節分の鬼のお面を塗り絵で手作りする方法

節分の鬼のお面を塗り絵で手作りする方法

節分の日、豆はまいたけれど鬼役がいない。あるいは、鬼のお面が保育園でもらったものしかない——。そんなときは、塗り絵でお面を作ってみてください。

自分で塗った鬼は、まかれる側になっても愛着がわきます。「こわい鬼」ではなく「自分がつくった鬼」になるので、鬼が苦手な小さい子でも参加しやすくなります。

この記事では、ぬりえを使った鬼のお面の作り方と、節分をもっと楽しむアイデアを紹介します。

用意するもの

  • 印刷した鬼のぬりえ(厚口の用紙だと丈夫)
  • 色鉛筆かクレヨン
  • はさみ、のり
  • ゴムひも(帽子用の平ゴムが使いやすい)
  • 穴あけパンチ

お面は顔に当てるので、厚めの紙にすると持ちがよくなります。薄い紙だと、ゴムを通した穴からすぐ裂けてしまいます。

お面の作り方

  1. 鬼のぬりえを、顔の大きさに合わせて印刷する(A4いっぱいで子どもの顔をだいたい覆えます)
  2. 塗る
  3. 輪郭を切り抜く
  4. 目の位置に穴を開ける(実際に顔に当てて位置を確認してから)
  5. 両端に穴あけパンチで穴を開け、ゴムひもを通して結ぶ

目の穴は、実際に当てて印をつけてから開けてください。見た目で決めると、たいてい位置がずれます。小さい子は目の穴を大きめにしたほうが安全です。

ゴムをつけずに、割り箸を裏に貼って持ち手つきのお面にする方法もあります。かぶるのを嫌がる子には、こちらのほうが受け入れられます。

鬼の色は「赤」だけじゃない

鬼といえば赤鬼と青鬼が知られていますが、実は5色の鬼が伝えられています。赤・青・黄・緑・黒。それぞれに意味があるとされ、色ごとに追い払う対象が違うという話もあります。

子どもに5色ぜんぶ塗ってもらって、5体並べるのも楽しい遊び方です。「どの鬼がいちばんこわい?」という会話が生まれます。

  • 赤鬼|赤を2〜3回重ねて深い赤に。1回で濃く塗らない
  • 青鬼|青に少し紫を重ねると不気味さが出る
  • 角と牙|黄土色で塗り、片側に茶色を重ねると硬く見える
  • 髪|黒一色にせず、こげ茶を下地にすると毛の感じが出る

色を重ねて深みを出す考え方はグラデーションの基本テクニックにまとめています。

お面のほかの楽しみ方

的あてゲームにする

塗った鬼を壁に貼って、豆をぶつける的にします。豆を人に投げなくて済むので、下の子がいる家庭でも安全です。何点、と点数をつけると盛り上がります。

恵方巻きの飾りにする

小さく塗った鬼を切り抜いて、つまようじに貼れば旗になります。フードピックとして恵方巻きに刺すと、食卓が節分らしくなります。

豆入れをつくる

塗った絵を紙コップに巻いて貼れば、豆を入れる升の代わりになります。市販の升より軽く、小さい子でも持ちやすいです。

節分に使えるぬりえ

目の穴で失敗しないために

お面作りでいちばん失敗しやすいのが、目の穴の位置です。見た目で決めると、まず合いません。

絵の中の目の位置と、実際にかぶったときの目の位置は違います。顔に当てて、外から鉛筆で印をつけてもらうのが確実です。ひとりでは難しいので、2人でやってください。

穴は大きめに開けるのが安全です。小さいと視界が狭くなり、動き回ったときに危ない。左右をつなげて横長の穴にしてしまう方法もあります。見た目より安全を優先してください。

そもそも、かぶるのを嫌がる子は少なくありません。顔が覆われるのが怖い、ゴムがきつい、といった理由です。その場合は割り箸を裏に貼って持ち手つきのお面にしてください。手で持って顔の前にかざす形なら、たいてい受け入れられます。

鬼が怖い子への配慮

節分は、本気で怖がる子がいる行事です。泣かせてまでやる必要はありません。

塗り絵から入るのは、この点でも理にかなっています。自分で塗った鬼は、こわいものではなく「自分が作ったもの」になります。色を自分で決めた鬼を、こわがる子は多くありません。

それでも不安なら、やさしい顔に塗り替えてしまう手もあります。ピンクや水色の鬼、笑っている鬼。「鬼は必ず赤い」という決まりはありません。

豆をぶつける相手も、人ではなく壁に貼った鬼の絵にすれば安全です。下の子がいる家庭では、こちらのほうが現実的でもあります。

「鬼は外」の意味を話す

塗りながら話す材料として、節分の由来も用意しておくと会話が続きます。

節分とはもともと「季節を分ける日」のことで、立春の前日にあたります。旧暦では春が1年の始まりだったので、節分は大晦日のような位置づけでした。1年の区切りに、悪いものを追い出すという考え方です。

鬼は、病気や災いといった目に見えない悪いものを形にしたものだとされます。姿が決まっていないぶん、どんな色に塗ってもよい理由がここにあります。

「じゃあ鬼って本当はいないの?」と聞かれたら、それも会話のたねです。答えを決めずに一緒に考えるほうが、この題材には合っています。