーミング(毛(け)づくろい)の大切(たいせつ)な役割(やくわり)

お猿(さる)さんたちが仲良(なかよ)く並(なら)んで毛(け)づくろいをしている姿(すがた)を見たことがあるかな。これはグルーミングと呼(よ)ばれていて、単(たん)に体(からだ)に付(つ)いたゴミやノミを取ってお互(たが)いを清潔(せいけつ)にするだけではないんだよ。毛(け)づくろいをすることで気持(きも)ちを落(お)ち着(つ)かせたり、ケンカのあとに仲直(なかなお)りをしたり、グループの中(なか)での絆(きずな)を深(ふか)めたりする大切(たいせつ)なスキンシップ(コミュニケーション)なんだ。毛(け)づくろいをしてもらうと、うっとりしてリラックスするんだね。

厳(きび)しい順位(じゅんい)とリーダー!群(む)れで生(い)きる社会性(しゃかいせい)

ニホンザルは、数匹(すうひき)から時(とき)には100匹以上(ひきいじょう)の大(おお)きなグループ(群(む)れ)を作(つく)って暮(く)らしている社会性(しゃかいせい)豊(ゆた)かな動物(どうぶつ)なんだよ。昔(むかし)は「ボスザル」と呼(よ)ばれていた群(む)れのリーダーは、現在(げんざい)では「第一位(だいいちい)のオス」と呼(よ)ばれていて、群(む)れ全体(ぜんたい)を暴力(ぼうりょく)で支配(しはい)するのではなく、仲間同士(なかまどうし)のケンカを仲裁(ちゅうさい)したり天敵(てんてき)から群(む)れを守(まも)ったりする頼(たの)もしい存在(そんざい)なんだ。また、ニホンザルは生(う)まれた家系(かけい)(お母(かあ)さんの順位(じゅんい))によっても群(む)れの中(なか)での順位(じゅんい)が決(き)まるという、複雑(ふくざつ)でしっかりとした社会(しゃかい)システムを持(も)っているんだよ。

文化(ぶんか)を生み出す頭(あたま)の良さ!芋洗(いもあら)いや雪玉作り

ニホンザルはとっても頭(あたま)が良く、人間(にんげん)の真似(まね)をしたり新技術(しんぎじゅつ)を自分(じぶん)たちで発明(はつめい)したりすることができるんだ。宮崎県(みやざきけん)の幸島(こうしま)に住(す)むニホンザルは、もらったサツマイモを海水(かいすい)で洗(あら)って砂(すな)を落とし、塩味(しおあじ)をつけて食(た)べる「芋洗(いもあら)い行動(こうどう)」を発明(はつめい)して仲間(なかま)や子供(こども)たちに広(ひろ)めたことで世界的(せかいてき)に有名(ゆうめい)になったよ。また、冬(ふゆ)になると雪(ゆき)を丸(まる)めて遊(あそ)ぶ雪玉作りを楽(たの)しむ姿(すがた)も観察(かんさつ)されていて、世代(せだい)を超(こ)えて学習(がくしゅう)や知恵(ちえ)が受(う)け継(つ)がれているんだね。

抱(だ)きしめて育(そだ)てる!お母(かあ)さんザルの深(ふか)い家族愛(かぞくあい)

お母(かあ)さんザルは、赤(あか)ん坊が生(う)まれるとお腹(なか)や胸(むね)にしっかりと抱(だ)きかかえて、片時(かたとき)も離(はな)さずに大切(たいせつ)に育(そだ)てるんだよ。赤(あか)ちゃんのころは顔(かお)の色(しょく)がほんのりピンク色(しょく)で、お母(かあ)さんのおっぱいを飲(の)みながらすくすくと育つんだ。少(すこ)し大(おお)きくなるとお母(かあ)さんの背中(せなか)に乗(の)ってお散歩(さんぽ)し、周(まわ)りの木(き)の実(じつ)の食(た)べ方(かた)や登(のぼ)り方(かた)を教(おそ)わっていくよ。お母(かあ)さんだけでなく、群(む)れのお姉(ねえ)さんやおばあちゃんたちも赤(あか)ちゃんを見守り、温(あたた)かい家族愛(かぞくあい)に包(つつ)まれて成長(せいちょう)していくんだね。

ニホンザルの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

顔(かお)とお尻(しり)の赤色(あかいろ)と温かみのある毛並(けな)みの色(しょく)選(えら)び

ニホンザルをリアルで生(い)き生(い)きと仕上(しあ)げるためには、顔(かお)の赤色(あかいろ)と毛並(けな)みの茶色(ちゃいろ)のバランスがとても大切(たいせつ)だよ。

  • 顔(かお)とお尻(しり)の色(しょく):鮮(あざ)やかな赤色(あかいろ)や朱色(しゅいろ)、コーラルピンクを使(つか)ってみよう。おとなのサルは濃(こ)い赤色(あかいろ)、赤(あか)ちゃんや子(こ)ザルはやさしい薄(うす)ピンク色(しょく)で塗(ぬ)ると、年齢(ねんれい)の違(ちが)いが表現(ひょうげん)できるよ。

  • 体全体(たいぜんたい)の毛並(けな)み:ベースには黄土色(おうどいろ)やベージュ、ライトブラウンを優(やさ)しく塗(ぬ)り、背中(せなか)や頭(あたま)のてっぺんには少(すこ)し濃(こ)い目(め)のこげ茶色(ちゃいろ)やグレーを重(かさ)ねてみよう。冬毛(ふゆけ)のもこもこした温かみが演出(えんしゅつ)できるよ。

  • 目(め)とお鼻(はな)のポイント:つぶらな瞳(ひとみ)は明(あか)るい茶色(ちゃいろ)や黄色(きいろ)で塗(ぬ)り、瞳(ひとみ)の真ん中(なか)の黒目(くろめ)をクッキリ描(えが)こう。鼻(はな)の穴(あな)のくぼみや口元(くちもと)のラインに薄(うす)いグレーや焦げ茶色(ちゃいろ)を入(い)れると、リアルな表情(ひょうじょう)になるよ。

毛並(けな)みの質感(しつかん)(テクスチャ)を1本(ぽん)ずつのタッチで描(か)くコツ

ニホンザル特有(とくゆう)のふわふわで少(すこ)し硬(かた)さのある毛並(けな)みを表現(ひょうげん)するために、色鉛筆(いろえんぴつ)の塗(ぬ)り方(かた)を工夫(くふう)してみよう。

  • 毛(け)の流(なが)れに沿(そ)って塗(ぬ)る:全体(ぜんたい)をべたっと塗(ぬ)りつぶすのではなく、頭(あたま)から首(くび)、背中(せなか)からお尻(しり)に向(む)かって、色鉛筆(いろえんぴつ)の先(さき)をピンと尖(とが)らせて短(みじか)くて細(こま)かい線(せん)をサッサッと重(かさ)ねて描(か)くのがコツだよ。

  • 手先(てさき)や足先(あしさき)のグラデーション:手先(てさき)や足先(あしさき)は毛(け)が少(すこ)し薄(うす)くなっていて、皮膚(ひふ)のグレーや茶色(ちゃいろ)が透(す)けていることが多(おお)いんだ。手足(てあし)の先端(せんたん)にうすいグレーや茶色(ちゃいろ)をふんわり乗せると、手足(てあし)の器用(きよう)さが際立(きわだ)つよ。

温泉(おんせん)の湯気(ゆげ)や冷(つめ)たい雪景色(ゆきげしき)をリアルに見せる表現方法(ひょうげんほうほう)

温泉(おんせん)に入(はい)るニホンザルの絵(え)を塗(ぬ)るときは、お湯(ゆ)や湯気(ゆげ)、周(まわ)りの風景(ふうけい)の対比(たいひ)を意識(いしき)してみよう。

  • ぽかぽか温泉(おんせん)とお水(みず):温泉(おんせん)の水面(すいめん)は、温かみを感(かん)じる淡(あわ)いエメラルドグリーンやスカイブルーで塗(ぬ)ってみよう。お湯(ゆ)につかっているサルの体(からだ)の境目(さかいめ)は、お水(みず)で濡(ぬ)れて毛(け)が暗(くら)くなっているから濃(こ)い茶色(ちゃいろ)や濡(ぬ)れた質感(しつかん)のグレーを入(い)れると本物(ほんもの)っぽくなるよ。

  • 立(た)ち上(のぼ)る湯気(ゆげ)と雪(ゆき):ゆらゆらと立(た)ち上(のぼ)る湯気(ゆげ)のラインや、周(まわ)りの岩場(いわば)に積(つ)もった雪(ゆき)は、あえて何(なん)も塗らずに白(しろ)い紙(かみ)の色(しょく)を残(のこ)しておく(ハイライト)のがプロのテクニック!雪(ゆき)の影(かげ)になる部分(ぶぶん)だけにごく薄(うす)い水色(みずいろ)や紫(むらさき)をそっと重(かさ)ねると、冷(つめ)たい雪(ゆき)と温(あたた)かい温泉(おんせん)の対比(たいひ)が大成功(だいせいこう)するよ。

抱(だ)き合(あ)う親子(おやこ)や仲間(なかま)たちの立体感(りったいかん)を出す「ひかり」と「かげ」

親子(おやこ)で抱(だ)き合っている絵(え)や、仲間(なかま)が集(あつ)まっている絵(え)では、手前(てまえ)と奥(おく)の立体感(りったいかん)を出(だ)してみよう。

  • ひかりが当(あ)たる場所(ばしょ):頭(あたま)の丸(まる)いラインや、抱(だ)きしめているお母(かあ)さんの背中(せなか)、お膝(ひざ)の盛(も)り上(あ)がっている部分(ぶぶん)には、明(あか)るい黄色(きいろ)やクリーム色(しょく)をふんわり乗せてお日様の光(ひかり)を表現(ひょうげん)しよう。

  • かげになる場所(ばしょ):お母(かあ)さんと子(こ)どもがぴったり密着(みっちゃく)しているお腹(なか)のすき間や、脇の下(した)、足(あし)の折(お)れ曲(ま)がっている影(かげ)には、少(すこ)し濃(こ)い目(め)の焦げ茶色(ちゃいろ)や黒色(くろいろ)を重(かさ)ねて陰影(いんえい)をつけよう。密着感(みっちゃくかん)と家族(かぞく)の温(ぬく)もりが絵(え)の中(なか)からあふれ出(だ)してくるよ。

画材(がざい)ごとのアドバイスと自由(じゆう)な発想(はっそう)で楽(たの)しむ仕上(しあ)げ

使(つか)う道具(どうぐ)の特徴(とくちょう)を活(い)かして、自分(じぶん)だけの特別(とくべつ)なニホンザル作品(さくひん)を完成(かんせい)させよう。

  • 色鉛筆(いろえんぴつ):力(ちから)を抜(ぬ)いて優(やさ)しく何度(なんど)も塗(ぬ)り重(かさ)ねることで、ニホンザルの繊細(せんさい)な毛並(けな)みや顔(かお)の肌(はだ)のグラデーションが綺麗(きれい)に作れるよ。

  • クレヨンやパステル:指(ゆび)の腹(はら)でトントンと優(やさ)しくこすってぼかすと、温泉(おんせん)の湯気(ゆげ)の柔(やわ)らかさや、サルのふわふわな冬毛(ふゆけ)の質感(しつかん)が簡単(たん)に作れるんだ。

  • 自由(じゆう)に表現(ひょうげん)しよう!:本物(ほんもの)の色(しょく)にこだわらなくて全然(ぜんぜん)OK!「虹色(にじいろ)の毛並(けな)みを持(も)ったスーパーサル」や「黄金色(こがねいろ)に輝(かがや)く温泉(おんせん)のサル」など、きみの自由(じゆう)な発想(はっそう)で楽(たの)しく塗(ぬ)ってみよう。背景(はいけい)に赤(あか)く熟(じゅく)した柿(かき)の実(じつ)や、もみじの赤(あか)い葉(は)っぱを描(か)き足(た)すと、秋(あき)や冬(ふゆ)の日本(にっぽん)の季節感(きせつかん)がさらにアップしてもっと絵(え)が生(い)き生(い)きするよ!

ニホンザルの豆知識(まめちしき)

表情(ひょうじょう)が18種類(しゅるい)!人(ひと)と似(に)た豊(ゆた)かな感情(かんじょう)

ニホンザルは、動物(どうぶつ)の中(なか)でも特(とく)に感情表現(かんじょうひょうげん)が豊(ゆた)かな生(い)き物(もの)だよ。うれしい時(とき)や怒(おこ)った時(とき)だけでなく、強(つよ)いサルに対(たい)して「敵意(てきい)はありません」と伝(つた)えるための「愛想(あいそ)笑(わら)い」のような表情(ひょうじょう)や、仲良(なかよ)く遊(あそ)ぶ時(とき)の楽(たの)しそうな顔(かお)など、なんと18種類(しゅるい)もの表情(ひょうじょう)を使(つか)い分(わ)けて仲間(なかま)とコミュニケーションを取るんだ。

顔(かお)とお尻(しり)が赤(あか)い理由(りゆう)と「しりだこ」

ニホンザルの顔(かお)やお尻(しり)が赤(あか)く見えるのは、皮膚(ひふ)のすぐ下(した)にたくさんの毛細血管(もうさいけっかん)が通(かよ)っているからだよ。お互(たが)いに感情(かんじょう)や健康状態(けんこうじょうたい)を伝え合(あ)う大切(たいせつ)なシグナルになっているんだ。また、お尻(しり)には「しりだこ」と呼(よ)ばれる固(かた)いクッションがあり、ゴツゴツした木(き)の枝(えだ)や岩(いわ)の上(うえ)でも痛(いた)がらずに座(すわ)ることができるんだ。

食(た)べたものを一時保存(いちじほぞん)する「ほお袋(ふくろ)」

ニホンザルの口(くち)の中(なか)には、食(た)べたものを一時的(いちじてき)に溜(た)めておける「ほお袋(ふくろ)」という便利(べんり)な袋(ふくろ)があるんだ。見つけた食(た)べ物(もの)を素早(すばや)くほお袋(ふくろ)に詰(つ)め込(こ)んで安全(あんぜん)な場所(ばしょ)まで運(はこ)び、後(あと)から手(て)で押(お)し出(だ)しながらゆっくり味(あじ)わって食(た)べることができるんだ。

人間(にんげん)の真似(まね)もできる高(たか)い知能(ちのう)

サルはとても頭(あたま)が良く、人間(にんげん)の行動(こうどう)を見て学習(がくしゅう)する能力(のうりょく)を持(も)っているんだ。食(た)べものを水(みず)で洗(あら)ってから食(た)べたり、数(すう)がどちらが多(おお)いかを理解(りかい)したりと、自分(じぶん)で考(かんが)えて応用(おうよう)する賢さを持(も)っているんだ。

世界(せかい)でいちばん北(きた)に住(す)む「スノーモンキー」

ニホンザルは、人以外(ひといがい)のサル(霊長類(れいちょうるい))の中(なか)で世界(せかい)で最(もっと)も北(きた)の寒(さむ)い地域(ちいき)に住(す)む種類(しゅるい)だよ。雪(ゆき)が積もる厳(きび)しい冬(ふゆ)を乗り越(こ)えるため、長(なが)い冬毛(ふゆけ)を生やしたり、長野県(ながのけん)などの温泉(おんせん)に入って体(からだ)を温めたりする姿(すがた)が世界中(せかいじゅう)で「スノーモンキー」として知(し)られているんだ。