電車のぬりえは、ぬりえ図鑑でいちばん人気のジャンルです。34種類あるぬりえが、これまでに合わせて16,000回以上ダウンロードされています。
とはいえ、34種類のなかからどれを選べばいいのか。この記事では、実際のダウンロード数にもとづく人気ランキングを紹介します。塗るときのポイントもあわせてまとめました。
1位|山手線
電車ぬりえだけでなく、ぬりえ図鑑の全600種以上のなかで最も選ばれている1枚です。
塗るときの主役は、あの黄緑色(うぐいす色)の帯。みどりに少しだけ黄色を重ねると近づきます。緑1本だと濃すぎ、黄緑1本だと明るすぎる。混ぜて作る練習として最適です。
車体はステンレスの銀色。塗らずに残して、影の部分にだけ薄いグレーを置くと、金属らしく見えます。
2位|小田急ロマンスカー
展望席のある特急電車。前面のガラスが大きく、塗り分ける面が多いのが特徴です。
先頭部分の丸みを出すには、下側を濃く、上側を薄く。ガラスは黒ではなく濃い青で塗り、上端を白く残すと反射に見えます。
3位|東海道本線
オレンジと緑の帯が目印の車両。2色の帯をきれいに塗り分けるのが見せ場です。
細い帯は、芯を尖らせて強めの筆圧で。広い面より帯のほうが目立つので、ここだけは丁寧にいきましょう。
4位|ドクターイエロー
「見ると幸せになる」と言われる黄色い新幹線。人気があるのも納得です。
塗るのが難しいのは、黄色は濃淡がつきにくいこと。影を黒で入れると汚れて見えます。薄いオレンジや黄土色を影に使うと、黄色を濁らせずに立体感が出せます。
5位|京浜急行電鉄(京急線)
赤い車体に白い帯。色数が少ないぶん、塗りの丁寧さがそのまま出ます。
赤は1回で濃く塗らず、2〜3回重ねてください。深い赤になります。白い帯は塗らずに残すのがコツです。
6位〜10位
6位|特急あずさ
新宿から松本へ向かう特急。帯の紫は、そのままの色の鉛筆ではまず出ません。青を薄く敷いてから、赤を軽く重ねてください。赤を先に塗ると濁ります。
車体は白。塗らずに残し、屋根の下と車体の下端にだけ薄いグレーを入れると、白いまま立体に見えます。特急あずさのぬりえを見る
7位|新幹線 E5系 / H5系
はやぶさの深い緑は、緑1本では明るすぎます。みどりを敷いてから、あおを軽く重ねる。上面ほど明るく、側面の下に行くほど濃くします。
ピンクの帯は細いので、ここだけ芯を削り直してから塗ってください。細い帯は、太い面より先に塗るのが失敗しないコツです。E5系のぬりえを見る
8位|京浜東北線
水色の帯が目印。薄く1回で止めるのがこの車両のポイントです。濃くすると別の路線に見えます。
山手線と車体はほぼ同じ形なので、2枚並べて帯の色だけ変えて塗ると、路線の見分け方がそのまま身につきます。京浜東北線のぬりえを見る
9位|江ノ電
緑とクリーム色のレトロな配色。クリーム色は、黄色を紙が白く見える程度まで薄く塗ると近づきます。肌色を使うと赤みが出すぎます。
海沿いを走る車両なので、背景を描き足すと雰囲気が出ます。青は塗らず、水平線を1本引くだけでも海に見えます。江ノ電のぬりえを見る
10位|横須賀線
青とクリーム色の組み合わせは「スカ色」と呼ばれ、60年以上使われてきた配色です。青は濃紺に近く、2〜3回重ねてしっかり出してください。
江ノ電と塗り分ける色が似ているので、この2枚は続けて塗ると違いがよく分かります。横須賀線のぬりえを見る
7位のE5系については、緑の作り方を新幹線の塗り方で詳しく解説しています。
ランキングから見えること
上位を見ると、通勤電車と特急がバランスよく入っています。新幹線だけが人気なわけではありません。
理由はおそらく「自分が乗ったことのある電車」だからです。山手線、京浜東北線、横須賀線。日常で見ている車両を塗りたい、という気持ちが数字に出ています。
だとすれば、選ぶときの基準はシンプルです。その子が実際に乗る路線から始めてください。塗り終えたあと、本物を見に行けるとなお良いです。
路線の色を覚える遊び
日本の鉄道は、帯1本の色で路線が分かるようにできています。これは塗り絵と相性のいい特徴です。
- 山手線|うぐいす色(黄緑)
- 京浜東北線|水色
- 中央線|オレンジ
- 京急線|赤
何枚か塗って並べると、色だけで路線を当てるクイズができます。駅で本物を見たときに「あ、これ塗った色だ」となれば大成功です。
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ランキングに入っていない路線を塗るなら
上位10種は全国的に知られた車両ですが、その子が毎日見ている電車が入っていないことのほうが多いはずです。
そういうときは、車体の形が近い絵柄を選んで、帯の色だけ変えて塗るという方法があります。日本の通勤電車は形が似ているので、これでかなりの路線が作れます。
- ステンレス車体+帯1本|山手線の絵柄が使えます
- 全面塗装+白い帯|京急線の絵柄が使えます
- 2色の帯|東海道本線の絵柄が使えます
帯の色は、駅の路線図を見れば分かります。路線図の色と車両の帯の色は、たいてい同じにしてあるからです。これを子どもが自分で見つけると、けっこう喜びます。