トカゲ・ヤモリ・カナヘビの見分け方|塗り分けのコツつき

トカゲ・ヤモリ・カナヘビの見分け方|塗り分けのコツつき

庭先で見かける細長い生きもの。トカゲなのか、ヤモリなのか、カナヘビなのか。名前は聞いたことがあっても、見分けられる人は多くありません。

実はこの3つ、見分けるポイントがはっきりしています。しかも、そのポイントはそのまま塗り絵で塗り分ける場所になります。

この記事では、身近な爬虫類の見分け方と、塗るときのコツをまとめます。

まず「どこで会うか」が違う

いちばん簡単な見分け方は、出会った場所です。

いる場所活動する時間
ニホントカゲ日当たりのよい地面、石の上
カナヘビ草むら、低い植え込み
ヤモリ家の壁、窓ガラス、外灯のそば

夜、家の窓に張りついていたらヤモリです。「家を守る」と書いてヤモリ。名前のとおり、人の家のまわりで暮らします。

昼間に地面をすばやく走っていくのは、トカゲかカナヘビです。

見た目の違いは「つや」と「しっぽ」

ニホントカゲ|つやつやしている

体の表面がなめらかで光沢があるのが最大の特徴です。うろこが細かく、金属のように光ります。

子どものときはしっぽが青く、体に縦じまが入ります。大人になると青は消えて、全体が茶色っぽくなります。同じ種類なのに見た目が変わるので、塗り絵でも2通り楽しめます。

塗るときは、光沢を出すために背中の中央を細く塗り残すのが効きます。考え方は光沢の塗り方と同じです。

カナヘビ|ざらざらで、しっぽが長い

トカゲと違ってつやがなく、かさかさした質感です。うろこが粗く、光りません。

そしてしっぽが体の3分の2ほどを占めるほど長い。全長のうち、しっぽが極端に長ければカナヘビです。

塗るときは、光沢を出さないのがコツ。塗り残しをつくらず、全体を均一に塗ると、それらしい質感になります。

ヤモリ|指先が広がっている

決め手はです。ヤモリの指先は平たく広がっていて、壁やガラスに張りつけるようになっています。トカゲやカナヘビの指は細く尖っています。

まぶたがなく、目が常に開いているのも特徴です。舌で目をなめて掃除します。

塗り絵では、指先だけ丁寧に塗ってください。ここがこの生き物らしさの中心です。

イモリは仲間ではありません

名前が似ているので混同されますが、ヤモリとイモリはまったく別の生き物です。

  • ヤモリ|爬虫類。かさかさした皮膚。陸で暮らす
  • イモリ|両生類。しっとりした皮膚。水辺で暮らす。お腹が赤い

覚え方があります。「家(や)を守るヤモリ、井戸(い)を守るイモリ」。ヤモリは家の壁、イモリは水のあるところ。

ぬりえ図鑑にあるニホンアマガエルクランウェルツノガエルも両生類です。カエルの仲間は皮膚がしっとりしているので、塗るときも光沢を控えめにすると質感が出ます。

塗り分けの早見表

ぬりえ塗り方のポイント
ニホントカゲ光沢あり。背中の中央を細く塗り残す。子どもは青いしっぽ
カナヘビ光沢なし。均一に塗る。しっぽを長く見せる
ヒョウモントカゲモドキヤモリの仲間。指先と斑点を丁寧に
カメレオン体色を変える。好きな色で塗ってよい
キングコブラ爬虫類で最も人気。うろこの列を意識して

カメレオンは特別です。まわりに合わせて体の色を変えるので、緑でも茶色でも黄色でも正解になります。「何色にしたい?」から始められる、めずらしい題材です。

塗ってみる

ニホントカゲの子どもは、青い

塗るときにいちばん驚かれるのがこれです。ニホントカゲの幼体は、しっぽが鮮やかな青をしています。金属光沢のある青で、大人になると消えます。

なぜ青いのか。敵の攻撃をしっぽに集めるためだと考えられています。トカゲはしっぽを切り離して逃げられるので、目立つ場所を体の端に作っておくほうが生き延びやすい。

塗るときは、しっぽの青を最後に、いちばん鮮やかに入れてください。体は茶色に金色の縦線。この対比が幼体らしさです。

大人になると全体が茶色っぽくなり、オスは繁殖期にのどが赤みを帯びます。同じ絵柄を「子ども」と「大人」で塗り分けると、成長で色が変わることが実感できます。

つやを塗り分ける

3種の見分けで「つや」を挙げましたが、塗り絵で、つやの有無をどう表すかは説明が要ります。

表面塗り方
ニホントカゲつやつや背中に細長い白い帯を1本残す。境目は切る
カナヘビざらざら白を残さない。うろこの線を1枚ずつ軽く濃く
ヤモリしっとり広く弱いハイライト。ぼかして入れる

要点は白を残す量と、その境目です。つやつやしたものは、狭い範囲を強く白く残し、境目をはっきり切る。ざらざらしたものは、白を残さない。

これは3種の塗り分けだけの話ではありません。カブトムシ、魚、金属、どれも同じ考え方で塗れます。3枚並べて塗ると、その原則が体で分かります。