サンマ(秋刀魚)の塗り絵
サンマ(秋刀魚)の特徴
秋を代表する魚
サンマは、秋になると日本の近くの海にやってくる、細長い銀色の魚だよ。
漢字では「秋刀魚」と書くんだ。秋にとれて、刀のように細長く光る魚、という意味がこめられているよ。
大きさは、大人の手のひらを2つならべたくらいの30センチほど。
体の高さは長さの10分の1くらいしかなくて、ほかの魚とくらべても、とてもすらりとした形をしているね。
体のひみつをさがそう
サンマの口先はとがっていて、下あごのほうが上あごより少し前に出ているよ。
背びれとしりびれは小さくて、体のうしろのほうに、上下ならんでついているんだ。
そのうしろには、小離鰭という小さなひれが、ぎざぎざと5〜7こならんでいるよ。
これは、サバやカツオ、マグロのなかまにも見られる、速く泳ぐ魚に多い形なんだ。
1枚目の塗り絵で、小さなひれを数えてみてね。
北の海から、南へ旅をする
サンマは、広い太平洋を大きく旅する魚だよ。
夏のあいだは、北の冷たい海で、オキアミなどの小さな生き物をたくさん食べて、ぐんぐん太るんだ。
秋になると、群れになって南へ下ってきて、北海道や東北の沖にやってくるよ。
だから、日本では秋がサンマの旬で、脂がたっぷりのっておいしくなるんだ。
2枚の塗り絵
1枚目は、写真をもとに、サンマ1ぴきを真横から描いた絵だよ。口の形やひれの位置が、本物のとおりに描いてあるんだ。
2枚目は、秋の海の水面近くを、サンマの大きな群れがななめに泳いでいく場面。手前の大きなサンマから、遠くの小さなサンマまで、何十ぴきもが重なり合って泳いでいるよ。
焼いたサンマの塗り絵は、秋刀魚の塩焼きの記事にあるので、くらべてみてね。
秋の食卓とサンマ
サンマは、むかしから日本の秋の食卓でおなじみの魚だよ。
塩をふって焼いた塩焼きに、大根おろしとすだちをそえて食べるのが、いちばん人気の食べ方なんだ。
東京の目黒では、秋になるとサンマを焼いてふるまう「さんま祭り」が開かれるよ。
これは、とのさまがはじめてサンマを食べて、そのおいしさにおどろく「目黒のさんま」という落語にちなんだお祭りなんだ。
同じように秋においしくなる魚には、鮭やサバもあるよ。
サンマ(秋刀魚)の色を塗るコツ
背中は青、おなかは銀色
サンマの背中は、こい青や青むらさきでぬろう。
体の横の線から下のおなかは、うすい灰色や銀色にすると、本物のサンマらしくなるよ。
銀色の色えんぴつがなければ、灰色をうすくぬって、ところどころ白く残すと、きらきら光って見えるんだ。
さかい目は、ぼかすときれい
背中の青とおなかの銀色のさかい目は、青を少しずつうすくしながら、おなかのほうへぼかしてぬってみよう。
さかい目をくっきり分けるより、本物の魚のような、つやのある体になるよ。
口先と目にも色を
口先は、黄色やオレンジを少しだけのせてみよう。
目は、黒目のまわりをこい灰色にすると、生き生きとしたサンマになるよ。
ひれは、うすい灰色やうすい黄色でぬってね。
2枚目の海は、水色のグラデーションで
2枚目の海は、水面に近い上のほうを明るい水色、下のほうを青にすると、海の深さが出るよ。
光の筋は、白いまま残すか、うすい黄色をのせよう。
泡は白いまま残すと、水の中らしくなるよ。
群れは、少しずつ色をかえて
2枚目の遠くのサンマは、手前のサンマよりうすい青でぬると、ずっと遠くを泳いでいるように見えるよ。
手前の大きなサンマは、背中の青をいちばんこくして、主役にしよう。
サンマ(秋刀魚)の豆知識
サンマは光に集まる
サンマには、夜、光に集まる性質があるよ。
そこで漁師さんは、夜の海で船からたくさんの明かりをてらし、集まってきたサンマを網ですくいとるんだ。
この漁のやり方を棒受け網漁というよ。
口先が黄色いのは
お店で売られているサンマの口先が黄色いのは、脂がのった新しいサンマのしるしと言われているよ。
目がすんでいて、背中の青がこいものも、おいしいサンマを選ぶときの目安なんだ。
名前のはじまり
「サンマ」という名前は、細長い魚という意味の「さまな」という言葉が、変わってできたという説があるよ。
ほかにも、たくさんの群れでとれることから「大きな群れの魚」という意味だという説もあって、本当のところはわかっていないんだ。
とれる量がへっている
むかしは、秋になるとサンマがたくさんとれて、安くて身近な魚だったよ。
でも近年は、海の水温の変化などで、日本の近くにやってくるサンマがへり、とれる量が少なくなっているんだ。
これからもサンマを食べつづけられるように、太平洋でサンマをとる国どうしで、とる量の決まりを作っているよ。
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サンマ(横から)
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サンマの群れ
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